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1986-02-21 第104回国会 参議院 内閣委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
六十一年二月二十一日(金曜日) 午後零時二十分開会
—————————————
委員氏名
委員長
亀長
友義
君 理 事
曽根田郁夫
君 理 事
堀江
正夫
君 理 事
野田
哲君 理 事
原田
立君 板垣 正君 大島 友治君 岡田 広君
川原新次郎
君
源田
実君
沢田
一精君
桧垣徳太郎
君
森山
眞弓
君
穐山
篤君 小野 明君 矢田部 理君
太田
淳夫
君
内藤
功君
柄谷
道一
君
—————————————
委員
の
異動
十二月二十四日
補欠選任
柳澤
錬造君 一月二十日
辞任
補欠選任
堀江
正夫
君
伊江
朝雄
君 一月二十一日
辞任
補欠選任
伊江
朝雄
君
堀江
正夫
君 一月二十二日
辞任
補欠選任
川原新次郎
君
鈴木
省吾
君
森山
眞弓
君
村上
正邦
君 二月十二日
辞任
補欠選任
内藤
功君
小笠原貞子
君 二月十三日
辞任
補欠選任
小笠原貞子
君
内藤
功君 二月十四日
辞任
補欠選任
内藤
功君
安武
洋子
君
柳澤
錬造君
三治
重信
君 二月十五日
辞任
補欠選任
安武
洋子
君
内藤
功君
三治
重信
君
柳澤
錬造君
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
亀長
友義
君 理 事
曽根田郁夫
君
村上
正邦
君
野田
哲君
原田
立君 委 員
源田
実君
沢田
一精君
桧垣徳太郎
君
堀江
正夫
君
穐山
篤君
太田
淳夫
君
内藤
功君
柳澤
錬造君
国務大臣
国 務 大 臣 (
内閣官房長官
)
後藤田正晴
君 国 務 大 臣 (
総務庁長官
)
江崎
真澄
君 国 務 大 臣 (
防衛庁長官
)
加藤
紘一
君
政府委員
内閣官房
副
長官
唐沢俊二郎
君
内閣総理大臣官
房審議官
田中 宏樹君
総務政務次官
船田
元君
総務庁長官官房長
藤江 弘一君
防衛政務次官
北口
博君
防衛庁長官官房
長 宍倉 宗夫君
防衛庁防衛局長
西廣
整輝君
防衛施設庁長官
佐々
淳行
君
防衛施設庁総務
部長 平 晃君
事務局側
常任委員会専門
員 林 利雄君
—————————————
本日の
会議
に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
国家行政組織
及び
国家公務員制度等
に関する調
査並びに国
の
防衛
に関する
調査
(
今期国会
における本
委員会関係
の
内閣提出予
定
法律案
に関する件) (
総理府関係
の
施策
に関する件) (
総務庁
の
基本方針
に関する件) (
防衛庁
の
基本方針
に関する件)
—————————————
亀長友義
1
○
委員長
(
亀長友義
君) ただいまから
内閣委員会
を開会いたします。 まず、
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨年十二月二十三日、
井上計
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
柄谷道一
君が
選任
されました。 同月二十四日、
柳澤
錬造君が
委員
に
選任
されました。 また、去る一月二十二日、
川原新次郎
君及び
森山眞弓
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
鈴木省吾
君及び
村上正邦
君が
選任
されました。
—————————————
亀長友義
2
○
委員長
(
亀長友義
君) 次に、
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
委係員
の
異動
に伴い、現在
理事
が一名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
亀長友義
3
○
委員長
(
亀長友義
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
村上正邦
君を指名いたします。
—————————————
亀長友義
4
○
委員長
(
亀長友義
君) 次に、
