○岡崎
委員 希望と同時にしっかりした指導をやってほしいと思うわけです。
もう
一つ、これに関連する「わたしの言い分」という記事を私、持ってまいりました。朝日新聞のおととしの十月五日付です。これはアメリカに結成された環境
保護団体の「地球の友」国際代表ジョナサン・ホリマンさんの寄稿でございますが、ここでも
日本政府に対して強い希望を述べられているわけです。
「
日本の企業や
政府には何を要求しますか。」こういう
質問に対して、「
木材伐採や輸入をしてきた商社や
木材、製紙業界は、これまでに
破壊した熱帯林を放置してカナダやシベリアに目をつけているが、無
責任過ぎる。伐採したあとは、せめて
植林すべきだ」、「
日本政府に対しては、
熱帯雨林、とりわけ原生林からの原木輸入はただちに禁止せよといいたい。熱帯材(二次林)は原木としてでなく、合板やベニヤ板など加工品として輸入して、
生産国の収入になるようにし、損耗も少なくすべきだ」、こういう意見を述べられているわけなんです。
先ほど
熱帯雨林に対する
政策は何だというような
質問がありまして、利用と
保全というふうにおっしゃいまして、どうも
保全の方がすっきりしなかった。私は、こういう意見などを聞きますと、
本部を
誘致したからには
責任を持ってこういう問題についてもやっていかなくちゃいけないのじゃないか。つまり単なる伐採だけじゃなくて、直ちに
再生の問題、これは企業に対しても
責任を負わせなくちゃいけないと思います。また
植林等に対して
日本はもっと援助することも
考えなくちゃいけないというふうに思うのです。そして原木をそのまま輸入するのじゃなくて、加工し、輸出国にももっと金が残るようなことも
考えなくちゃいけないと思います。
本部を
日本に持ってきたからにはその
責任を果たさなければいけないと思いますが、これまでのそういう
熱帯雨林政策を転換すべきというか見直すべきときに来ていると思いますが、いかがでしょうか。
大臣の
決意のほどをお伺いします。