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1988-04-15 第112回国会 参議院 本会議 第12号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和六十三年四月十五日(金曜日)    午前十時二分開議     ━━━━━━━━━━━━━議事日程 第十二号   昭和六十三年四月十五日    午前十時開議  第一 特に水鳥生息地として国際的に重要な湿地に関する条約第六条及び第七条の改正受諾について承認を求めるの件  第二 国際復興開発銀行協定第八条(a)の改正受諾について承認を求めるの件(衆議院送付)  第三 郵便為替法及び郵便振替法の一部を改正する法律案内閣提出)  第四 社会福祉・医療事業団法の一部を改正する法律案内閣提出)  第五 労働安全衛生法の一部を改正する法律案内閣提出)  第六 勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案内閣提出)  第七 宅地建物取引業法及び積立式宅地建物販売業法の一部を改正する法律案内閣提出)  第八 住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第九 民間事業者能力活用による特定施設整備促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出)  第一〇 農林水産省設置法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)     ━━━━━━━━━━━━━ ○本日の会議に付した案件  一、新議員の紹介  以下 議事日程のとおり      ─────・─────
  2. 藤田正明

    議長藤田正明君) これより会議を開きます。  この際、新たに議席に着かれました議員を御紹介いたします。  議席第五十五番、選挙区選出議員、佐賀県選出陣内孝雄君。    〔陣内孝雄起立拍手
  3. 藤田正明

    議長藤田正明君) 議長は、本院規則第三十条により、陣内孝雄君を逓信委員に指名いたします。      ─────・─────
  4. 藤田正明

    議長藤田正明君) 日程第一 特に水鳥生息地として国際的に重要な湿地に関する条約第六条及び第七条の改正受諾について承認を求めるの件  日程第二 国際復興開発銀行協定第八条(a)の改正受諾について承認を求めるの件(衆議院送付)  以上両件を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。外務委員長森山眞弓君。    〔森山眞弓登壇拍手
  5. 森山眞弓

    森山眞弓君 ただいま議題となりました条約二件につきまして、外務委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  まず、水鳥生息湿地保全条約改正は、この条約実効性をさらに高めるため、条約締約国会議を定例化し、その権限を拡大すること、財政規則を定め分担金制度を導入することなどを内容とするものであります。  次に、国際復興開発銀行協定改正は、国際復興開発銀行、いわゆる世界銀行において、一九八七年に加盟国出資比率の調整が行われました。これとの関係で、協定改正効力発生に必要な受諾加盟国投票権数が総投票権数の五分の四であったものを八五%に引き上げようとするものであります。  委員会における質疑の詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終え、討論に入りましたところ、日本共産党吉岡委員より国際復興開発銀行協定改正について反対意見が述べられました。  次いで、採決の結果、水鳥生息湿地保全条約改正全会一致をもって、また国際復興開発銀行協定改正は多数をもって、それぞれ承認すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  6. 藤田正明

    議長藤田正明君) これより採決をいたします。  まず、特に水鳥生息地として国際的に重要な湿地に関する条約第六条及び第七条の改正受諾について承認を求めるの件の採決をいたします。  本件承認することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  7. 藤田正明

    議長藤田正明君) 総員起立と認めます。  よって、本件全会一致をもって承認することに決しました。  次に、国際復興開発銀行協定第八条(a)の改正受諾について承認を求めるの件の採決をいたします。  本件承認することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  8. 藤田正明

    議長藤田正明君) 過半数と認めます。  よって、本件承認することに決しました。      ─────・─────
  9. 藤田正明

    議長藤田正明君) 日程第三 郵便為替法及び郵便振替法の一部を改正する法律案内閣提出)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。逓信委員長上野雄文君。    〔上野雄文登壇拍手
  10. 上野雄文