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
国家行政組織
及び
国家公務員制度等
に関する調
査並びに国
の
防衛
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
亀長友義
5
○
委員長
(
亀長友義
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。
—————————————
亀長友義
6
○
委員長
(
亀長友義
君) この際、
国務大臣
及び
政務次官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
後藤田内閣官房長官
。
後藤田正晴
7
○
国務大臣
(
後藤田正晴
君) 先般の
内閣改造
で
官房長官
を拝命することになりました。そして、
内閣官房
及び
総理府本
府の
事務
を担当することになりましたが、
誠心誠意職務
の遂行に当たる
考え
でございまするので、
委員長
初め
皆様方
の格別の御
指導
と御
鞭撻
を賜りまするように心から
お願い
を申し上げる次第でございます。
亀長友義
8
○
委員長
(
亀長友義
君)
江崎総務庁長官
。
江崎真澄
9
○
国務大臣
(
江崎真澄
君) きょうはとりあえずご
あいさつ
に上がったわけでございます。 このたびの
改造
で
総務庁長官
に任じられました。どうぞよろしく御
指導
、御
鞭撻
を
お願い
いたします。 簡素にして効率的な
行政
の
実現
を目指しまして、その
任務
を全うしたいと思います。特に
総務庁
の果たすべき
行政改革
の
推進
を初め、
各般
の
課題
に誠心誠意取り組んでまいる
考え
でございます。
委員長
初め
皆様方
の
格段
の御
指導
と御
鞭撻
を
お願い
いたします。ありがとうございました。
亀長友義
10
○
委員長
(
亀長友義
君)
加藤防衛庁長官
。
加藤紘一
11
○
国務大臣
(
加藤紘一
君) 先般、再度
防衛庁長官
を拝命いたし、引き続き
防衛行政
を担当することになりました。 今後とも、厳しい
内外情勢
の
もと
に、
国民
の
支持
と
理解
を得ながら
防衛力
の
整備
を進め、かつ
日米安全保障体制
の
信頼性
の
維持
、
強化
に誠心誠意努めてまいりたいと
考え
ております。 これまで当
委員会
の
委員長
初め諸
先生方
には
格段
の御支援をいただいてまいりましたけれども、これからなお一層の御
指導
と御
鞭撻
を心から
お願い
申し上げる次第でございます。 よろしく
お願い
いたします。
亀長友義
12
○
委員長
(
亀長友義
君)
唐沢内閣官房
副
長官
。
唐沢俊二郎
13
○
政府委員
(
唐沢俊二郎
君) このたび
内閣官房
副
長官
を拝命いたしました
唐沢俊二郎
でございます。 至りませんが、
後藤田長官
を補佐して一生懸命務めさせていただきたいと思っておりますので、
委員長
初め
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
を心から
お願い
いたしましてご
あいさつ
にかえさせていただきます。
亀長友義
14
○
委員長
(
亀長友義
君)
船田総務政務次官
。
船田元
15
○
政府委員
(
船田元
君) このたび
総務政務次官
を拝命いたしました
船田
でございます。
江崎総務庁長官
を補佐いたしまして、
全力
を尽くしてまいる
所存
でございます。
委員長
初め
委員
の
皆様
の心からの御
指導
、御
鞭撻
をよろしく
お願い
申し上げましてご
あいさつ
といたします。よろしく
お願い
いたします。
亀長友義
16
○
委員長
(
亀長友義
君)
北口防衛政務次官
。
北口博
17
○
政府委員
(
北口博
君) このたび
村上
前
政務次官
の後を受けまして
防衛
を担当することになりました
北口博
でございます。微力ではございますが、
加藤大臣
を補佐しながら、重大な責務を全うしてまいりたいと思います。
委員長
初め各
先生
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしく
お願い
申し上げます。
—————————————
亀長友義
18
○
委員長
(
亀長友義
君)
国家行政組織
及び
