○和田委員 これは別の機会にまたいろいろと議論してみたいと思いますが、私どもは、宗教法人である
現状からいって、やはり五十五年の政府の統一
見解、あれが正しかった、こう思っております。
だから踏み切るときには、私は官房長官にお会いして、きょう公式参拝をされるそうだけれども、おやめになっておいた方がいい、それはまだ国民合意として、今宗教法人である靖国神社への公式参拝はおかしいことになりますよという念を入れました。藤波官房長官でしたけれども、和田さん、どういう代案があるんだ、こう言うから、私どもは戦没者に対して感謝の念、追悼の意をあらわすことにいささかもやぶさかでない、ましてやきょう、きょうというのは去年の八月十五日、公式の全国戦没者追悼の式典があるではないか、そこに陛下もおいでになる、それから総理はもちろんおいでになる、
最高裁長官、衆参両院議長、こういった国の大事な方々がおいでになる、民社党も
委員長が出る、こういう公式の戦没者の追悼行事をやっておきながら、午後、五十五年の統一
見解と変わって公式参拝に行くというようなことはこの際やめておいた方がいいでしょう、こう申し上げました。
そのかわりに民社党は、戦没者追悼に関する
法律をつくって、八月十五日全国一斉に国民が戦没者に対する感謝と追悼の念をあらわすようなそういう行事をやれ、そのためには靖国神社がいろいろ問題があるならば、そういう問題を外すように別のモニュメントをつくるなりそういうものを設立して、だれもが抵抗なく、どこの国からも何の指弾も受けないような格好で我が国の国のために殉じた
人たちに追悼の意を表し得るような、そういう方法を講ずべきではないか、そういう提言をしておったわけなんで、私どもは、こういう格好で我が国の国に殉じた人々に対する慰霊のこういう行為にいろいろと問題があることを非常に残念に思っている。そういう
立場から、今度のこの問題についても、A級戦犯を外せばいける、外そうというような動きが出てきて、またそれこそ宗教法人に対する国の介入ではないかというようなことになってくればますますこじれるな、こういうふうに思うので、私どもの
考え方を申し上げまして、この問題はこれで打ち切りたいと思います。また別の機会に話をさせていただきたいと思っております。
それでは、法案の方の御質問をさせていただきますけれども、
災害はやはり未然に防いで発生を極力減少させるということが何よりも肝要ではないかと思います。
そういう
意味で、先ほど来傾向として減っているということは大変いいことであると思うわけでございますが、
災害発生のできるだけ少ない職場、そういう職場というものは、職場環境が整備されているとか、あるいは安全
基準等かきちっと確立されているとか、あるいは健康管理が行われているとか、そういうこともあろうかと思いますけれども、やはり職場規律が正しく守られて、そしてその職場で働いている人が働きがいを感ずるような、仕事に対して積極的な意欲の持てるような、そういうものでないと、
災害というのは嫌々ながらやったりだらだらやったりしているところに発生する率が高いと思うわけなのでございまして、私はそういう
立場から、職場の一番大事なのは規律、それと意欲、働きがいのある職場、こういうものが大事だと思いますが、大臣はいかがでしょうか。