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1988-10-20 第113回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和六十三年十月二十日(木曜日)     午前十時三十六分開議  出席委員    委員長 稲垣 実男君    理事 高橋 辰夫君 理事 戸井田三郎君    理事 丹羽 雄哉君 理事 野呂 昭彦君    理事 畑 英次郎君 理事 沼川 洋一君    理事 田中 慶秋君       粟屋 敏信君    伊吹 文明君       今井  勇君    魚住 汎英君       小沢 辰男君    大野  明君       片岡 武司君    金子 一義君       近藤 鉄雄君    佐藤 静雄君       笹川  堯君    自見庄三郎君       高橋 一郎君    竹内 黎一君       中山 成彬君    三原 朝彦君       持永 和見君    伊藤 忠治君       大原  亨君    川俣健二郎君       田邊  誠君    永井 孝信君       新井 彬之君    吉井 光照君       伊藤 英成君    児玉 健次君       田中美智子君    大橋 敏雄君  出席国務大臣         厚 生 大 臣 藤本 孝雄君  出席政府委員         厚生大臣官房長 黒木 武弘君         厚生大臣官房審         議官      伊藤 卓雄君         厚生省保健医療         局長      北川 定謙君         厚生省薬務局長 北郷 勲夫君  委員外出席者         社会労働委員会         調査室長    滝口  敦君     ───────────── 委員の異動 十月二十日  辞任         補欠選任   相沢 英之君     金子 一義君   石破  茂君     笹川  堯君   木村 義雄君     魚住 汎英君   塚田 延充君     伊藤 英成君 同日  辞任         補欠選任   魚住 汎英君     木村 義雄君   金子 一義君     相沢 英之君   笹川  堯君     石破  茂君   伊藤 英成君     塚田 延充君     ───────────── 九月十二日  身体障害者雇用に関する請願小坂徳三郎紹介)(第八三五号)  同(若林正俊紹介)(第八六八号)  同(山口敏夫紹介)(第九一四号)  身体障害者福祉行政改善に関する請願小坂徳三郎紹介)(第八三六号)  同(若林正俊紹介)(第八六九号)  同(山口敏夫紹介)(第九一五号)  重度障害者寒冷地対策に関する請願小坂徳三郎紹介)(第八三七号)  同(若林正俊紹介)(第八七〇号)  同(山口敏夫紹介)(第九一六号)  総合リハビリテーションセンター設置に関する請願小坂徳三郎紹介)(第八三八号)  同(若林正俊紹介)(第八七一号)  同(山口敏夫紹介)(第九一七号)  脊髄神経治療技術研究に関する請願小坂徳三郎紹介)(第八三九号)  同(若林正俊紹介)(第八七二号)  同(山口敏夫紹介)(第九一八号)  労災重度被災者終身保養所設置に関する請願小坂徳三郎紹介)(第八四〇号)  同(若林正俊紹介)(第八七三号)  同(山口敏夫紹介)(第九一九号)  労災年金厚生年金等完全併給に関する請願小坂徳三郎紹介)(第八四一号)  同(若林正俊紹介)(第八七四号)  同(山口敏夫紹介)(第九二〇号)  労働者災害補償保険法改善に関する請願小坂徳三郎紹介)(第八四二号)  同(若林正俊紹介)(第八七五号)  同(山口敏夫紹介)(第九二一号)  年金受給者等に対する福祉灯油支給制度化に関する請願池端清一紹介)(第九三四号)  同(池端清一紹介)(第九四四号) 同月十六日  年金受給者等に対する福祉灯油支給制度化に関する請願嶋崎譲紹介)(第九六四号)  身体障害者雇用に関する請願田中直紀紹介)(第九六八号)  同(吹田愰君紹介)(第九六九号)  身体障害者福祉行政改善に関する請願田中直紀紹介)(第九七〇号)  同(吹田愰君紹介)(第九七一号)  重度障害者寒冷地対策に関する請願田中直紀紹介)(第九七二号)  同(吹田愰君紹介)(第九七三号)  総合リハビリテーションセンター設置に関する請願田中直紀紹介)(第九七四号)  同(吹田愰君紹介)(第九七五号)  脊髄神経治療技術研究に関する請願田中直紀紹介)(第九七六号)  同(吹田愰君紹介)(第九七七号)  労災重度被災者終身保養所設置に関する請願田中直紀紹介)(第九七八号)  同(吹田愰君紹介)(第九七九号)  労災年金厚生年金等完全併給に関する請願田中直紀紹介)(第九八〇号)  同(吹田愰君紹介)(第九八一号)  労働者災害補償保険法改善に関する請願田中直紀紹介)(第九八二号)  同(吹田愰君紹介)(第九八三号)  旧軍人被爆者に関する請願村田敬次郎紹介)(第一〇九七号)  高齢者就労対策充実に関する請願児玉健次紹介)(第一〇九八号)  同(田中美智子紹介)(第一〇九九号) 同月十九日  年金受給者等に対する福祉灯油支給制度化に関する請願池端清一紹介)(第一一四一号)  高齢者就労対策充実に関する請願浦井洋紹介)(第一一四二号)  保育福祉充実育児休暇及び看護休暇制度化に関する請願安藤巖紹介)(第一三九〇号)  同(石井郁子紹介)(第一三九一号)  同(岩佐恵美紹介)(第一三九二号)  