国家公務員制度等
に関する調
査並びに国
の
防衛
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
内閣官房長官
から、
今期国会
における本
委員会関係
の
内閣提出予定法律案
についての説明及び
所信
を聴取いたします。
後藤田内閣官房長官
。
後藤田正晴
19
○
国務大臣
(
後藤田正晴
君) 今
国会
の
内閣提出予定法律案
は、二月二十一日現在、総件数九十一件であり、
うち予算関係法律案
は三十五件でございます。このうち既に
国会
に提出されておりますものは四十二件でございます。 なお、現在
国会
に提出されていない
法律案
につきましては、三月十四日を閣議に付議する
最終期限
として順次
国会
に提出するように
準備
を取り進めております。 これら
内閣提出法律案
のうち、
参議院内閣委員会
に
付託
が予想されます
法律案
は五件、その
うち予算関係法律案
は四件になることと存じますが、これらの
法律案
の件名及び要旨はお手元の資料のとおりでございます。 なお、
委員会
への
付託
は、議院において決定される問題でございますので、若干の変更もあろうかと存じます。 今
国会
には
内閣官房
から
安全保障会議設置法案
を提出しており、御
審議
を
お願い
することといたしております。この
法律案
は、
現行
の
国防会議
の
任務
を継承するとともに、国の安全に重大な影響を及ぼすおそれのある
緊急事態
への
対処体制
の
整備等
を図るため、
内閣
に新たに
安全保障会議
を設置することとし、あわせて
現行
の
国防会議
及び
国防会議事務局
を廃止することを内容とするものでございます。 慎重に御
審議
の上、速やかな成立を
お願い
する次第でございます。
総理府本
府の
所管行政
につきまして
所信
の
一端
を申し上げます。
総理府本
府は、
賞勲局
、
大臣官房
の
審議室
、
広報室
、
管理室等
のほか、迎賓館、
国立公文書館
、
日本学術会議等
から成り、外局を含む
総理府
全体の
統轄事務
や、
栄典行政
、
政府広報
、
関係省庁相互
間の
連絡調整事務等内閣
と密接な
関連
を持つ
各種
の
事務
を担当しております。 この
所管行政
の主なものにつきまして私の
所信
の
一端
を申し述べ、
委員各位
の深い御
理解
と
格段
の御
協力
を
お願い
するものでございます。 まず、
緑化
の
推進
でございますが、
昭和
五十八年に、
緑化推進連絡会議
を設置し、全国的な
緑化運動
の
展開
を図ってきた結果、
地域
に密着した市町村の
緑化運動
の着実な
実施
、国及び都道府県の
各種
の
緑化推進事業
の積極的な
展開
により、
地域住民
の
緑化意識
の
向上
が図られ、全国的に大きな盛り上がりを見せております。今後さらに、
緑化推進運動
の
定着化
を図るための
地域
の実情に即応した
緑化対策
を
推進
し、花と緑に囲まれた潤いのある
地域社会
の建設を目指してまいる
所存
でございます。また、
昭和
六十五年に開催される
国際花
と緑の
博覧会
の成功を期して
総理府
の
立場
から
格段
の
努力
をしてまいる
考え
でございます。 次に、
婦人
に関する
施策
の
推進
につきましては、
国連婦人
の十年の間、
国連
の提唱する平等、発展、平和の
目標達成
を目指して、
国内行動計画
を策定し、これに沿って
婦人
に関する
各般
の
施策
を講じてまいりました結果、
女子差別撤廃条約
の批准を初めとして男女平等の
実現
や
婦人
の
地位向上
に相当の
成果
を上げることができたところでありますが、今後とも、この
成果
の上に昨年七月に開催されたナイロビでの
世界会議
の
決定事項
を踏まえ、
婦人
に関する
施策
を積極的に
推進
してまいる
所存
であります。また、
障害者対策
につきましては、広く
国民
の
理解
と
協力
を得ながら、他の
一般市民
と
同様社会
の各
分野
で積極的に
活動
できるよう
国際連合障害者
の十年における
各般
の
施策
の着実な
推進
に
努力
してまいる
所存
であります。 その他の
所管事項
につきましても、
政府
の
施策
について
国民
の
理解
と
協力
を得るための
政府広報
の
充実
、いわゆる
休眠法人
の
整理
を促進するなど
公益法人行政
の
推進
、
地域
