運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
1989-03-07 第114回国会 参議院 本会議 第6号
公式Web版
会議録情報
0
平成元年
三月七日(火曜日) 午後四時一分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第六号
平成元年
三月七日 午後三時
開議
第一
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
請暇
の件 一、元
議員大谷藤之助
君逝去につき
哀悼
の件 一、
裁判官訴追委員辞任
の件 一、
裁判官訴追委員等各種委員
の
選挙
一、
中央選挙管理会委員
及び同
予備委員
の
指名
一、
昭和
六十三
年度
一般会計補正予算
(第1号 ) 一、
昭和
六十三
年度
特別会計補正予算
(特第1 号) 一、
昭和
六十三
年度
政府関係機関補正予算
(機 第1号) 一、
日程
第一 一、
農業共済
再
保険特別会計
における
農作物共
済に係る再
保険金
の
支払財源
の
不足
に充てる ための
一般会計
からする
繰入金
に関する
法律
案(
内閣提出
、
衆議院送付
) ─────・─────
土屋義彦
1
○
議長
(
土屋義彦
君) これより
会議
を開きます。 この際、お諮りいたします。
秋山肇
君から
海外旅行
のため来る九日から十日間の
請暇
の
申し出
がございました。 これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土屋義彦
2
○
議長
(
土屋義彦
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、許可することに決しました。 ─────・─────
土屋義彦
3
○
議長
(
土屋義彦
君)
さき
に
院議
をもって永年
在職議員
として表彰されました元
議員大谷藤之助
君は、去る二月八日逝去されました。まことに
痛惜哀悼
の至りにたえません。 同君に対しましては、
議長
は、既に
弔詞
をささげました。 ここにその
弔詞
を朗読いたします。 〔
総員起立
〕
参議院
は
わが国民主政治発展
のため力を尽くされ特に
院議
をもって永年の功労を表彰せられ
さき
に
内閣委員長文教委員長等
の重任にあたられました元
議員従三位勲一等大谷藤之助
君の長逝に対しつつしんで
哀悼
の意を表しうやうやしく
弔詞
をささげます ─────・─────
土屋義彦
4
○
議長
(
土屋義彦
君) この際、お諮りいたします。
中西一郎
君から
裁判官訴追委員
を辞任いたしたいとの
申し出
がございました。 これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土屋義彦
5
○
議長
(
土屋義彦
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、許可することに決しました。 ─────・─────
土屋義彦
6
○
議長
(
土屋義彦
君) つきましては、この際、
裁判官訴追委員
一名及び
北海道開発審議会委員
二名の
選挙
を行います。
柳川覺治
7
○
柳川覺治
君
各種委員
の
選挙
は、いずれもその手続を省略し、
議長
において
指名
することの
動議
を提出いたします。
鈴木和美
8
○
鈴木和美
君 私は、ただいまの
柳川
君の
動議
に
賛成
いたします。
土屋義彦
9
○
議長
(
土屋義彦
君)
柳川
君の
動議
に御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土屋義彦
10
○
議長
(
土屋義彦
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
議長
は、
裁判官訴追委員
に
堀内俊夫
君を、 また、
北海道開発審議会委員
に
河本嘉久蔵
君及び
北修二
君を、それぞれ
指名
いたします。 ─────・─────
土屋義彦
11
○
議長
(
土屋義彦
君) この際、
中央選挙管理会委員
及び同
予備委員
各五名の
指名
を行いたいと存じます。
柳川覺治
12
○
柳川覺治
君
中央選挙管理会委員
及び同
予備委員
の
指名
につきましては、いずれも
議長
に一任することの
動議
を提出いたします。
鈴木和美
13
○
鈴木和美
君 私は、ただいまの
柳川
君の
動議
に
賛成
いたします。
土屋義彦
14
○
議長
(
土屋義彦
君)
柳川
君の
動議
に御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土屋義彦
15
○
議長
