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丸谷金保君 それは、時間がないから、四十六万円と四十三万円の計算を今ここでやってみてもしようがないと思います。こんな例を一番先に持ってきて、こういうのを出されるとやはり高いと思うんですよ。それより、さっき私が言ったように、三十四人の平均が百八十万、月に割ると十五万何がしにしかならないのがほとんどの実態ですよというやつをなぜ一番先に計算例で持ってこないのか。こういうふうにするとなるほど官民格差なんてないなと。あなた
たちの方がみずから官民格差というふうな表現をこんなところでやっているんですよ。一等級の最高号俸くらいでなくてはないところを、しかも一番先に持ってきて、こういう配慮もやってくれなきゃ困るということと、それから帰休一時金の問題が少しあるんですが、これやっているともうとてもどうにもなりませんので、ただ問題点だけ言っておきます。
過去に
退職一時金の支給等を受けた者という中には
年金条例職員
期間も入る、すべての雇員も入ると。そうすると外地にいた満鉄の職員とか軍属のような
人たちもその恩恵を受けられるんです。それから国家公務員が任官したとき一時もらった、
退職一時金も受けられる。ところが、その
期間計算をするのにもこれも日にちがないんですよ。実際には、こんなものは五月末までに手続しなきゃなんてできませんよ。できないということだけ言っておきます。とてもじゃないけれ
どもできる仕掛けじゃないです。大体三十四年の四月ころに任官して手当をもらった
地方公務員や国家公務員にしても、支給を受けた日もわからないんですよ。八月に受けた者もあるし、十月に受けた者もあるんです。そうすると、全部金利の計算も違ってくるでしょう。とてもじゃないけれ
ども、退官している連中に個別に通知して
指導するといったって、これだけの
期間にどうしてこんなことができますか。少なくても三月末くらいには完全な、ところが政令もまだできていないでしょう。
法案が通ったらつくるといったってできていたら出してもらいたいんですよ。大体今できていなくてはならないんで、これの政令、省令を要求しておきます。
それから、この問題につきましてはさらにまた事実の問題になるんですが、研究しておいてください。満鉄に行っていまして、帰ってきて国鉄にまた勤めたんです。これが今度は要するに判任官になってそこで一時金をもらって、それから今度は判任官になってからレッドパージにかかったんです。これは実際に十勝であったことなんですが、機関車に乗るのを放棄したいわゆる新得事件という事件があったんです。池田の機関庫からも出ましたけれ
ども、みんな山の中へ隠れちゃった。二カ月隠れて汽車をとめれば革命が起こるからということで、当時みんなその気になって、若い連中が隠れて、出てきたら捕まったんです。これは全部レッドパージです。どこにも記録がないんです。国鉄にもないんですよ。恩給局を調べてもないんです。何ぼもらったか。通算規定にはな
っているけれ
ども、
本人ももらったかもらわないかわからないというんですよ。どこを調べても、一体幾ら払って、いつ払ったのかもわからないような人が
たくさん現実にいるんです。これらを救済することも政令の中で考えてもらいたい。それからもう
一つ、さっきの欠格者あるいは三年間で一時金もらった。帰休一時金のこういう制度をつくるなら、
国民年金という制度は、時間が離れていたといったって、
共済年金だって別な
共済のものもちゃんとこれは受けるんですからね。その
期間も十年も
期間切れているんですよ。
時効になってもう十年も切れて、三十年ころに役場へ入った者でも今度この対象になるんですよ。国鉄をレッドパージになってやめて、その後役場へ入った、これも対象になるんです。そうすれば一万五千円でチョンという、十九年六カ月というのは、私の村の隣の村にいるんです、森さんというのが、通算で当たらないんですよ。
国民年金にも通算しないんです、戦時加算で。こういう
人たちが救えるようなことをこの機会にどうして考えられないのか。
以上言いまして、それはまたこの次やります。