に密着した小さな
親切運動
を
展開
するなど
社会連帯運動
の
推進等各般
の
施策
の
推進
に一層の
努力
を傾注してまいる
所存
でございます。
委員各位
の深い御
理解
と
格段
の御
協力
を切に
お願い
を申し上げる次第でございます。
亀長友義
20
○
委員長
(
亀長友義
君) 次に、
総務庁長官
から
所信
を聴取いたします。
江崎総務庁長官
。
江崎真澄
21
○
国務大臣
(
江崎真澄
君) 第百四回
国会
における
内閣委員会
の御
審議
に先立ちまして、
所信
の
一端
を申し上げます。 初めに、今
国会
において御
審議
を
お願い
することといたしております
恩給法等
の一部を改正する
法律案
について申し上げます。この
法律案
は、
昭和
六十年度の
公務員給与
の
改善
を
基礎
として
恩給年額
を増額するとともに、
普通扶助料
の
最低保障額
及び
傷病者遺族特別年金
について特別の
改善
を加え、
恩給受給者
に対する
処遇
の
充実
を図ろうとするものであります。 このほか、六十一年
行革大綱
において、今
国会
に所要の
法律案
を提出するものとされた
機関委任事務
の
整理合理化
に関する
事項
及び国の権限の
地方
への委譲に関する
事項
を取りまとめて措置するための
法律案
について、今
国会
に提出すべく
準備
を進めているところであります。 次に、
総務庁
が所管する
業務一般
についてであります。 第一に、
行政改革
の
推進
及び機構、
定員
の
審査等
について申し上げます。
行政改革
につきましては、
臨時行政調査会
及び
臨時行政改革推進審議会
の
答申等
を踏まえつつ、累次にわたる
行革大綱
に沿って、逐次
具体的方策
の
推進
に努めてきたところであります。 また、今回の
昭和
六十一年度
予算編成
に際しましては、
行政
の
総合調整機能
の
強化
及び
行政組織
の
整理合理化
、
国家公務員
の
定員
四千五百二十八人の縮減、
国鉄
の
抜本的改革
の
推進
、その他の
特殊法人等
の
改革合理化
、
行政事務
の
整理合理化
、国と
地方
を通ずる
行政
の
簡素化
、
効率化
等広範な
改革課題
に関し、
政府
としての当面の
方針
を取りまとめたところであります。 今後、この
方針
に沿って着実に諸般の
施策
を
推進
してまいる
所存
であります。 また、
行政情報システム
につきましては、時代の
変化
、
情報関連技術
の
進展等
に即応できるよう、
総合調整
の一層の
推進
に努めることとし、
行政機関
の保有する
個人データ
の
保護等
の諸問題についても積極的に取り組んでまいる
所存
であります。 第二に、
公務員
の
人事管理
につきましては、まず、
行政
に対する
国民
の
信頼
を
確保
するため、厳正な
官庁綱紀
の保持及び
公務能率
の増進に一層
努力
する一方、
公務員
に対する適正な
処遇
の
確保
に努めてまいる
所存
であります。 また、
国鉄
の
改革
を進めていく上で、
余剰人員
の
雇用
問題は最
重要課題
の一つであり、
内閣
に設置された
国鉄余剰人員雇用対策本部
とも密接に
連携
を取りつつ、
国等
への
国鉄職員
の受け入れが円滑に進むよう
努力
してまいる
所存
であります。 第三に、
行政監察
につきましては、主要な
行政分野
の諸問題につきその
制度
、
施策
、
役割等
の思い切った見直しを行い、
特殊法人
の
活性化
、
附属機関
の
事務事業
の
合理化
を進めるなど、
行政改革
の一層の
推進
に資するとともに、
民間活力
の活用の
観点
からの
規制緩和
、
対外経済対策
の
観点
からの基準・
認証改善措置
の
徹底
などについても、適時的確に対処してまいる
所存
であります。また、
苦情救済業務
につきましても、
監察機能
との有機的な
連携
を図りつつ、鋭意取り組んでまいる
所存
であります。 第四に、
統計
に関する
業務
につきましては、その
総合調整
に当たり、
社会経済情勢
の
変化
に対応したより精度の高い
統計
の
整備充実
に努めるとともに、本年行われる
事業所統計調査等
の円滑な
実施
に万全を期してまいる
所存
であります。 第五に、
青少年対策等特定行政分野
の
総合調整業務
について申し上げます。 まず、
青少年対策
につきましては、
青少年
