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1988-04-19 第112回国会 衆議院 議院運営委員会 第18号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和六十三年四月十九日(火曜日)     午後零時一分開議  出席委員    委員長 三塚  博君    理事 村岡 兼造君 理事 原田昇左右君    理事 桜井  新君 理事 小杉  隆君    理事 大島 理森君 理事 清水  勇君    理事 阿部未喜男君 理事 鳥居 一雄君    理事 中野 寛成君       井上 喜一君    石渡 照久君       江口 一雄君    川崎 二郎君       鴻池 祥肇君    自見庄三郎君       中山 成彬君    二田 孝治君       三原 朝彦君    石橋 大吉君       田口 健二君    森本 晃司君       木下敬之助君    東中 光雄君  委員外出席者         議     長 原 健三郎君         副  議  長 多賀谷真稔君         事 務 総 長 弥富啓之助君     ───────────── 本日の会議に付した案件  本会議における議案趣旨説明聴取の件  本日の本会議議事等に関する件      ────◇─────
  2. 三塚博

    三塚委員長 これより会議を開きます。  まず、本日物価問題等に関する特別委員会から提出された無限連鎖講の防止に関する法律の一部を改正する法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。  右法律案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 三塚博

    三塚委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。     ─────────────
  4. 三塚博

    三塚委員長 次に、本日の本会議における趣旨説明を聴取する議案の件について御協議を願います。
  5. 村岡兼造

    村岡委員 自由民主党を代表して、動議を提出いたします。  本日の本会議においては、内閣提出教育公務員特例法及び地方教育行政組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案趣旨説明を聴取し、これに対する質疑を行うことを望みます。
  6. 清水勇

    清水委員 残念ながら野党を代表してというわけにはまいりませんが、社会党を代表して、ただいまの動議反対する立場で意見を申し上げたいと思います。  むろん、議運の場でこの法案の持っている内容とか性格、これに触れるつもりはございません。しかし、長い時間をかけて臨教審が検討し、答申をし、これが法案化をされてきている。それゆえにこの法案が内包している諸問題というものは枚挙にいとまがありません。それだけに十分事前に検討し、勉強し、委員会における審査に当たって万全を期する、これが与えられた委員の責めを果たす大きな責任ではないかというふうに実は考えておりまして、本来的に言えば私どもは、そういうこの法案の持っている重みからいって、連休前の趣旨説明を受け質疑をするというのは無理かなと、こういうふうに実は考えていたわけでございます。  殊に文教委員会には、既に付託を見ている数本の法案がある。したがって、慌てて無理をしてこの法案委員会付託をしてみても、直ちにこれが審査の対象たり得ない、そういう実態もあるわけでありますから、そこで従来のよき慣行に沿うて、議運理事会与野党合意のもとに本会議における日程協議を行い、取り扱いを決める、こういうことが筋道ではないかというふうに考えて、たまたま他の野党の皆様からの御意見、御要望もこれあり、先週来、自社両党の間で取り扱いについて協議を続けてまいりました。その過程ではだれがどう言ったなどということは一切申し上げませんが、一たびは、私どもも十九日と提案をされる自民党に対しだめだ、だめだと言っていたのでは、これは自民党としても予定が立たずに困るという御意向もあったわけでありますから、二十二日という日程を指し示し、これによってほぼ合意を見た、こういう経過があったにもかかわらず、その後のお家の事情等を踏まえて、きょう無理にこの委員会採決をして、本会議趣旨説明を行うという運営やり方は、今後に暗い影を落とすのではないか、禍根を残すというようなことにも通ずるのではないか、こういうことを大変憂えているわけでございます。  で、今国会予算修正等をめぐって御承知のようにときどき審議が中断をされる、本会議の開会も必ずしも円滑を見ないという経過もあったわけでありますから、そこで私どもも、これまでの法案担当の会合あるいは与党・自民党要望等を踏まえて、先々週あたりから御承知のように次々に趣旨説明を求めている法案をおろしまして、関係委員会付託をしております。このようにして文教関係についても国立学校設置法案、これは先週十四日に趣旨説明が行われ、質疑を行ったわけでありますが、その前後に学校教育法あるいは地方教育行政の一部改正などなどの法案も、今申し上げたような判断から趣旨説明要求をしておりましたが、これを取り下げて委員会付託をしている。率直に言うと、ある意味では最大限を超える委員会運営に配慮を払ってきたつもりでございます。したがって、そういう点を十分勘案をされるならば、きょうここに唐突にこの委員会動議が出される、そして無理強いをしてでも本会議趣旨説明をする、こういうやり方は極めて穏当を欠くのではないか、こういうふうに言わざるを得ません。  申し上げたいことはたくさんあるのでありますが、きょうはこの程度にいたしますけれども、古くからのよき議運慣行というものをどうぞひとつ三塚委員長には念頭に置いていただきながら、ただいまの動議をめぐって、相なるべくはこれを撤回をされるようお勧めをいただき、円満な議事さばきを行っていただきたい、このことを強く要望をする次第でございます。(拍手)
  7. 東中光雄

