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塚田委員 先ほどから当
委員会におきます審議は、ほとんどが
地震ということに集中しているようでございます。それは、それだけもしもの場合の
地震の
被害の甚大さを心配するからでございまして、特に東京という
意味において質問が集中しておったと思いますが、私もそのような観点から、大規模
地震に関連して幾つかの質問を集中させてみたいと思っております。
まず、昨年十二月、これは千葉
東方沖地震でございますが、実は私自身も、警察には報告しておりませんが、
被害を受けました。宿舎におきましてコップが五つほど全部割れてしまったという
被害でございます。そして去る三月十八日、これはかなりびっくりするほどの大きな
地震でございました。これについては、感じた大きさと
気象庁の発表の震度にちょっと常識的に差があったので、これはおかしいなというようなことで、先ほどから各
委員から、
気象庁の震度の発表について一考も二考も要するのじゃないか、常識に近づけるべきじゃなかろうかという
指摘がされたとおりでございます。
その中には、いわゆる軽震とか弱震とかいうような呼び方について、誤解を与えるからそれを変えろというような
指摘もあったようでございます。私としては、震度三、四、五、六とかいうようなものについては、呼び方のいかんを問わず、かなりの方々が常識的に理解をできるようになっておる。となると、この問題の本質というのは、一般的には五ぐらいあったんじゃないかというのが三だというから、はてなということで誤解を生ずると思いますので、特にいわゆる震度の数字の出し方について、今までの各
委員からの
指摘に基づいて、
気象庁の方としてはぜひ納得のいく、庶民の常識に合うものを出していただきたいと思っております。
さて、この東京は、申し上げたとおり、千葉東方
地震それから直下型
地震、そして常々言われております
東海地震という、言うなれば三つの脅威を受けているわけでございますから、その三つのいずれかが東京に発生する確率というのはかなり高まっているというふうに考えざるを得ないわけでございます。とすれば、まず間違いなく、かなり近い将来において関東大震災のごとき大規模
地震、これはマグニチュードが幾つになるかは別としても、起きるものと当然想定して、
国土庁としては
防災計画をつくっておかなければいけないと思います。
そこでお伺いいたしますけれども、東京において関東大震災並みの大規模な
地震が生じた場合、その
被害の想定、
地域的にどのような事故が起きるのか、死者がどのくらい出るのか、そのような
調査といいましょうか、
研究がどこまで進んでいるか、御回答いただきたいと思います。