運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1987-07-16 第109回国会 衆議院 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    本小委員会昭和六十二年七月六日(月曜日)委 員会において、設置することに決した。 七月六日  本小委員委員長指名で、次のとおり選任さ  れた。       糸山英太郎君    北口  博君       高村 正彦君    自見庄三郎君       谷垣 禎一君    阿部喜男君       山下洲夫君    近江巳記夫君       中野 寛成君 七月六日  北口博君が委員長指名で、小委員長選任さ  れた。 ――――――――――――――――――――― 昭和六十二年七月十六日(木曜日)     午後二時一分開議 出席小委員  小委員長 北口  博君       糸山英太郎君    高村 正彦君       自見庄三郎君    谷垣 禎一君       阿部喜男君    山下洲夫君       近江巳記夫君    中野 寛成君  小委員外出席者         議院運営委員長 越智 伊平君         議院運営委員  東中 光雄君         国立国会図書館         長       指宿 清秀君         国立国会図書館         副館長     石井 五郎君     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  国立国会図書館閲覧サービス改善に関する件  第二国立国会図書館仮称)の設置に関する答申  等に関する件      ――――◇―――――
  2. 北口博

    北口委員長 これより図書館運営小委員会を開会させていただきます。本日は、国立国会図書館閲覧サービス改善に関する件と第二国立国会図書館仮称)の設置に関する答申につきまして御協議をお願いすることといたします。  まず、指宿図書館長から説明を求めます。
  3. 指宿清秀

    指宿国立国会図書館長 まず、国立国会図書館閲覧サービス改善に関する件でございますが、昨年九月以来、長い間御心配をおかけいたしております当館のいわゆる入退館システム改善案がようやくまとまりましたので、ここに御報告申し上げます。当館におきましては、本年二月に来館利用者サービスシステム開発室を設けまして、入退館システム改善につきましての抜本的な調査検討をいたしてまいりましたが、このほど同開発室においてブックキーパーシステムなるシステム基本構想がまとまりまして、その報告書が去る六月十九日館長あてに提出されました。  本件の検討に当たりましては、事の重大性にかんがみまして、当館職員のほか、建設省及びメーカー関係者の参加をも得まして、緊密な連携のもとに共同開発の実を上げ、同時に文部省学術情報センターなどの専門家にも御指導と御教示を賜りまして、万全を期した次第でございます。  同システムの内容について少しく申し上げますと、既設の機器はほとんどそのまま生かしまして、ソフトのみを大幅に改善いたしております。このシステムによりますと、通常出納業務が無理なく処理でき、しかもピーク時における必要な処理スピードが十分確保されるものと考えております。  今後、この基本構想に沿って、詳細設計システム構築という手願で作業を進めてまいりますが、テストの期間を考慮いたしますと、全面稼働までにはしかるべき期間が必要でございまして、現在の見通してはおおむね一年を要するかと存じます。  また経費の点でございますが、改善にかかわる新たな支出は考えておりませんが、利用者に対する一層のサービス向上を図るための機器の増設などにつきましては、それに伴う支出はやむを得ないかと考えております。以上の点は建設省とも合意に達しております。  以上でございますが、当館といたしましては、できるだけ速やかに全面稼働いたすべく全館を挙げて取り組んでおりますが、その準備に当たっては万全を期してまいる所存でございます。  なお、現在行っております一部稼働につきましては、改善の方針が決まったことでもありますので、利用者周知徹底を図った上で来る八月初旬を目途に停止いたしたく存じますので、あわせて御了承を賜りますようお願いをいたします。  次に、第二国立国会図書館仮称)の設置に関する答申について御説明申し上げます。  当館におきましては、昭和五十七年六月、国立国会図書館法に規定する図書館の組織及び図書館奉仕改善を目的として、関西地域設置すべき施設及びその機能について調査審議するため、国立国会図書館関西プロジェクト調査会設置いたしまして、約五年にわたって検討をお願いいたしておりましたが、去る四月二日、同調査会岸田会長からその答申をいただきました。  その要旨といたしましては、国立国会図書館全国的規模機能を飛躍的に強化拡充する必要があり、そのためにはニューテクノロジーを活用した先端的な図書館サービスが提供できる施設と大容量の資料保存施設を備えた第二国立国会図書館仮称)を設置することが適切であり、その場所は、国土庁が関西文化学術研究都市として策定している京阪奈丘陵が適当であるというものでありました。  当館といたしましては、この答申の趣旨を尊重いたしますとともに、その設立に当たりましては、さらに考究すべき事項が多く残されておりますので、これらを含めまして具体的な設立計画検討するために、去る六月一日、副館長を長とする設立計画本部を設けまして、全館的な体制検討を開始したところでございます。また、その設立に関しましては、関係機関とも十分な連絡調整を図りながら実現に向けて努力してまいりたいと存じます。  この場をおかりいたしまして、当館の今年度の工事に伴う問題について御説明させていただき、御了承を賜りたいと存じます。  まず、本館改修でございますが、昭和六十年度から始めまして三年目に当たります今年度は、約八億五千万円が予算に計上されておりまして、本館二階の目録ホールを中心とする改修計画いたしております。御承知のとおり、この部分には、閲覧利用者の出入り口を初め図書中央出納台など、本館図書を利用するための中枢機能が集中いたしております。これらの改修計画を実施することによりまして、利用者に対するサービスの一層の向上を図ることができるものと存じております。  工事は十月に着手いたしまして年末までに終えることを予定いたしておりますが、工事期間中は本館における図書出納を一時的に停止せざる倉得ないものと考えております。なお、新館における雑誌、新聞等閲覧利用については、全く影響を及ぼさない予定でございます。また、この機会をとらえて書庫内の蔵書の一斉点検を行って、図書館資料管理体制整備いたしたいと考えて点ります。工事の実施に当たりましては、閲覧利用者に対する事前の周知徹底を図るなど、混乱の生じないように十分配慮いたす所存でございます。  次に、新館工事の一環としての構内整備の問題でございますが、今年度予算に約七億四千万円が計上されておりまして、その計画は、閲覧利用者のための専用歩道構内に設けますとともに、あわせて車庫の整備を行うものでありまして、十月着手を予定いたしております。  通常業務に支障を来すことはない予定でございますが、この際あわせて御報告させていただいた次第でございます。  以上でございます。
  4. 北口博

    北口委員長 それでは、今、図書館長から説明をいただきましたが、これより懇談に入ります。     〔午後二時九分懇談に入る〕     〔午後二時十四分懇談を終わる〕
  5. 北口博

    北口委員長 これにて懇談を閉じます。  本日は、これにて散会いたします。     午後二時十五分散会