の健全な育成を図るため、昨年
国際青年年
を契機として盛り上がった
活動
や
関心
を今後とも
継続
、発展させていくことが重要であり、引き続き
各種施策
の
推進
を図ってまいる
所存
であります。 また、
青少年非行防止
については、
青少年行政
に携わる
省庁
の
総合調整
を図る
立場
から、家庭、学校、
地域社会
及び
関係機関
の
協力
、
連携
を呼びかけ、その
施策
の一層の
推進
に努めてまいる
所存
であります。
交通安全対策
につきましては、
昭和
六十一年度を初年度とする第四次
交通安全基本計画
の策定及びその
実施
の
推進
を初め、
関係省庁
との緊密な
連携
の
もと
に総合的な
対策
を
推進
するとともに、
交通安全思想
の普及、
交通事故被害者
の
援護等
に努めてまいる
所存
であります。
老人対策
につきましては、
関係省庁
との
連絡
を密にしながら、総合的、効果的な
施策
の
推進
に努めてまいるとともに、高齢者問題について
国民
の
理解
と
関心
を深めるため、
啓発活動
の
充実強化
に努めてまいる
所存
であります。 また、
我が国
の人口の急速な
高齢化
に対応するため、昨年七月、
内閣
に
長寿社会対策関係閣僚会議
が設置され、
雇用
・就業、保健・医療・福祉、
住宅等
に関する
施策
を総合的に
推進
するため、本年半ばを目途として
長寿社会対策大綱
を策定することとしております。
同和対策
につきましては、
地域改善対策特別措置法
の
有効期限
が残すところ一年余りとなりましたので、同法の
期限
内に所期の目的を
達成
できるよう
最大限
の
努力
を払ってまいる
所存
であります。 その他の
所管事項
につきましても、諸
施策
の
推進
に一層の
努力
を傾注してまいる
所存
であります。 以上、
所信
の
一端
を申し上げましたが、
委員皆様
の深い御
理解
と
格段
の御
協力
を
お願い
する次第であります。ありがとうございました。
亀長友義
22
○
委員長
(
亀長友義
君) 次に、
防衛庁長官
から
所信
を聴取いたします。
加藤防衛庁長官
。
加藤紘一
23
○
国務大臣
(
加藤紘一
君)
参議院内閣委員会
の御
審議
に当たり、
防衛政策
の
基本
に関し、私の
所信
の
一端
を申し上げたいと思います。 昨年十一月に開催された
米ソ首脳会談
において、
世界
の平和と
軍縮
に向け話し合いのスタートが切られたことは、まことに有意義であったと
考え
ます。しかしながら、今日の
国際軍事情勢
は、
ソ連
による核及び
通常戦力両面
にわたる一貫した
軍事力増強
どこれを
背景
とする
周辺諸国
及び第三
世界
への
勢力拡張
の動きや
地域
的な紛争の
継続
もあって、依然として厳しいものがあります。
我が国周辺
においても、
ソ連
の
軍事力増強
とその
行動
の
活発化
には憂慮すべきものがあります。 このような
国際軍事情勢
の
もと
にあって、
米国
を初めとする
自由主義諸国
は、
抑止力
の
信頼性
の
維持
、
強化
を図るため、
国防努力
を
継続
し、その効果も徐々にあらわれつつあります。
米国
は、
核戦力
及び
通常戦力
の全般的な
整備
、
近代化
を進めており、このような
国防努力
を
背景
に、より低いレベルでの
軍事力
の均衡を
達成
するため、
ソ連
に対し実質的かつ公正な
軍備管理
・
軍縮
に応ずるよう求めてきたところであります。現在
米ソ両国
間で進められている
軍備管理
・
軍縮交渉
において実質的な
進展
が図られることを強く期待するものでありますが、その成り行きはなお慎重に見きわめていくことが必要と
考え
ております。 依然として厳しい
国際軍事情勢
を踏まえれば、
我が国
としては、総合的な
安全保障政策
を積極的に
推進
するとともに、
日米安全保障体制
を堅持し、自衛のため、必要な限度において、質の高い
防衛力
の
整備
を図っていく必要があります。
政府
は、このような
基本的方針
に従って、昨年
防衛計画
の
大綱
に定める
防衛力
の
水準
の
達成
を図ることを
目標
とする
中期防衛力整備計画
を策定し、
国会
においても御報告申し上げたところであります。
昭和
六十一年度の
防衛予算
は、この
計画
の着実な
実施
に努めることとし、厳しい
財政事情
の
もと
、国の他の諸
施策
との
調和
