○大森昭君 官房長ね、前々からそうなんだけれ
ども、
衆議院でも
参議院でも各
委員の人は、与党の人というのは余り
発言しないから別だけれ
ども、全部言ってるんだよ、これ。何年も前から言っているの。恐らくまた人事で、今答弁してね、官房長もあと二、三年官房長をやるならひとつ信用して、まあきょうはこの辺で質問をやめてもいいやと思うんだけれ
ども、どうもまた人事の発令でもあって、また官房長かわっちゃうんじゃないかと。大体官房長も一年ぐらいで、今言ったような答弁してね、大体皆終わって、すっすすっすいっているけれ
ども、何にもやらないんだよ、はっきり言うと。
それで、こういう
委員会で少なくともいろんなことが、聞いたり言ったりすると議事録に残ったりしてうまくないということなら、
委員会じゃなくて別な機会を設けて、一体、
先生方異口同音に郵政審議会のことについて
意見を言うけれ
ども、具体的に社会党はどう考えているんですかと、公明党の
先生方は何を考えているんですかということを聞いて、いや、私
どもはこういう
立場でこうだというのをもう少し、この
委員会じゃ無理なら無理なような仕組みで、毎回同じことをやらしておいて、毎回同じ答弁をしておいて、何にもやらないで官房長ばかりかわっているんだけれ
ども、郵政審議会はちっとも変わらないんだ。官房長だけがかわっているんだよね、これ。だから、まあひとつ少しね、きょうの場はこれでおしまいにしますけれ
ども、これは
衆議院でも
参議院でも全部言っているんですよ、これ何回も。それで官房長が言うようなことで大体終わっているんですよ。だからもう
一つ、今度は法
改正をして、郵政審議会の役割分担というのは大変なことになるんだという
意味合いも含めて、人数もそれでいいのか、あるいは学識経験者というけれ
ども、今までやってきたような何とか社長だ、何とか会長だというのがいいのかどうか、もう少し今後別な機会に、これは
委員長に一任しておきますがね、そういう場をつくって、十分にひとつ聞いてだね、あなたが二、三年残るというなら別だよ、また官房長で。これは
大臣に質問するわけにいかないけれ
ども。
さてそこで、さっきから私が言っていますように、郵便の事業の運営の化方を大きく変えて、少し公共性と企業性の役割分担——私も学者じゃありませんが、別にここで公共論だとか企業論について論じるわけじゃないんですが、変化していることはわかるわけですね。この変化に基づいて、問題は、どう職員をこの変わっていく需要に
対応さしていくかということをやらなきゃならないと思うんですが、普通の会社でいきますと、郵便
局長がこういう提案をして、事業を運営していきたいということになると、大体郵便事業を活性化するには一体どのぐらいの予算が要る、人間の訓練だとか任用だとか採用だとか、あらゆることについてはこうしなきゃいけないというんだけれ
ども、残念ながら役所の方は、郵務
局長は郵便事業について、こういう問題で提起をして、こうやりたいと言うけれ
ども、人の訓練だとか、人の採用だとか、人の問題というのは人
事部長がやっているんだ。郵務
局長が見識があって、人
事部長がないと言うと、また怒られるからそこまでは言いませんがね、郵務
局長がいろいろいいことを答弁したって、人事部がやらなきゃいけないわけなんだけれ
どもね。
そこで、僕は人
事部長にちょっと聞くんだけれ
ども、この活性化計画、ここにあるんだけれ
ども、余り細かいことをいつも質問しちゃうと、あいつばかだと言われるから、あなたの方の書いたやつを言うんですけれ
ども、私はやっぱりさっきから議論していますように、郵務
局長は、例えばはがきだとか封書を値上げした、しかし、値上げばかりしたって郵便がふえるわけじゃない。値下げをして、今度ひとつ郵便をふやしていこうということになれば、それはやはり過去の
経過を見ながら、
反省をしながら事業の運営をどうしようかということになるんですな。ところが、人事部の発想というのは、そんな発想ないんだよ、悪いけれ
ども。これ読んでも、従来の延長線上にとどまるんじゃなくて、新たな見地から敢然と挑戦しようというんですね。確かに、何だって今までの延長線でやるなんということはだめだということは全部わかっているわけです。それ以前に今まで労使の
関係だとか、あるいは職員に働いてもらうために、どこにどういう欠陥があるんだと。
この間、郵務
局長が何か新聞に書いてあったよね。あなたが労使
関係で、年賀のことで、何かそういう
