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貝沼委員 ですから、甘いというのです、それは。甘いのです。罰則がなければだめです、これは。ですから、廃棄物処理法の中にこういう感染性廃棄物の問題をきちっと入れないとこれはくくれないのですよ。私はその点をさっきから言っているのですが、罰則があると言うから本当にあるのかと思ったら、そうじゃないのですよ。滅菌したのを持っていってどこかへ捨てたら、それはありますよ。それはよくわかっているのです。だけれ
ども、滅菌しないものはないから、それじゃ感染性廃棄物を扱う業者についてわざわざクレームをつけている
意味が、それに違反してもただ
指導されるだけであれば余り効力がないのじゃありませんか、これはきちっと罰則を入れた法的
措置が必要じゃありませんかということを申し上げておるわけでございます。
この業者の募集によって随分申し込みが多いということでございますけれ
ども、それは多いと思いますね、そういう甘いのであれば。難しいのはなかなか寄ってきませんけれ
ども、恐らく規制が甘いのであると思います。ということは、そこにまた問題が起こり得るわけでありますから、もっと厳重にやっていただきたい。特に今、エイズの問題とかB型肝炎とかいろいろな問題で、血液の場合は難しい問題がたくさんありますから、もう少し強力に、ひとつお願いしたいと思います。
それから、時間がもうあと五分しかありませんので、はしょって申し上げます。
歯の方ですね、歯医者さん。歯医者さんのことで問題になっておりますのは、総義歯の不採算の問題、つまり
高齢化社会を迎え、
現行の保険点数では、歯科医師がみずからの技術を生かし最良の総義歯をつくることは不可能である。しかし、時代は着実に
高齢化社会に向かっている。したがって、この点数をもっと上げて実際の仕事と合うようなものにしていただきたい。例えば総義歯をやる場合に、今自費でやりますと五十万とか百万とかかかるわけですが、これが点数でいきますと四万円ぐらいになるそうでございます。この点、
改正する気はないか。
それからもう一つは、歯科医師の経営実態が大変悪くなってきております。こういう状況では恐らく立派な仕事ができないという不安が出てまいります。こういう点についての
改善、そのための歯科診療報酬の適正化、こういうことをひとつ御検討していただきたいと思いますが、この点について御見解を承りたいと思います。時間がありませんので、まとめて申し上げます。
それからもう一つは、
脊髄空洞症、これを難病に指定していただきたいということを私
ども陳情いたしました。それについて
厚生省は、今すぐの難病指定は困難であるが、原因究明、治療法
確立など研究体制の一層の拡充が図られるよう何らかの方法を検討したい、こういう答弁をいただいておるわけでありますが、この作業が、いよいよ来年ぐらいに特定疾患対策懇談会に難病に指定するかしないかというような話としてこれをのせるという情報を得ておるわけでありますけれ
ども、この点についてお答えをいただきたいと思います。
それからもう一点、これは同じく全国脊髄損傷
者連合会から陳情が出ておると思いますが、無
年金者の救済について陳情が出ておると思いますので、この点についての御見解を承りたいと思います。
それからもう一点は、ハンセン病療養費関係の要望が来ておると思いますが、これもいろいろ御
意見もあると思いますけれ
ども、御見解を承ればと思っております。
以上、お願いいたします。