同(浦井洋紹介)(第一三九三号)  同(岡崎万寿秀紹介)(第一三九四号)  同(金子満広紹介)(第一三九五号)  同(経塚幸夫紹介)(第一三九六号)  同(工藤晃紹介)(第一三九七号)  同(児玉健次紹介)(第一三九八号)  同(佐藤祐弘紹介)(第一三九九号)  同(柴田睦夫紹介)(第一四〇〇号)  同(瀬長亀次郎紹介)(第一四〇一号)  同(田中美智子紹介)(第一四〇二号)  同(辻第一君紹介)(第一四〇三号)  同(寺前巖紹介)(第一四〇四号)  同(中路雅弘紹介)(第一四〇五号)  同(中島武敏紹介)(第一四〇六号)  同(野間友一紹介)(第一四〇七号)  同(東中光雄紹介)(第一四〇八号)  同(不破哲三紹介)(第一四〇九号)  同(藤田スミ紹介)(第一四一〇号)  同(藤原ひろ子紹介)(第一四一一号)  同(正森成二君紹介)(第一四一二号)  同(松本善明紹介)(第一四一三号)  同(村上弘紹介)(第一四一四号)  同(矢島恒夫紹介)(第一四一五号)  同(山原健二郎紹介)(第一四一六号) 同月二十日  骨髄バンク早期実現に関する請願丹羽雄哉紹介)(第一六二七号)  同(永井孝信紹介)(第一六二八号)  同外四件(沼川洋一紹介)(第一六二九号)  同(児玉健次紹介)(第一七一九号)  同(田中慶秋紹介)(第一七二〇号)  消費生活協同組合法改悪反対に関する請願薮仲義彦紹介)(第一六三〇号)  身体障害者雇用に関する請願塩谷一夫紹介)(第一六三二号)  同(新村勝雄紹介)(第一六三三号)  身体障害者福祉行政改善に関する請願塩谷一夫紹介)(第一六三四号)  同(新村勝雄紹介)(第一六三五号)  重度障害者寒冷地対策に関する請願塩谷一夫紹介)(第一六三六号)  同(新村勝雄紹介)(第一六三七号)  総合リハビリテーションセンター設置に関する請願塩谷一夫紹介)(第一六三八号)  同(新村勝雄紹介)(第一六三九号)  脊髄神経治療技術研究に関する請願塩谷一夫紹介)(第一六四〇号)  同(新村勝雄紹介)(第一六四一号)  労災重度被災者終身保養所設置に関する請願塩谷一夫紹介)(第一六四二号)  同(新村勝雄紹介)(第一六四三号)  労災年金厚生年金等完全併給に関する請願塩谷一夫紹介)(第一六四四号)  同(新村勝雄紹介)(第一六四五号)  労働者災害補償保険法改善に関する請願塩谷一夫紹介)(第一六四六号)  同(新村勝雄紹介)(第一六四七号)  雇用の拡大、福祉充実等に関する請願中路雅弘紹介)(第一七一八号) 十月十九日  骨髄バンク早期実現に関する請願川俣健二郎紹介)(第一七七六号)  同(小林恒人紹介)(第一八一七号)  同(土井たか子紹介)(第一八一八号)  同(田中恒利紹介)(第一八三七号)  臓器移植の促進に関する請願片岡武司紹介)(第一八六九号)  同(桜井新紹介)(第一八七〇号) は本委員会に付託された。     ───────────── 十月四日  国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(日本林業労働組合関係定員内職員及び常勤作業員常勤作業員処遇を受ける常用作業員を含む。)」)(内閣提出議決第一号)  国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(日本林業労働組合関係基幹作業職員常用作業員常勤作業員処遇を受ける者を除く。)及び定期作業員」)(内閣提出議決第二号)  国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全林野労働組合関係定員内職員及び常勤作業員常勤作業員処遇を受ける常用作業員を含む。)」)(内閣提出議決第三号)  国営企業労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会議決を求めるの件(全林野労働組合関係基幹作業職員常用作業員常勤作業員処遇を受ける者を除く。)及び定期作業員」)(内閣提出議決第四号) は竹下内閣総理大臣から原議長宛節約等措置を講ずることにより、裁定を実施し得る見込みが明らかになった旨の通知があったので、自然消滅となった。     ───────────── 九月十四日  高齢化社会対策充実に関する陳情書外八件(第三六号)  国民健康保険制度充実強化に関する陳情書外十七件(第三七号)  社会福祉対策充実強化に関する陳情書外二件(第三八号)  保育制度維持充実に関する陳情書外二十二件(第三九号)  覚せい剤等薬物乱用防止対策推進に関する陳情書外一件(第四〇号)  国立ハンセン病療養所医療看護充実等に関する陳情書(第四一号)  年金受給者に対する冬期加算制度の創設に関する陳情書(第四二号)  公的年金制度確立に関する陳情書(第四三号)  原子爆弾被爆者援護措置に関する陳情書(第四四号)  食品添加物の規制に関する陳情書外四件(第四五号)  季節労働者対策充実に関する陳情書外一件(第四六号)  労働時間の短縮に関する陳情書外十三件(第四七号)  総合的なパートタイム労働対策早期確立に関する陳情書外十二件(第四八号)  手話通訳早期制度化に関する陳情書外七件(第四九号)  アイヌ民族福祉対策推進に関する陳情書(第五〇号) は本委員会に参考送付された。     ───────────── 本日の会議に付した案件  医薬品副作用被害救済研究振興基金法の一部を改正する法律案起草の件  血液製剤によるエイズウイルス感染者早期救済に関する件      ────◇─────
  2. 稲垣実男

