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政府委員(黒木
武弘君) 老人医療費の将来推計、御案内のように非常に不確定な要素が多いわけでございまして、長期にわたる推計は難しいわけでございますけれども、いろいろ前提を置きまして、かつ今回の
制度改正をも前提にさしていただきまして、仮定のもとに推計した数字で申し上げますと、老人保健医療費の総額は六十一年度で四兆二千五百億円でございますけれども、六十五年には、今言ったような形の推計をいたしますと六兆円ということで、一・四倍に増大するものと見込んでおります。
その内訳でございますけれども、お尋ねの被用者保険の拠出金、保険料
負担分でございますけれども、六十一年度の一兆四千八百億が六十五年度には二兆五千二百億ということで一・七倍に増加をいたします。
国保の拠出金でございますけれども、これも保険料
負担分で申し上げまして、六十一年度は五千七百億円、六十五年度は六千億円ということで、倍率にいたしまして一・一倍程度でございます。
国庫
負担につきましては、六十一年度が一兆六千四百億円、六十五年度にこれが二兆九百億円と相なりまして、倍率にいたしまして一・三倍に相なります。
構成比でございますけれども、被用者保険の拠出金につきましては、六十一年度の三五%が六十五年度に四二%に上がります。
国保の拠出金でございますけれども、六十一年度の一三%が六十五年度には一〇%へ低下いたします。
国庫
負担につきましては、これも六十一年度の三九%の構成比が六十五年度に三五%になるものと見込んでおる次第でございます。