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川俣委員 鳥鳴き花咲く候になりましたが、
委員長の了解を得て巣箱を持ってきました。バードウイークが間もなくやってきますけれ
ども、これは
国会周辺に巣箱を架設する計画で、鳥類
保護議員懇話会、私は世話人をやっております、これはスポーツ議連とは
関係ありませんが。あわせて財団法人
日本鳥類
保護連盟という名前で、鯨岡先生と河野洋平君の名前でこれをやろうじやないかという呼びかけがありました、別に稲門会の宣伝をするわけじゃないが。これは尾崎記念館の庭園にみんなでやろうじやないか、こういうことです。
なるほど、にんべんに木と書いて休むと読む。やはり安らぎというのは木材からだ。こういうことで、私も十年
予算委員会で、学校の三階建ては御法度の建築基準法、そしてたとえ建てても文部省の補助金は三割減、こういう基準法を十年かかって、ようやく昨年同僚議員の御同意を得て建築基準法の大改正になり、今や非常に木造校舎というのはふえてまいりました。やはりこういうのは、都会にいじめ等が非常に激しいというのは、育ち盛りの
人間が学校でもコンクリート、帰ってくればガチャンとかぎっ子、これじゃとてもはけ口がない。私ら子供のころは、机に小刀で先生の目を盗みながら穴をあけてビー玉をごろごろ落とした。こういったところで木というものに親しむ必要があるのじゃないか。成金さんがどんなに豪華なコンクリートの邸宅を建てられても、床の間と仏壇だけは木であるということから見ても、やはり木というもの、こういうものが非常に――
環境庁が一翼を担っておるのだろうな、これは農林水産省、林野庁だけではない。
委員長もちょうど緑の羽をやっておるようですが、だれかやっていないかなと思ったら、まだいるんですね。林野庁でやっていたのが帰ったようですが、もしあれでしたら私持っていますので。
これはにおいの出るしおりです。
委員長に了解を得てから皆さんにお願いします。
「不思議な物質「フィトンチッド」」、学のある人方はわかると思うが、フィトンというのは植物、チッドというのは殺す。「植物は自分をおそう虫をおい払ったり、きらいな植物をよせつけないようにするため、フィトンチッドを出します。」というようなことでございます。したがって、私がここで取り上げようとしている問題は、
環境庁というのは大変な官庁だなと思って常に同情しておるのでございます。今もリゾートの話を聞いていますと、開発というのは今のままでないという意味でございます。草ぼうぼう、木ぼうぼう生やらかして自然で暮らすという自然人ならいざ知らず、そういう意味で
環境庁というのは大変だなと思って同情しておるつもりです。
ところがこの間、おとといですか、「釣り糸は野鳥の敵」という新聞記事が目に入った。「本格的な春の釣りシーズンを控え、野鳥を釣り糸(テグス)
公害から守ろうと、「みずもと自然観察クラブ」は来月三日の定例観察会で、いつも会場に使っている都立水元公園内に散乱している釣り糸を拾い集めることになった。」こういうように非常に民間で自然を守ろうという動きがあるわけでございます。ところが、これだけなら民間の任意団体あるいはボランティア
活動等々でできるわけですが、官庁となるとなかなかそうはいかない。
環境庁というのは結局、自然の
保護と開発それから国民のニーズ、鳥を捕獲するという
法律が
環境庁の所管である。そうすると狩猟法、いわゆるハンターですが、これとの
関係も出てくるだけに、これは大変だなと思っております。
そこで、例えば林道開発と自然
保護というのはあちこちでトラブルが起きます。知床、ムツゴロウさんまで行ったようですが、あるいは青森と秋田の間の青秋林道。林道をつくらなければ奥山は開発できない。それじゃ奥山はぼうぼうにしていいのだろうか、こういうことになる。そうはいかない。やはり切るものは切り、植えるものは植える。かつて屋久杉で切るべきか、二、三千年のものをそのままにしておくべきかという大論争をしたわけですが、やはり
環境庁が中に入ってくれた。ところが、このごろ
環境庁の顔が見えない。したがって、私も
環境委員会の一員になるまで
環境庁の
局長さん方の顔は余り知らなかった。認識が不足でございました。政務次官はもちろん同僚でございますから知っておりましたが。
そこで、
環境庁というのは一体人事的にはどうなんだろうか。後で官房長にまとめて伺いますが、各
局長さん方は出向なのだろうか、本当に腰かけ的に座っているものなのか、そういったところをまず聞きたいと思います。
私はここにカドミの棒を持ってまいりました。これは九九・九%といってスリーナイン。カッパー、銅の三倍か四倍の高価なものです。これがなかりせば
日本の国にテレビはこれだけ普及しなかったという貴金属であります。レアメタルであります。これは亜鉛に付着しています。ところが戦争中に銅をとるために、鉄砲の弾をとるために亜鉛はどんどん捨てておった、したがってそれに付着しておるカドミがやがてカドミ
公害につながった、こういうことになります。ところが、私は常にこれをいじっておるというのは、余計なことだが、川俣先生は何となく若々しく見えるが何か秘薬がありますかと言うから、それは進歩しないからだろうと自分で言っておるのですが、これはやはりカドミの棒をなでているからだと思うのであります。というのは、カドミの水を吸った稲はぴんと非常に勢いが強い。銅を吸ったのはくにゃとするということだが、カドミとイタイイタイ病の関連はいまだ医学的には証明されていない。そういう段階で、〇・四ppmは汚染米だ、一ppmは売買できない、食わせてはいけない、こうなっておる。ところが諸外国はそうなっていない。それが
公害国会だ、そこで立地
公害局があおられて、一ppmは汚染米、〇・四ppmは準汚染米、それっというんで
日本の国土というものを客土なり剥土した、この費用は膨大なものです。これはこの次の
委員会かその次あたり、時間がいただけたらやりたいが、この件で
環境庁はこれにどう対処するか。カドミ米と称する米を毎日のようにまぜて食べているお医者さんがいるということを私はつかんできた。行徳の開業医でございますが、そういうこともあります。
環境庁というのはこの辺が大変だなという視点でこれから一つの例を取り上げて、例がなければ取り上げられないわけでございますので、同じ鳥は鳥でもカモの話で恐縮でございますけれ
ども、カモにならないように一生懸命にやっておきます。
そこで、まず「
環境庁案内」、私はおととい立派なものをもらっておりますが、
局長さん方の御出身というか原籍というか、今出向なものなのか、その辺をちょっと伺いたいのです。