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瀬谷英行君 それじゃ、それは
総裁の方で善処してもらいたいと思うし、と同時に、私はもう
一つ、このやりとりを
現場から聴取してください。今、
総裁自身が、こういう
趣旨じゃないかと思うとか、ああいう
趣旨じゃないかと思うとかというふうにいろいろと
総裁自身がここでもって修飾をして弁明をされるということでは、本当の
内容はつかみがたい。だから、一体なぜ
本人を呼んでこのやりとりをやったのか、その
内容はどういうことなのか、
管理者としてこのような例を出すことが適当なのかどうかということを検討する必要がある。例えばさっき
指摘をしたように、欠陥商品を外部に宣伝をするようなことは困るじゃないか、こういう話があった。これはまさか
総裁が指図をしたんじゃないと思いますよ、
総裁がそんな指図をするほどセンスがないとは私は思わないから。
総裁が指図をしたわけでもないし、常
務理事が指図をしたんじゃなかろうと思うけれども、現にこういうことを
現場の
管理者が言っていたということが事実だとすると、認識が問題だと思うんです。さらに、
企業秘密なんという話になると、これはもう問題外ですよ、こんなのが
企業秘密なんて。
無人化をどうやってごまかし切れるかということになってしまうと思うんですね。こういうこともやはり問題だと思うんです。だから、これらのやりとりがどういうことなのか、一体
本人が何というふうに言ったのか、
区長なり助役が、
区長はどういうことを言って、どういう助役が何を言ったのか、こういうことをやっぱり調べてもらう必要がありますね。そうでないと、
管理者がとんちんかんなことを大きな顔して言っているということを見逃しておくということはよくないです。
管理者自身の感覚、
考え方からしてまともに戻さなきゃならぬ。何か、
民営・
分割の処方せんに対して、これがコーランかバイブルのように逆らっちゃいけない、というふうな感覚を持たれたら大きに迷惑なんです。国会でこれから
審議に入るんですからね、これから。恐らく今国会じゃ間に合わないでしょう。二十二日までだから間に合いっこないんですよ。その後は参議院選挙になっちまうしね。そうすると、この次の国会から本格的に
審議に入るというふうに思います。したがって、我々とすれば、まず
最初に
分割・
民営という
政府案というものは絶対的なものだというふうにして押しつけられちゃ困るんです。社会党だって社会党案を出しております。それから公明党にしても、あるいは新自由クラブにしても、それぞれ
政府案とは違った案を持っている。これらの案というものを国会
審議の段階で練り合わせて、そして本当に日本の交通政策を
考えた場合にどうしたらいいかということを国会でもって我々は決めたいと思っているんです。
政府の提案は、これは
一つのたたき台なんです。これが絶対だというふうに思い上がっちゃ困るんですよ。
三塚運輸
大臣の識見に対しては敬意を表明するけれども、これが絶対だというふうに思い上がっちゃいかぬ。もしそういうふうに思い上がって強行すれば、これはもうすぐやり直しをしなきゃならなくなります。だから、国家百年の大計を
考えたならば、みだりに発足早々すぐにやり直しをするといったようなことがあっちゃいかぬと思うんです。
きょうは触れませんけれども、私どもが検討した結果によると、貨物会社の問題だって、どうも果たして収支が償えるかどうか疑問がある。三島の問題にしたってそうです。こういう点についてだってまだまだ検討しなきゃならぬという問題があると思うんですが、その点についての
見解をもう一度お伺いしたいと思います。