を図りつつ、
経費
の
効率化
、
合理化
に極力配意し、
必要最小限
の
経費
を計上いたしたものであります。なお、この
予算
においては、隊員の
処遇改善施策
にも意を用い、隊舎、宿舎などの
生活関連施設
の
充実
に努めているほか、
技術力
が
防衛力
の
質的水準
の
維持向上
にとって極めて重要であるとの認識に立って、
各種
の
技術研究開発
を
推進
することとしております。また、
業務
の
実施
に当たっては、
効率化
、
合理化
の
徹底
を図る
観点
から、庁内に
業務
・
運営自主監査委員会
を設け、
業務
の点検、検討を積極的に進めているところであります。
我が国
の
防衛
の
あり方
についての
指針
である
防衛計画
の
大綱
は、平時における基盤的なものとして
必要最小限
の
防衛力
の
水準
を定め、節度ある
防衛力整備
の
方針
を示すとともに、
防衛力
がどこまで増強されるのかといった
国民
の不安にもこたえているものであります。
政府
としては、
大綱
の
目標
としている限定的かつ小規模の
侵略事態
に対処できる
防衛力
を可及的速やかに
達成
することに
最大限
の
努力
を払うべきものと
考え
ております。
防衛計画
の
大綱
についてはいろいろ御意見があることは承知しています。私としては、当
内閣委員会
を初めとして
国会等
において、
日本
の国情にふさわしい節度ある
防衛力
の
あり方
、
防衛戦略体系
といった高い
視点
から御議論いただき、
防衛
問題についての
国民
の
理解
が深められることを願うものであります。 また、
防衛力
の
整備
と並んで、
我が国
の
防衛
の要である
日米安全保障体制
の
信頼性
を
維持
、
向上
させていくためには不断の
努力
が必要であります。このためには、
防衛首脳
の
会談
を初め、あらゆる
機会
をとらえ、間断のない対話を進めると同時に、
日米共同訓練
の
積極的実施
、
白米防衛協力
のための
指針
に基づく
共同作戦計画等
の
研究
の
推進
に努めることが、
日米両国
間の
防衛協力面
における
信頼関係
を一層強固なものとして定着させていく上で大変重要なことだと確信しております。 これに
関連
して
防衛施設
の問題について一言申し上げたいと思います。
日米安全保障体制
の堅持を
防衛
の
基本方針
とする
我が国
としては、
我が国
の
防衛
にとって必要不可欠な自衛隊や
在日米軍
の
施設
の
機能
の
維持
と
安定的使用
を
確保
するため、
周辺地域
の民生の安定と
調和
を図るべく、今後とも
防衛施設周辺
の
生活環境
の
整備等
に関する諸
施策
を積極的に
推進
してまいる
所存
であります。特に懸案となっている
米艦載機
の
夜間離着陸訓練場
の
確保
などの問題については、
我が国
としても可能な限り精いっぱいの
努力
を行っていくことが極めて重要であると
考え
ております。 いずれにいたしましても、
我が国
の
防衛
は、
平和憲法
の
もと
、専守
防衛
に徹し、非核三原則を堅持し、
近隣諸国
に
軍事的脅威
を与えるような
軍事大国
にならないなど、厳格な
制約
の
もと
にあります。
我が国
の
各般
の
防衛政策
は、かかる
制約
を厳守し、かつまた厳しい
文民統制
の
もと
において
実施
されるものであります。
もと
より、
防衛政策
は、
長期的視点
に立って
継続性
を持って進めていくことが必要であります。その
基礎
となるのは
安全保障
に関する
国民
の
理解
と
協力
であります。今後とも
機会
をとらえて、より深い
国民
の
コンセンサスづくり
に
努力
してまいりたいと
考え
ております。 以上、
防衛政策
に関する私の
所信
を申し上げましたが、私は、
国民
の
理解
と
支持
の
もと
、
我が国
の
安全確保
のために
全力
を尽くしてまいる覚悟でありますので、
亀長委員長
を初め
委員各位
の一層の御
指導
と御
鞭撻
を
お願い
申し上げる次第であります。
亀長友義
24
○
委員長
(
亀長友義
君) 以上で
所信
の聴取は終わりました。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十三分散会
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