(
土屋義彦
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
議長
は、
中央選挙管理会委員
に
吉岡恵一
君、
堀家嘉郎
君、
上坂明
君、
鈴木一弘
君及び
駿河哲男
君を、 また、同
予備委員
に
佐久間彊
君、
大谷操
君、
瀬尾忠博
君、
岡本富夫
君及び
向武男
君を、それぞれ
指名
いたします。 ─────・─────
土屋義彦
16
○
議長
(
土屋義彦
君) この際、
日程
に追加して、
昭和
六十三
年度
一般会計補正予算
(第1号)
昭和
六十三
年度
特別会計補正予算
(特第1号)
昭和
六十三
年度
政府関係機関補正予算
(機第1号) 以上三案を一括して
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土屋義彦
17
○
議長
(
土屋義彦
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長
初
村滝一郎
君。
—————————————
〔初
村滝一郎
君
登壇
、
拍手
〕
初村滝一郎
18
○初
村滝一郎
君 ただいま
議題
となりました
昭和
六十三
年度
補正予算
三案の
委員会
における
審査
の
経過
並びに結果を御
報告
申し上げます。 今回の
一般会計予算
の
補正
は、
歳出
において、
災害復旧等事業費
、
給与改善費
、
消費税創設等税制改革関連経費
、
農産物輸入自由化等関連対策費
及び
貿易保険特別会計
への
繰り入れ等
特に緊要となった事項について
措置
を講ずることとしており、
歳出
の
追加総額
は五兆九千二十億円となっております。
他方
、
既定経費
の節減、
予備費
の減額により七千四百九十九億円の
修正減少
を行っております。
歳入
につきましては、最近までの
収入実績
にかんがみ、租税及び
印紙収入
三兆百六十億円の
増収
を見込むとともに、前
年度
剰余金
の
受け入れ等
を計上し、
他方
、
公債金
について、
建設公債
五千六十億円を追加発行する一方、
特例公債
を一兆三千八百億円減額しております。 本
補正
の結果、
昭和
六十三
年度
補正
後
予算
の
総額
は、
歳入歳出
とも当初
予算
に対して五兆一千五百二十億円
増加
し、六十一兆八千五百十七億円となります。 また、
一般会計予算
の
補正等
に関連して、
交付税
及び
譲与税配付金特別会計
など二十六
特別会計予算
と
国民金融公庫等
四
政府関係機関予算
について所要の
補正
が行われております。
補正予算
三案は、二月八日国会に提出され、十五日
村山大蔵大臣
より
趣旨説明
を聴取し、
衆議院
からの
送付
を待って、三月六日、七日の両日、
竹下内閣総理大臣
並びに
関係
各
大臣
に対し
国政全般
にわたり熱心な
質疑
が行われました。
補正予算
に直接関連する
質疑
として、「最近数年間、
政府
は当初
予算
の
税収
を過小に
見積もり
、意図的に多額の
年度内自然増収
を生み出し
補正財源づくり
をしているが、これは
財政運営
をゆがめるものではないか。今まで
返済
を拒んできた
厚生保険特別会計等
への繰り戻し一兆五千億円や赤字補てんのための
貿易保険特別会計
への
繰り入れ
九百億円等を計上した
理由
は何か。これらは本来当初
予算
に計上すべきものであり、
補正予算
に盛り込むには
緊要性
に欠けているばかりか、
予算執行
が実質十五カ月
予算
となり、
財政法違反
ではないか」との
質疑
がありました。 これに対し、
竹下内閣総理大臣
、
村山大蔵大臣
及び
関係政府委員
から、「
年度内自然増収
が生じたのは、
経済成長率
が当初
見通し
を上回り、かつ土地、株の
上昇等
一時的要因によるものであり、今後は聞き取り調査や
税収
の積み上げなどを工夫し、可能な限り精緻な
税収予測
をしていきたい。なお、
財政運営
に関し、政策的に
緊要性
の高いも のについては
補正予算
で
措置
しているが、当初
予算
同様厳しい削減を行っており、
財政
をゆがめる
膨張型予算
は編成していない。
厚生保険特別会計
への繰り戻しは、
隠れ赤字公債
と厳しく指摘されていたもので、
財政
に一時的余裕が生じたこの機会に、
財政体質
の
改善
にあわせて
年金制度
の
改革
が取り上げられている時期でもあり、
制度自体
への
国民
の信頼を高める等の点を考慮し、一部
返済
を行うこととした。また、
貿易保険特別会計
への
繰り入れ
ば、
石油価格
の低迷、世界的な金利の高騰から
発展途上国
の
債務繰り延べ
が
増加
し、
保険金
の
支出
が急増したため、
回収見込み
の立たないものを
一般会計
から補てんするものである。したがって、これらの
経費
