○楢崎
委員 私は、きょうは時間が少のうございますが、以下ただしたい点に
関係がある部分について、五日の日に私が質問をいたしました中で
関係のある部分をもう一度確認をいたしておきます。
証券
局長、あなたは私の質問に対して、六十年四月——これは四月二十五日のことです。この「第三者割り当ては、三十七社と一個人でございます。ただ、個人といいましても、これは
政治家ではございません。」それから「そういう
意味では第三者割り当ての中をごらんいただきましても、主要株主など特別利害
関係人等に該当するものでないということは私がここではっきり申し上げていいかと思います。」あなたは肩を怒らせてここで言うたね。覚えておるかね。そして、「
総理なり蔵相の秘書さんが六十一年に譲渡されたと言っているのは、この六十年四月二十五日の第三者割り当て分から譲渡されたに違いない。」これは私の指摘です。「この内規に言う特別利害
関係があるかどうか我々は判定しなければならない。」私が言った。だから、資料を出しなさい、
日本証券業協会の会長の言うことだけじゃだめだ、
日本証券業協会の会長さんはコスモスの幹事証券会社の野村の社長さんでしょう、利害
関係があるでしょう、だから私は本物を出しなさいと言ったのです、我我が判定する、
国会で我々が判定すると。そしてですよ、その判定の材料として六十年四月二十五日第三者割り当てをした事業会社等三十八社、これは証券
局長の御答弁では三十七社と一個人、を出してくださいと私は申し上げた。そうしたらあなたはそれに対していろいろと言っておりますが、要するにその特別利害
関係人とは、「当該会社の役員、その配偶者及び二親等内の血族並びに主要株主、
関係会社及びその役員、申請協会員、つまり証券会社でございます」「これは江副さんも入ります、」それがあなたの答弁ですよ。それで、「性格上公表することを差し控えさしていただきたい」、こうおっしゃった。
委員長、私は、私が独自に入手したその六十年四月二十五日、第三者割り当て、三十七社及び一個人の名簿をここで提出をいたしたいと存じます。
ここをまず見てください。この割り当て先、ここに明記しております。この中で九番目のノエビア、これは江副さんの親友ですね。十、十一、十二、十三、これは後で出てくる
日本インベストメントファイナンスの投資事業組合であります。そして、その
日本インベストメントファイナンス、これはいわゆる主要幹事社、幹事社の一番トップ、大和証券の系列子会社、つまりベンチャーキャピタルです。証券会社、入っているじゃないですか。
それから十九番目、ニベック一号投資事業組合、これは日興証券の別会社、系列です。これもベンチャーキャピタルです。そして、この日興も、いわゆるコスモスの証券会社でしょう、幹事社でしょう。ニベック二号もそうです。
それから二十一番目、
日本合同ファイナンス、これは野村証券のベンチャーキャピタルです。この野村証券もコスモスの証券会社でしょう、幹事社でしょうが。
それから二十七番目、山一証券、これも幹事社です。これ、渡っておるじゃないですか。
それから三十五番目、これはぴしゃり、リクルートコンピュータプリント、あるじゃないですか。これは全株リクルートで持っているんだ。それからデン晴海、これは今日では晴海グランドホテルと言っております。リクルートが買収したのですよ。三十七番目、これは竜ケ森レック、これは現在安比レックと言っている。それから、最後の三十八番目の個人、大川功氏、これは十六番に出てくるコンピュータサービスの社長です。
私はそれをどこからさしあたって調べたかというと、これはリクルートが出しているパンフレットです。そのパンフレットの中に関連会社というのがずらっと書いてありますよ、二十数社。
委員長、質問に対してこういうでたらめを言うようやったら質問できぬじゃありませんか。真相究明できませんよ。私が指摘したとおりでしょうが。だからもし、問題があるのは、じゃ、この名簿が真実のものかどうか、これを私は
委員長に確かめていただきたい。私も政治生命をかけなくちゃいけませんから、確かめていただきたい。