    上野雄文君 ただいま議題となりました郵便為替法及び郵便振替法の一部を改正する法律案につきまして、逓信委員会における審査経過と結果を御報告いたします。  本案は、為替貯金業務総合機械化進展等に伴い、サービス改善するために、郵便為替法の一部改正により、代金引きかえ郵便における電信為替による引きかえ金の送金の制度創設など、また郵便振替法の一部改正により、郵便振替払い出しにおいて現金を受取人に送達することにより払い渡すことができる制度創設など、所要の改正を行うものであります。  委員会におきましては、時代に適合した法体系整備必要性郵貯オンラインシステム活用方策郵便局国債販売営業方針などについての質疑が行われました。  質疑を終わり、討論なく、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  11. 藤田正明

    議長藤田正明君) これより採決をいたします。  本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  12. 藤田正明

    議長藤田正明君) 総員起立と認めます。  よって、本案全会一致をもって可決されました。      ─────・─────
  13. 藤田正明

    議長藤田正明君) 日程第四 社会福祉・医療事業団法の一部を改正する法律案  日程第五 労働安全衛生法の一部を改正する法律案  日程第六 勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案   (いずれも内閣提出)  以上三案を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。社会労働委員長関口恵造君。    〔関口恵造登壇拍手
  14. 関口恵造

    関口恵造君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、社会労働委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、社会福祉・医療事業団法の一部を改正する法律案は、民間サービスに対する社会福祉・医療事業団による低利融資制度創設するものであり、その主な内容は、社会福祉・医療事業団業務に、社会福祉法人以外の政令で定める者が設置しまたは経営する社会福祉事業施設設置等に要する資金貸し付け、及び身体上または精神上の障害により日常生活を営むのに支障がある者につき居宅において介護を行う事業等に要する資金貸し付け業務を加えるものであります。  委員会におきましては、老人福祉における公的サービス私的サービスのあり方、シルバーサービスの水準の確保シルバーサービスに対する規制等の諸問題について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終了し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して沓脱委員より本法律案反対する旨の意見が述べられました。  討論を終わり、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。  なお、本法律案に対し、附帯決議全会一致をもって付されております。  次に、労働安全衛生法の一部を改正する法律案の主な内容は、第一に、小規模事業場における安全衛生推進者の選任、安全管理者等に対する新たな知識、技能の付与等により安全衛生管理体制を充実すること、第二に、法令上の要件を具備していない機械等製造者等に対し回収または改善を命ずる制度創設することにより機械等に関する安全性確保を充実すること、第三に、健康教育健康相談実施促進することとし、必要な指針の公表や援助を行うことにより労働者の健康の保持増進のための措置を充実すること等であります。  次に、勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案の主な内容は、第一に、財形年金貯蓄の額が据置期間中の予期しない金利の上昇により非課税限度額を超えることとなる場合に利子等払い出しを可能とすること、第二に、財形住宅貯蓄契約の使途として一定規模住宅増改築等を加えること、第三に、財形給付金制度及び財形基金制度の転職時等における継続措置創設することであります。  委員会におきましては、以上二案を一括議題として審議を進め、消 防等公的現場における労働安全衛生労働安全衛生行政体制拡充中高年齢労働者に関する安全衛生対策中小企業への財形制度普及促進財形持ち家融資実績等の諸問題について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終了し、まず労働安全衛生法の一部を改正する法律案について諮りましたところ、討論はなく、本法律案全会一致をもって原案どおり可 決すべきものと決しました。  なお、附帯決議全会一致をもって付されております。  次いで、勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案について諮りましたところ、討論はなく、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決しました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  15. 藤田正明

    議長藤田正明君) これより採決をいたします。  まず、社会福祉・医療事業団法の一部を改正する法律案採決をいたします。  本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  16. 藤田正明

    議長藤田正明君) 過半数と認めます。  よって、本案は可決されました。  次に、労働安全衛生法の一部を改正する法律案及び勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案を一括して採決いたします。  両案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  17. 藤田正明

    議長藤田正明君) 総員起立と認めます。  よって、両案は全会一致をもって可決されました。      ─────・─────
  18. 藤田正明

    議長藤田正明君) 日程第七 宅地建物取引業法及び積立式宅地建物販売業法の一部を改正する法律案内閣提出)  日程第八 住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  以上両案を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。建設委員長村沢牧君。    〔村沢牧登壇拍手
  19. 村沢牧