は当初
予算作成
後、特に緊要となり、その
支出
を
年度内
に行うことが必要なもので、決して十五カ月
予算
ではないし、
財政法
に違反するものでもない」との答弁がありました。
質疑
はこのほか、リクルート問題、
消費税
、
政治改革
、
政治家
の
資産公開等広範多岐
にわたって行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願いたいと存じます。 本日をもって
質疑
を終局し、
討論
に入りましたところ、
日本社会党
・
護憲共同
を代表して
本岡委員
が
反対
、自由民主党を代表して
野沢委員
が
賛成
、公明党・
国民会議
を代表して
及川委員
が
反対
、
日本共産党
を代表して
近藤委員
が
反対
、民社党・
国民連合
を代表して
勝木委員
が
反対
の旨それぞれ意見を述べられました。
討論
を終局し、
採決
の結果、
昭和
六十三
年度
補正予算
三案は
賛成
多数で可決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
—————————————
土屋義彦
19
○
議長
(
土屋義彦
君) 三案に対し、
討論
の通告がございます。発言を許します。
山本正和
君。 〔
山本正和
君
登壇
、
拍手
〕
山本正和
20
○
山本正和
君 私は、
日本社会党
・
護憲共同
を代表いたしまして、ただいま
議題
となりました
補正予算
三案に対する
反対
の
討論
を行います。
反対
の第一の
理由
は、本
補正予算
が
財政法
第二十九条の精神に違反し、本来当初
予算
に計上すべき
政策的経費
を二兆円近くも便宜的に盛り込んでいることであります。 特に、
厚生保険特別会計
への一兆五千七十八億円の
繰り入れ
ば、我が党がその
全額返済
を強く求めてきたにもかかわらず従来
財政
難を
理由
に拒否し続けてきた
政府
の
負担
を、一時的、便宜的に
返済
するものであります。
平成
元
年度予算
では、
厚生保険特別会計
からの借り入れを続けるという、全く
制度
を無視したその場限りの
措置
を行っているのであります。このような違法的な
予算計上
は、
平成
元
年度予算
を
マイナスシーリング方式
により形式的に抑え込もうとする
糊塗策
であり、
予算
の単
年度主義
をも無視したずさんな
予算編成方針
の結果であります。五兆一千五百二十億円に達する過去
最大
の
補正予算
は、その使い道が不適正であるばかりか、元
年度予算
と一体的に
支出
されることで
野方図
で水膨れ
予算
となる点を強く指摘するものであります。
反対
の第二の
理由
は、
歳入見積もり
が余りにもいいかげんであり、
政府
の
税収見通し
が故意にゆがめられていることであります。当初
見積もり
と実際の
税収
の乖離は、
減税分
も含めると五兆円を上回る規模となり、実に当初
予算見積もり
の一一%にも達しているのであります。
税収
を過小に
見積もり
、
所得税
、
法人税
の
減税
を小幅に抑え、一方で
財源隠し
を行いつつ
消費税導入
を断行し、真の
財政
の姿を
国民
の前に覆い隠すこそくな
やり方
であり、
失政そのもの
であります。税の
増収分
は、本来
減税
をさらに
実施
し、
納税者
である
国民
に速やかに返すことが当然なのであります。
反対
の第三の
理由
は、
地方自治体
への一律一億円分配という
ふるさと創生
なる
事業
が余りにもまやかしなものとなっている点であります。 確固たるビジョンもなく
ふるさと創生
を宣伝することは、将来の
財政
にツケを回すだけでなく、
地域
の振興に役立たないばかりか、それに逆行することにもなりかねません。
財政需要
にとらわれず純粋に使途を
地方自治体
の自由にとのねらいがあるのなら、
交付税制度そのもの
をこれを契機に抜本的に見直すことこそ必要なのであります。
反対
の第四の
理由
は、
農業自由化対策
が余りにもお粗末な点であります。 十二品目や牛肉・オレンジの
自由化
を断行した
政府
には、
我が国農業
の安定と自立のため強力な
対策
をとらねばならない責任があります。しかるに
政府
は、本
補正予算
で一千四十六億円の
対策費
を計上したものの、全く一時的なものにすぎず、
日本農業
だけでなく
国民生活
全体をも大きな不安に直面させる結果となっているのであります。 また、農家の
負債対策
については、その解消のため、我が党が主張する無利子、長期の借りかえ
融資制度
の一刻も早い
導入
が不可欠なことを重ねて主張するものであります。 以上、
反対
の
理由
を申し上げましたが、最後に
消費税
について申し上げます。
政府
の
国民無視
による暴挙によって
消費税導入
が決定し、その
実施