    稲垣委員長 これより会議を開きます。  厚生関係基本施策に関する件について調査を進めます。  この際、血液製剤によるエイズウイルス感染者早期救済に関する件につきまして決議いたしたいと存します。  本件につきましては、先般来各会派間において御協議いただいたところ、先刻の理事会において、自由民主党日本社会党護憲共同公明党国民会議民社党民主連合及び日本共産党革新共同全会一致をもってお手元に配付いたしておりますとおりの案文がまとまりました。  委員長からその案文を朗読して、説明にかえさせていただきます。     血液製剤によるエイズウイルス感染者早期救済に関する件(案)   近年におけるエイズのまん延及びこれによる著しい健康への障害は、国を越え世界的規模において人類に対する新たな保健医療上の脅威となっている。   とりわけ、血液製剤の使用という日常治療行為を通じてエイズウイルス感染した血友病患者の置かれている極めて不安定な状況は、人道上の見地から考えてまことに憂慮に耐えないものであり、これらのエイズウイルス感染者に対し、保健医療上の援護及び経済的救済措置を早急に講ずる必要がある。   よって政府及び関係者は、速やかにこれらに対する次の救済措置を講ずるとともに、感染者の実状に即した一層の対策充実に努めるべきである。  一 血液製剤によるエイズ患者等に対し、医薬品副作用被害救済制度に準じて医療手当特別手当遺族見舞金等給付を行うとともに、二次(配偶者)・三次(母子感染による子女)感染による患者等についても所要給付を行うこと。  二 血友病患者医療費については、医療保険自己負担分(月額一万円)を全額公費負担とすること。  三 エイズウイルス感染者の直面する極めて不安な日常生活を支援するため、カウンセリング体制整備発症予防治療事業の大幅な拡充等日常健康管理のための施策充実強化に格段の努力を払うこと。  四 エイズウイルスに関する抗体検査カウンセリング実施や、エイズ患者等に対する各種給付実施に当たっては、できる限り匿名方式を採用するなど、そのプライバシー保護の徹底を図ること。  五 血液製剤国内自給を促進するため、各省庁の緊密な連携のもとに、成分献血を含む新たな献血推進への幅広い国民各層の協力を求めるための体制整備すること。    特に、血友病患者が使用する凝固因子製剤献血血液により完全に供給できる体制を早急に確立すること。   右決議する。 以上であります。  何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。  お諮りいたします。  ただいま朗読いたしました案文を本委員会決議とするに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  3. 稲垣実男