    村沢牧君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、建設委員会における審査経過及び結果を御報告いたします。  まず、宅地建物取引業法及び積立式宅地建物販売業法の一部を改正する法律案は、最近における宅地及び建物取引の実情にかんがみ、その公正を確保し、購入者の利益の保護と宅地及び建物の流通の円滑化を図るため、宅地建物取引業について、免許基準強化宅地建物取引主任者制度改善専任媒介契約制度の充実、事務所以外の場所において行った買い受けの申し込みの撤回等をすることができる期間の延長、手付金保全制度拡充等措置を講ずるとともに、積立式宅地建物販売業について許可基準強化等措置を講ずるものであります。  委員会における質疑の詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終了し、討論もなく、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対し、五項目附帯決議を付することに決定いたしました。  次に、住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案は、近時における多様な居住形態に対応するとともに、高齢者居住の安定を図ることを目的として、新たに親族の居住の用に供するため、みずから居住する住宅以外に住宅を必要とする者に対する貸し付けを行うとともに、住宅改良貸し付けの金額の限度住宅改良に要する費用の額の八割とし、特別割り増し貸付制度等を導入するものであります。  委員会における質疑の詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終了し、討論もなく、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対し、五項目附帯決議を付することに決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  20. 藤田正明

    議長藤田正明君) これより両案を一括して採決いたします。  両案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  21. 藤田正明

    議長藤田正明君) 総員起立と認めます。  よって、両案は全会一致をもって可決されました。      ─────・─────
  22. 藤田正明

    議長藤田正明君) 日程第九 民間事業者能力活用による特定施設整備促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。商工委員長大木浩君。    〔大木浩登壇拍手
  23. 大木浩

    大木浩君 ただいま議題となりました民間事業者能力活用による特定施設整備促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、商工委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、最近における内外の経済的環境の変化にかんがみ、各種の無線通信業務施設及び国際交流研修施設等十一の施設を新たに民活法の対象施設に追加しようとするものであります。  委員会におきましては、民活プロジェクトの進まない理由、地方民括事業促進するための条件等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録に譲ります。  質疑を終わり、討論に入りましたところ、日本共産党市川理事より反対意見が述べられました。  次いで、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  24. 藤田正明

    議長藤田正明君) これより採決をいたします。  本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  25. 藤田正明

    議長藤田正明君) 過半数と認めます。  よって、本案は可決されました。      ─────・─────
  26. 藤田正明

    議長藤田正明君) 日程第一〇 農林水産省設置法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。内閣委員長名尾良孝君。    〔名尾良孝君州登壇拍手
  27. 名尾良孝

    名尾良孝君 ただいま議題となりました法律案につきまして、内閣委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、最近における我が国農林水産業及びこれをめぐる国際的な諸情勢の推移等にかんがみ、農林水産行政の強力な推進を図るため、農林水産省にその所管行政に属する重要な政策の企画立案及び実施に関する事務を総括整理する農林水産審議官を設置しようとするものであります。  委員会におきましては、農林水産審議官設置理由と職務の内容、農産物輸入自由化問題の交渉の経緯と政府の基本的態度等のほか、我が国農林水産業が抱える当面の諸問題について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。  質疑を終わりましたところ、板垣理事より本法律案施行期日を公布の日とする修正案が提出されました。  次いで、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して吉川委員より修正案及び修正部分を除く原案反対の旨の発言がありました。  討論を終わり、採決の結果、修正案並び修正部分を除く原案はいずれも多数をもって可決さ れ、本法律案は修正議決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  28. 藤田正明

    議長藤田正明君) これより採決をいたします。  本案委員長報告修正議決報告でございます。  本案委員長報告のとおり修正議決することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  29. 藤田正明

    議長藤田正明君) 過半数と認めます。  よって、本案委員長報告のとおり修正議決されました。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十四分散会