まであとわずか一カ月を残すのみとなっております。
竹下内閣
への
国民
の
支持率
の急落、福岡における
参議院補欠選挙
、北九州、
大分等市議選
での我が党の勝利でも明らかなように、
国民
の
消費税導入反対
の
意思
は明確であります。しかも、
東京
都、大阪府等を初め多くの
地方自治体
で
消費税
の
公共料金
への
転嫁
を見送り、あるいは
実施
を延期するという動きが全国に広がっております。これはまさに今回の
消費税
がいかに
欠陥だらけ
のものであるかを明確に証明したものであり、また
住民
の
生活
を守らなければならない
地方自治体
としては当然の
措置
なのであります。
公共料金
への
転嫁ストップ
の引き金となった
東京
都の場合、当初
政府
は
値上げ
を強要したものの、
都議会自民党
のそれでは四月の
統一地方選
が戦えないとの抗議で腰砕けになり、遺憾の意なるものを表明することで都の
方針
に
全面降伏
したことは承知のとおりであります。 しかし、
自民党都議団
の
選挙
を有利に導くために
竹下内閣
の、
自民党
の
最大
の
政策課題
を変更していいのでありましょうか。
消費税
は
党利党略
に利用することが可能な
税制
なのでありましょうか。これほど有権者をばかにした
やり方
はありません。しかも、
全面降伏
の裏で
選挙
後の
値上げ実施
に圧力をかける
やり方
は、
地方自治
の本旨を踏みにじり、
住民
の
意思
を無視するものであり、断じて許すわけにまいりません。 今回の
消費税
がいかに
欠陥だらけ
の
税金
であるか、我が党は事あるごとに主張してまいりました。
売上高
三千万円以下の
業者
の
免税措置
、六千万円以下は
軽減税率
という
限界控除制度
、さらには五億円以下の
企業
に対する
簡易課税制度等
、どれをとっても
消費者
の
不信
を募らせるもの以外の何物でもありません。一例を挙げれば、
免税業者
に預けた
消費税
が、
主税局長
みずから認めたことく、約二千億円も国に納めなくて済むということに
消費者
は目をむいて怒り、
消費税
への
不信感
を募らせております。 また、
納税義務者
で三千五百万円の売り上げのある
業者
が二十一万円の
税金
を預かりながらわずか三万五千円のみを納めれば済む、このようなことがこの
消費税そのもの
の中に認められているのであります。
税金
の
負担者
である
消費者
の立場を考えることなくただ
消費税導入
に狂奔した
竹下内閣
の
税制改悪
の結果であり、断じて許されるものではありません。 さらに、こうした
制度
は、単に
消費者
のみでなく、
中小企業者
の経営をも危機に陥れるものであります。大
企業
はこうした
優遇措置
を盾に
中小企業者
に力で値引きを迫り、みずからの
利益
のみを追い求めることは明らかであります。大
企業
のみが不当な
利益
を得るため、
消費者
や
中小企業者
が踏みつけにされるのが今回の
消費税
の実態であります。 しかも、こうした
消費税
の
欠陥
は、今申し上げた点に尽きるものではありません。
便乗値上げ
の横行、不明瞭な
価格表示等
、その
根本的欠陥
は枚挙にいとまがないのであります。今や
消費税導入
に対する不安は
国民
全体に重くのしかかっております。このまま
消費税
の四月一日
導入
を強行すれば、
国民生活
に大きな混乱を来すことは必至であります。 しかるに、
竹下内閣
は、こうした不公平、
国民
の不安を無視し、本
補正予算
に一千六百二十五億円の
消費税創設関連経費
を盛り込み、大
企業
の懐のみが潤う
消費税導入
の姿勢を貫こうとしております。 我が党は、
消費税実施
の即刻中止と
不公平税制
の
徹底的是正
、
リクルート疑惑解明
に向け、
消費者
や
中小企業者
等広範な
国民
とともに全党を挙げて闘い抜くことを申し上げ、私の
反対討論
を終わります。(
拍手
)
土屋義彦
21
○
議長
(
土屋義彦
君) これにて
討論
は終局いたしました。
—————————————
土屋義彦
22
○
議長
(
土屋義彦
君) これより三案を一括して
採決
いたします。 三案に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
土屋義彦
23
○
議長
(
土屋義彦
君)
過半数
と認めます。 よって、三案は可決されました。 ─────・─────
土屋義彦
24
○
議長
(
土屋義彦
君)
日程
第一
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
地方行政委員長向山一人
君。
—————————————
〔
向山一人
君
登壇
、
拍手
〕
向山一人
25
○
向山一人