    稲垣委員長 起立総員。よって、そのように決しました。  この際、ただいまの決議に対し厚生大臣から発言を求められておりますので、これを許します。藤本厚生大臣
  4. 藤本孝雄

    藤本国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして、今後関係省庁とも協議をし、血友病患者救済対策に取り組んでまいる所存であります。
  5. 稲垣実男

    稲垣委員長 なお、本決議議長に対する報告及び関係方面への参考送付等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 稲垣実男

    稲垣委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。      ────◇─────
  7. 稲垣実男

    稲垣委員長 次に、医薬品副作用被害救済研究振興基金法の一部を改正する法律案起草の件について議事を進めます。  本件につきましては、先般来、自由民主党日本社会党護憲共同公明党国民会議民社党民主連合日本共産党革新共同の五会派間において御協議をいただき、意見の一致を見ましたので、委員長において草案を作成し、委員各位のお手元に配付いたしてございます。  その起草案趣旨及び内容につきまして、委員長から簡単に御説明申し上げます。  本案は、血液製剤によるエイズ患者等救済実施に当たり、その給付の事務を特別認可法人である医薬品副作用被害救済研究振興基金に行わせることにより、救済業務の迅速かつ円滑な実施を期するとともに、あわせて、給付を受ける者のプライバシー確保等に資することを目的とするもので、その主な内容は次のとおりであります。  第一に、基金は、当分の間、従来からの業務に加え、医薬品に混入したエイズウイルスによる健康被害の迅速かつ円滑な救済を図るため、厚生大臣認可を受けて、救済のために必要な事業を行う者から委託を受けて医薬品副作用被害救済制度による給付に準じた給付事業を行うことができること。  第二に、エイズ患者等救済のために基金が行う給付については租税その他の公課を課することができないこと、その他所要規定整備を行うこと。  以上が、本起草案趣旨及び内容であります。     ─────────────  医薬品副作用被害救済研究振興基金法の一部を改正する法律案     〔六号末尾に掲載〕     ─────────────
  8. 稲垣実男

    稲垣委員長 採決いたします。  お手元に配付いたしております草案医薬品副作用被害救済研究振興基金法の一部を改正する法律案の成案とし、これを委員会提出法律案と決するに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  9. 稲垣実男

    稲垣委員長 起立総員。よって、そのように決しました。  なお、本法律案提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 稲垣実男

    稲垣委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時四十三分散会