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1988-08-23 第113回国会 衆議院 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    本小委員会昭和六十三年七月十九日(火曜日) 委員会において、設置することに決した。 七月十九日  本小委員委員長指名で、次のとおり選任さ  れた。       大島 理森君    川崎 二郎君       小杉  隆君    自見庄三郎君       原田昇左右君    阿部喜男君       田口 健二君    鳥居 一雄君       中野 寛成君 七月十九日  原田昇左右君が委員長指名で、小委員長に選  任された。 ────────────────────── 昭和六十三年八月二十三日(火曜日)     午前十時四十八分開議  出席小委員    小委員長 原田昇左右君       川崎 二郎君    小杉  隆君       桜井  新君    自見庄三郎君       阿部喜男君    鳥居 一雄君       中野 寛成君  小委員外出席者         議院運営委員  東中 光雄君         国立国会図書館         長       指宿 清秀君     ───────────── 八月二十三日  小委員大島理森君同日小委員辞任につき、その  補欠として桜井新君が委員長指名で小委員に  選任された。     ───────────── 本日の会議に付した案件  昭和六十四年度国立国会図書館予算概算要求の件      ────◇─────
  2. 原田昇左右

    原田委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。  本日は、昭和六十四年度国立国会図書館予算概算要求の件につきまして御協議をお願いすることといたします。  まず、指宿図書館長の説明を求めます。
  3. 指宿清秀

    指宿国立国会図書館長 国立国会図書館昭和六十四年度予算概算要求概要について御説明申し上げます。  来年度予算概算要求におきましては、次の諸点を重点に要求いたしたいと存じます。  まず、施設の充実のため、新たに本館改修に要する経費約十六億三千三百万円を要求するほか、資料の保存を図るための経費約一千九百万円、業務機械化を推進するための経費約二千万円をそれぞれ増額要求をいたします。このほか立法調査業務のための資料購入費約六百万円、関西図書館プロジェクトのための調査費約二百万円の増額を要求いたしたいと考えております。  なお、その他の図書館運営経費につきましては、可能な限り既定経費の中で調整して要求いたす所存でございます。  これによりますと、来年度予算概算要求の総額は約百二十一億三千三百万円でありまして、前年度予算額と比較いたしますと、約六億二千百万円の増額となります。  以上、昭和六十四年度予算概算要求概要について御説明いたしましたが、今後の推移につきましては、図書館運営小委員長に御報告をいたしまして、その御指示のもとに進めてまいりたいと存じます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。  お許しをいただきまして、この機会に、当館業務につきまして若干御報告をさせていただきたいと存じます。  まず、第二国立国会図書館に関する件でございますが、昨年四月に関西プロジェクト調査会から答申をいただきました後、直ちに館内設立計画本部を設けまして検討を続けてまいりましたが、このほど、お手元にございますような当館としての第一次基本構想がまとまりました。  これはさきにいただきました答申をもとに、その実現のために必要な具体的構想概要を取りまとめたものでございます。  なお、この第一次基本構想の今後の取り扱いでございますが、関係機関等とも十分協議しながら、さらに具体化へ向けて努力をいたしたいと考えております。  次に、当館施設整備状況概要について御説明させていただきます。  新館関係でございますが、地下五階、六階の書庫建物周辺整備は、本年度末には工事を完了する予定でございます。  周辺整備の一環といたしまして、構内南側に新たに利用者のための専用歩道を設けることにいたしております。また、西側の車庫の屋上の有効利用を図るという見地から、その一部に運動施設を設けまして、職員のほか、広く国会関係者にも御利用いただくことを考えております。  なお、新館地下七、八階の書庫工事が残されておりますが、施設計画全般に照らしまして、来年度はこれを見送りたいと考えております。  本館改修工事でございますが、新館工事と並行して、昭和六十年度から順次行ってまいっております。来年度は、特に、建物の保全並びに機能強化の観点からの改修重点を置いてまいりたいと考えております。  次に、新館開館を機に導入を計画いたしましたいわゆる入退館システムの件でございますが、昨年七月に当小委員会で御報告いたしました後、建設省、メーカーとともに鋭意改修に取り組んでまいりまして、このほど改修を完了いたしました。去る七月十日にシステム機器館内に搬入され、七月二十七日には建設省による竣工検査も完了いたしております。  改修後のシステム機器の性能につきましては、竣工検査におきましても、また去る八月十一・十二日の両日実施いたしました職員による総合テストにおきましても、特に問題はありませんで、現在のところ満足すべき結果を得ております。  今後は、引き続き機器テスト並びに職員の十分な習熟を経ました後、十月初旬には稼働いたしたいと考えております。  大変遅くなって申しわけなく存じておりますが、以上のような次第でございますので、御了承を賜りたいと存じます。  最後に、本年は当館開館四十周年に当たりますが、その記念行事につきまして一言触れさせていただきたいと存じます。  式典等は特段予定いたしておりませんが、お手元のメモにございますように、四十周年にふさわしい展示会とシンポジウムを開催いたし、また、記念刊行物を発刊する予定であります。  催し物につきましては、期日が参りましたら改めて御案内申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。  以上、当館業務につきまして御報告申し上げましたが、何とぞよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。
  4. 原田昇左右

    原田委員長 これより懇談に入ります。     〔午前十時五十三分懇談に入る〕     〔午前十一時二分懇談を終わる〕
  5. 原田昇左右

    原田委員長 これにて懇談を閉じます。  それでは、昭和六十四年度国立国会図書館予算概算要求の件につきましては、ただいま御協議いただきました方針に基づいて大蔵省に要求することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 原田昇左右

    原田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  最後に、一言申し添えたいと存じます。  国立国会図書館長は、オーストラリアのシドニー市で開催される第五十四回国際図書館連盟大会に出席するため、八月二十九日から九月十日まで海外出張をいたしますので、よろしくお願いいたします。  本日は、これにて散会いたします。     午前十一時三分散会