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、今回の
補正予算
により
地方交付税
が二兆千二百五十六億円
増加
することに伴い、本
年度
においては、
普通交付税
の
調整額
の復活、
地域づくり
の
推進
、
補正予算等
による
地方負担
の
増加
、
地方債
の縮減に伴う
必要額
及び
特別交付税
の増額に要する額の合計五千八百十八億円を
地方公共団体
に交付するほか、翌
年度
の
地域づくり
の
推進等
に要する
額相当額
三千六百億円を本
年度
に交付しないで、
平成元年
度分の
普通交付税
の
総額
に加算して交付することができるものとするとともに、残余の額一兆千八百三十七億円に相当する
交付税
及び
譲与税配付金特別会計
における
借入金
の額を減額すること、また、
補正予算等
による
地方負担
の
増加等
に伴い必要となる
財源
を
措置
するため
単位費用
の一部を改定するとともに、
地域づくり
の
推進
に要する
経費
の
財源
を
措置
するため、
市町村分
のその他の諸費に係る
基準財政需要額
に
昭和
六十三
年度
にあっては二千万円を、
平成元年
度にあっては八千万円をそれぞれ加算すること等を主な内容とするものであります。
委員会
におきましては、
政府
より
趣旨説明
を聴取した後、
交付税
の
特別会計借入金
の繰り上げ償還、
ふるさとづくり事業
に対する助成などの
あり方
、
消費税導入
に伴う
地方団体
の対応に関する
問題等
の諸問題について
質疑
が行われました。
質疑
を終局し、
討論
の後、
採決
を行いましたところ、本
法律案
は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
—————————————
土屋義彦
26
○
議長
(
土屋義彦
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
土屋義彦
27
○
議長
(
土屋義彦
君)
過半数
と認めます。 よって、
本案
は可決されました。 ─────・─────
土屋義彦
28
○
議長
(
土屋義彦
君) この際、
日程
に追加して、
農業共済
再
保険特別会計
における
農作物共済
に係る再
保険金
の
支払財源
の
不足
に充てるための
一般会計
からする
繰入金
に関する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
とすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土屋義彦
29
○
議長
(
土屋義彦
君) 御
異議
ないと認めます。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
大蔵委員長梶原清
君。
—————————————
〔
梶原清
君
登壇
、
拍手
〕
梶原清
30
○
梶原清
君 ただいま
議題
となりました
農業共済
再
保険特別会計
における
農作物共済
に係る再
保険金
の
支払財源
の
不足
に充てるための
一般会計
からする
繰入金
に関する
法律案
につきまして、
委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
昭和
六十三
年度
補正予算
に係るものでありまして、
農業共済
再
保険特別会計
の
農業勘定
において、
昭和
六十三
年度
における
低温等
による
水稲等
の
異常被害
により生じた再
保険金
の
支払い財源
の
不足
に充てるための資金として、同
年度
において、
一般会計
から三百二十二億五百九十一万九千円を限り、同
勘定
に
繰り入れ
ることができることとする等の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、
農業共済
の
保険設計
の
あり方
、
農業災害補償制度充実
の
必要性
、稲作の
生産性向上
の
方途等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
に譲ります。
質疑
を終了し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
)
—————————————
土屋義彦
31
○
議長
(
土屋義彦
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
土屋義彦
32
○
議長
(
土屋義彦
君)
総員起立
と認めます。 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。 本日はこれにて散会いたします。 午後四時三十三分散会 ─────・─────