    東中委員 私たちは、今国会に出されました臨教審関連法案というのは、いずれも非常に重要な法案ばかりであるというふうに考えております。憲法、教育基本法の原則が問題になる重要法案であるというふうに思っておりまして、全法案についての本会議趣旨説明要求を出しておりましたし、そうしております。慎重に十分審議がされなければならないというふうに思っておるわけであります。  ところで、きょう十九日に教育公務員特例法についての趣旨説明をどうしてもやらなければいけないと動議を出される理由というのは、今日の時点では全くわからないわけであります。  といいますのは、今文教委員会付託をされております文教関係法案、現に審議が進められておるのが私学共済であります。続いて、著作権法が既に付託をされております。そしてさらに、この間本会議趣旨説明が行われました国立学校設置法付託をされております。さらに、趣旨説明要求をしておりましたが、どうしても私たちとしては質疑をするだけのいわゆる星取り表を持っておりませんので、既に付託をされました学校教育法地方教育行政法改正法があります、五本のいわばいずれも重要な法案があって、これから審議を重ねられていくわけでありますから、会期末が近くなったとか連休があるとかいうことで、きょうこれを早急にその趣旨説明をやられる、質疑をやれということはどうしても理解できない。ただ、何が何でもこの教育法案は強引に進めていくんだぞという意思表示としての自民党動議提出であるとすれば、これは強く反対せざるを得ない。  こういう点で委員会採決をして本会議趣旨説明をやるというのは、私は少なくとも経験なかったのでありますが、先ほど理事会で申し上げましたのは日時を少し間違えておりましたが、昭和三十一年の三月二十三日の衆議院議運理事会でこういう論議がやられた。そして趣旨説明をやる順位を採決で決めたという例があります以外に、公選法関係では自民党だけで一方的にやられたとかいうこと以外にはないわけであります。そういう点からいいまして、異常な扱いであるというふうに思いますので、強く反対をします。できれば撤回をするのが相当であるというふうに思っておる次第であります。
  8. 三塚博

    三塚委員長 それでは、村岡君の動議賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手
  9. 三塚博

    三塚委員長 挙手多数。よって、本日の本会議においては、教育公務員特例法及び地方教育行政組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案趣旨説明を聴取し、これに対する質疑を行うことに決定いたしました。
  10. 清水勇

    清水委員 私どもは、きょうの本会議趣旨説明は最後まで反対をし続けて今日に及んでおりますが、先週以来、いつ本会議趣旨説明が行われるかわからない、こういう状況の中で、とりあえず佐藤徳雄君を質疑者予定をして今日に及んでおりますので、遺憾ながら今採決で決せられたとすれば、きょうの質疑に当たって予定をしてきた佐藤徳雄君を質疑に立たせたい、こういうふうに思いますので、この機会に申し上げます。
  11. 東中光雄

    東中委員 私たちは、教育公務員特例法趣旨説明が行われ、質疑が行われるならば質疑をしたいということは、前々から申し上げておるとおりであります。予定をしておりました石井郁子君の質疑要求をいたしたいと思います。
  12. 三塚博

    三塚委員長 なお、趣旨説明中島文部大臣が行います。  右の中島文部大臣趣旨説明に対し、ただいまお聞きのとおり、日本社会党護憲共同佐藤徳雄君、公明党・国民会議鍛冶清君、民社党・民主連合青山丘君、日本共産党革新共同石井郁子君から、それぞれ質疑通告があります。  質疑時間は、おのおの十五分以内とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 三塚博

    三塚委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  なお、質疑者要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。     ─────────────  一、趣旨説明を聴取する議案の件   教育公務員特例法及び地方教育行政組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出)    趣旨説明 文部大臣 中島源太郎君    質疑通告     総、文      佐藤 徳雄君(社)     総、文      鍛冶  清君(公)     総、文      青山  丘君(民)     総、文      石井 郁子君(共)     ─────────────
  14. 三塚博

    三塚委員長 次に、本日の本会議議事の順序について、事務総長説明を求めます。
  15. 弥富啓之助

    弥富事務総長 まず最初に、動議により、物価問題等に関する特別委員会法律案緊急上程いたしまして、村山同特別委員長趣旨弁明がございます。これは全会一致であります。  次に、教育公務員特例法及び地方教育行政組織及び運営に関する法律の一部改正案につきまして、中島文部大臣から趣旨説明がありまして、これに対して、ただいま通告がありました四人の方々からそれぞれ質疑が行われます。  本日は、大体二時間十分程度かかるものと思われます。  本日の議事は、以上でございます。
  16. 三塚博

    三塚委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。     ─────────────
  17. 三塚博

    三塚委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせをいたします。  なお、来る二十一日木曜日午前十一時から理事会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時十六分散会