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安倍(基)
委員 私は、現行の規制の範囲内できちきちやるのではなくて、法そのものの
改正を含めた意味の対策を
考えるべきではないかと思います。その意味合いにおきまして警察、運輸を含めた形で法務大臣がきちっとその辺に対する対処方針を打ち出す。まあ今すぐということはないと思いますけれ
ども、非常に重要な検討課題としてこれから
考えるべきではないかと思うのでございます。暴走族についてはこの辺で質問を終わります。
それから、これはこれからの問題になると思いますけれ
ども、私はきょうは余り詳しくは聞かない、また時間があったら改めて聞きますけれ
ども、最近非常に豊田商法まがいのいろんな悪徳商法が問題になっております。これはやはり何と申しますか、みんな小金ができてきた、その金をどう運用しようか。
豊田商事の場合には老人から無理やり契約をとって、そしてだましてしまう。そこまで至らなくても、最近私がちょっと気になっておりますのは例えば商品取引なんかの問題がございまして、これが海外で先物をやるとかいう話で、為替相場がべらぼうに
変動するところにまた現物も
変動するということで、非常にリスキーな要素がふえてきておる。もちろんこういった相場に手を出す人はそれなりの知識を持ったり経験を持った人がやるようでございますけれ
ども、ただ、比較的みんなが小金をためできますと、まあ株じゃないけれ
ども、株式市場というのは昔は非常に信用のなかったものでございますが、だんだんといろいろ規制をしたりいたしまして、株式市場はオープンになって、ある意味から非常に信頼性のある市場になってきておる。その面からいきますと、商品の先物取引というのはこれから小金を持っている連中がいろいろな資金を投資し始めるというぐあいになってくると思います。それがまた余り過度の勧誘とかいう話になりますと、商売というのは非常に限界があいまいでございまして、どこからどこまでと言えませんけれ
ども、この辺がまだこれからの
一つの問題点になり得るのじゃないかという気がいたします。商品取引のこれからの行き方について、どういう
状況であるか、御見解であるか、私もいろいろトラブル的なことを耳にすることもございましたので、その点について簡単にお聞きしたいと思います。