意味合いの、何新聞だったかちょっと忘れたけれ
ども、郵務
局長は割合に素直な書き方しているんだよね。なぜかというと、余り労使
関係にこの方は携わってないから、非常に常識的にあの新聞は書いてありましたけれ
ども、別にここで私は
郵政省が悪かったとか、組合が悪かったとか、よかったとかと言っているんじゃないんですよ。私は、大出さんが今国対
委員長やっているけれ
ども、二人で
郵政省側にも行ったし、組合側にも説得して年賀を通すべきじゃないということで随分苦労しましたけれ
ども、結果的に年賀はああいう状態になっちゃったんですけれ
ども、しかし、そういう
意味合いで人事部が、従来のそういう職員のもろもろのことに携わっている
人たちが何ら
反省なくて、ただ、今までと同じじゃいけないよなんという前書きがあって、しかもその次のページへいきますとね、人
事部長ね、これがまた、とぼけておるのも甚だしいんだけれ
ども、事業の発展こそ労使
関係改善の原点である。事業の発展が頭に来ているわけだ。違うんだよ。労使の
関係の改善が事業の発展に結びつくんだよ。全然書いてあることが逆さ。個別に答弁しなくたっていいよ。いいですか、これを見たら、本当に今一生懸命仕事やろうなんていう気は起きないね。
いいですか、主任というのがいるんですよ。
大臣もよく御存じないかもわかりませんが、大体郵便局に五人に一人ぐらいいるんですよ。偉くなるというのは、やっとこ主任になるのが偉くなるんですよ。ここに並んでいる人というのは、主任やったことないんです。みんなもうすぐ偉くなっている。その郵便局の主任の人というのは、他局に任用するのが原則だ。貯金だって保険だって、あそこの娘は結婚して
子供がもうそろそろできるから、じゃ貯金でも入ってもらおうかとか、あるいは保険にも入ってもらおうか。主任になるのにどうして他局、あなた、小岩の郵便局の一般の人が主任になって、渋谷へ行って何ができるんですか。郵便やるのに、配達するのに。そういうばかげたことを書いてあるし、同時にまた、もっとひどいですよ。降格の問題、降格させなきゃいけないというわけだ。それはそうでしょう、悪いことをしたら降格させなきゃいけない、当然の話ですけれ
ども、その降格の問題もですね、「役職機能が充分発揮できない者に対しては降任、降格
制度等の適正な運用を図る。」、だれが図るんですか、これ。大体この条項に引っかかる管理者がやるんじゃないの、これ。例えばこういうことがあったにしても、本人が降任だとか降格されるといったら大変なことなんです、これは。そうでしょう。そういうものをばらまいておいてですよ、何が郵政事業の活性化ですか。活性しますか。職員はどこへ飛ばされちゃうかわからない。
しかも自分を勤務評定する人というのは、尊敬している、敬っている人ならいいですよ。今あなた見てごらんなさい。現場の課長やって二年でしょう。
局長やって三年でしょう。そしたら、今
守住先生ここにおられますけどね、それはおまえの言うとおりだと、二年じゃ短いから三年におれはするんだと言って、やや三年がふえたんですかな。何かそうらしいですけど。二年ぐらいいた人がですよ、この人間は成績が悪いから降格だ、降任だ、それで、この人間はもう主任になるから、小岩の郵便局から渋谷の郵便局へ、他局に主任でやっちゃう。管理者が他局でもってやるんなら、まだ話はわかりますよ。貯金外務員だとか郵便外務員だとか、保険の外務員が主任になることによって他局に任用するようなことだとか、あるいは降格が一方的に、どの上司が降任、降格するかわからぬけれ
ども、厳格にやるべきだというものを出しておいて、これ、なぜ言うかというと、人の言うこと聞いて、ああこの活性化計画は間違いでしたと、もうちょっと修正しましょうなんという考えがあればいい。ところが、お役人というのは、一回出した文章というのは絶対直さない。メンツを重んじるわけ。つまんないメンツなんだよ。いいメンツならまた別だけどね。
郵政事業の活性化計画なんて出しているセンスでもって、まとめて考えてみますと、郵務
局長非常にいい答弁しているんだけど、果たして郵便事業にこういうことを任しちゃって本当にうまくいくだろうかという疑問。人事部からあんたの方に話が飛んじゃって悪いけれ
ども、だからその辺のところを人
事部長総括して、今貯金でも保険でも、もうしっちゃかめっちゃかで一生懸命事業の活性化図ってやっているんだけど、一体人事部なんというのは何を考えているんですかね、これ一体。総論でいいから。