○奥野(一)
委員 この問題については後日ゆっくりやらせてもらいたいと思っておりますから、きょうは余り深入りはいたしませんけれ
ども、この次のときには、どちらの方になるのか、企画庁になるのかとも思いますけれ
ども、そのときちょっと
お尋ねしようと思っておりましたけれ
ども、三和総研だったと思いますが、あそこから出したリポートなんかを見ましても、これは
経済だけでなくて雇用の
関係についても触れているわけですけれ
ども、その中でもやはりこれから賃金の問題でもあるいは労働時間の問題でも、そういうものでも、ある
程度法制化をするぐらいの条件が出てこないと非常に厳しいのではないかというような
意味のことも言われておるわけであります。ですから、
日本の
経済を支える底力というのは、確かに企業のいろいろな努力もあると思いますけれ
ども、問題はやはりそれがどんどん売れていくという
状況がなければうまくいかないだろうと思うのですね。確かに伸びている産業もありますけれ
ども、一般的には小売商業
関係では売り上げはよくない、こういう
状況になっております。そのためには個人消費支出というものを伸ばす、この点が
総合経済対策の中では一番欠けているんではないか、おくれているんではないかなと思っているものですから、これから
総合経済対策を新たにまた立てられる場合には、そういうものもきちっとした形の中で進められるように、ぜひひとつお願いをしておきたいと思っているわけであります。
それで次は、今
関山委員の方からもいろいろ
お尋ねになりまして、多少ダブっている部分もございますから、そういう面については簡略にしていきたいと思っております。
現行の
民活法ができてから一年たって、今のところはその中で確定したのが二つ、間もなくというのが
一つの
三つですか、こういう
状況になっているわけでありますけれ
ども、これは始まってからそんなに期間がたっておりませんので、一年といっても実際に最初の第一号は十一月ですか、そういうことですから、さてそれで効果はどうだったんだということは非常に難しいだろう、こう思うわけであります。
昨年五月の現行法ができたときの
背景というのは先ほどちょっと申し上げましたけれ
ども、そういう中でできてきて、こういう
法案をつくったということは、それなりにこれをやればこういう効果が上がる、それによってこういうふうによくなっていくという
見通しというのですか
計画というのですか、これは当然あったろうと思うのですね。今実際にスタートしているのはわずかでありますけれ
ども、そういうものに照らしてみて、効果というのは一体どういうふうに上がってきておったのか。あるいはこれからでもいいんですね。まだスタートしてないのもありますから、
見通しとしてスタートするものもある、それから先ほどの
お答えでは
年度内に二十近くスタートできそうだ、こういう話にもなっているわけであります。ですから、もしそうだとすれば、この
年度内に二十なら二十の
プロジェクトが進行したときには将来こういう効果を上げることができますということが
見通しとしてはあるだろうと思うのですね。その辺のところをちょっと
お尋ねをしておきたい。
それから、先ほど同じく
関山委員の方から
質疑がございました、二つの
施設が追加された理由。これは先ほどちょっと
答弁を聞いておりましたけれ
ども、何か大阪の
関係とか国際化、そういうものなどが急浮上してきてこの二つを追加された、こういうのですが、もうちょっと詳しく御
説明をお願いしたいし、これも今のことと関連をして、それじゃこの二つの
施設を追加したということは、今までの六つの
施設だけでは不足だから追加したということになると思うのですね。そうすれば、その追加したという
一つの理由の中には、これを追加することによってなおこういう効果を上げることができるということだろうと思うんですよ。そういう効果の
見通しと、それから先ほどは追加されるということについては追加の予定はない、こういうことなんですが、この
施設の追加でなくて、先ほど二十くらい
年度内にスタートするのでないかという
お話だったのですが、これは
施設ごとに内訳わかりますか。数だけでいいですよ。
中身についてはいいんですが、
施設ごとにもしわかったらお知らせいただきたいと思うのです。