○田並
委員 わかりました。
今、カタログ販売だとかあるいはテレビによる物品販売だとか、こういうものが相当出回っておるわけでありますが、ぜひ
郵政省の方としても、代金引きかえ
郵便物というのはこういうふうに便利になりましたということを大々的に宣伝してもらって、この代金引きかえ
郵便物の物数がふえるような
努力を一層していただきたい、このことを強く要望しておきたいと思うのです。
貯金局の方にお聞きをしたいのは、先ほど申し上げましたように代金引きかえ
郵便物の引きかえ金を、従来の普通為替による送金のほかに新たに電信為替による送金を新設したわけであります。しかも、電信為替の支払い方法として、従来の窓口払いのほかに証書払い、居宅払い、こういうものを新設しようという法改正でありまして、そういう
意味では利用する人にとっては大変便利になった、このように思うのです。
しかし、このほかに、将来的な検討課題になるのかどうかわかりませんが、代金引きかえ
郵便物を利用する方、あるいは電信為替で送金決済をされる方、それぞれ
郵便貯金もお持ちの方が多いのじゃないかと思うのです。したがって、
郵便貯金の自己の口座だとか自己が指定する他人名義の口座だとか、余りそういうのはほかへいってもらっては困るわけでありますが、ただしかし、そういう
郵便貯金の口座に自動的に振り込みができるようなシステムを
考えられた方がいいのではないか。
もちろん、代金引きかえ
郵便物の代金回収については、電信為替にしたというのは当然資金回収を早くしたいというニーズにこたえてやられたことなのでしょうが、
貯金口座に入れることによって、例えばキャッシュカードを持っていればそれによって通知があればそれをおろすことができる。これはもちろん
料金も、電信為替で発行する、当然、電信為替にしてほしいと言えば電信為替の
料金を
利用者は払わなければならない、あるいは、居宅払いについては
郵便料はかかる、そういうコスト計算をこういう
人たちはかなりすると思うのです。ですから、コストが安くてしかも利用の拡大が見込まれるようなそういう方策についてもこれからの課題として当然検討するべきではないか。
現在の法改正についてはもちろん賛成でありますが、それ以上に
サービスを拡大するという
意味での新しいシステムについても、せっかくオンラインシステムなどができているわけでありますから、そういうものを最大限利用する送金決済のより近代的な、しかもスピーディーな方法というのを検討しなければいけないのではないか、このように思いますので、
貯金局長の御意見をお伺いしたいと思います。