○
政府委員(
萩原浩君)
先生御
指摘のように、山陽
自動車道あるいは中国横断
自動車道を児島ー坂出ルートの六十三年春の供用までには全線供用開始するということは不可能な
状況にございます。それらの
整備を進めると同時に、今御
指摘のようないろいろな一般
道路の
整備を進めまして、少しでもアクセスの機能を上げていきたい。こういうふうに
考えております。
具体的には、国道二号の岡山バイパス、玉島バイパスにつきましては、特に岡山バイパスは全長三十八・三キロでございますけれ
ども、君津から倉敷市の大西間二十八・三キロを二車ないし六車で現在供用しておりますけれ
ども、これが児島ー坂出ルートの供用に合わせまして四車あるいは六車に
拡大をするべく今鋭意工事中でございます。岡山バイパスの残りの区間につきましても、引き続き事業の
促進に努めてまいりたいというふうに
考えております。
一方、玉島バイパスでございますが、全体延長九・三キロでございますけれ
ども、
昭和六十年度までに七・五キロを暫定二車線で供用いたしておりますが、今後残る区間の事業の
促進にも努めてまいりたいと存じます。
笠岡バイパスにつきましては、現在都市
計画決定のための
調査を進めているところでございまして、できるだけ早期に都市
計画決定を行えますように、現在地元
関係機関と調整中でございます。そして、この都市
計画決定を受けた後に、着工ができる区間から順次着工していきたい。こういうふうに
考えております。
一般国道五十三号につきましては、
先生御
指摘のように、岡山北バイパスと津山バイパスにつきまして現在事業化をいたしまして、鋭意事業の
促進をいたしておるところでございますけれ
ども、岡山北バイパス延長七・四キロにつきましては現在事業を進めておりまして、六十三年春に新岡山空港が開港と承っておりますが、この空港開港時に特に必要となります県道上芳賀ー岡山線から市道の大岩—小幸田までの間二・三キロにつきまして供用を図るべく工事を進めております。これは六十三年春までには供用いたしたいと
考えております。
また、津山バイパス一・六キロにつきましては、五十七年度から事業に着手いたしまして、五十九年度から用地買収を進めておりますけれ
ども、今後とも事情の許す限り事業の
促進を図ってまいりたいと
考えております。
一方、一般国道三百七十四号線でございます。これは備前とそれから津山市あるいは美作町を結ぶ重要な路線でございますが、全延長四十二・二キロのうち、現在改良率が八二・二%という
状況になっております。残りの約二〇%弱の未改良部分につきまして和気工区あるいは佐伯町・吉井町工区という二工区に分けまして
整備を進めておりますが、この両工区が完成をいたしますと全線一次開通が完了するということに相なります。私
どもといたしましては、この両工区とも児島ー坂出ルートの開通にできるだけ合わせ、あるいは少しくおくれるところがあるかとも存じますが、それに合わせて事業の完成を図るべく
努力をいたしたい。こういうふうに
考えておる次第でございます。