○高桑栄松君 今の
文部省のリポートは、私、初めて伺ったんですけれ
ども、ほとんど新聞に出ていることですけれ
ども、そういうことを僕は言ったんじゃないんですよね。
まず第一点は、七十五回というのは四月十六日付ので来ておりますから、これはだから
宿直簿をちゃんと出してもらいたいと言ったんですよ。それなら何にも返答になっていませんですよ。
それから、事務
局長の答弁というのもおかしいと
思いませんか。今のお話伺っていますと、これはマスコミが強力に追及しているんですよ。マスコミがどうして六十万ぐらいですかって、知らないのになぜ聞くかと。 今、
局長はそうおっしゃる。どうしてマスコミが、この人が六十万ぐらいですかって、どうして聞きますか。そんな聞くわけないではないかと。向こうから言ったから六十万ですかと、そして十五万返させたと、二月の時点です。
文部省へのレポートは七十五回、七十五万五千円で十五万円を返したと言っているわけです。そんなでたらめなことを言ってもらっちゃ困るんだ。ここだけは大きな違いですよ。いいですか、新聞記者が聞くはずがない。朝日の記者が僕に言ってました、そんなばかなことはありませんよと言ってますよ。
それからもう一つ、事務
局長が答えたのは支離滅裂、私、精神料の医者じゃないから判断が——どういう病状かわかりませんけれ
どもね、七十五万五千円と言ったのは、前に六十万と言ったのはおかしいではないかと言ったら、金額は七十五万五千円と初めからわかっていた、正確に言う必要はないと思った、うそだと言われれば仕方がない。こういう答弁になってます。新聞に載ってますから。これ、どう
考えてもおかしいじゃありませんか。七十五万五千円と言った。わかっていたけど六十万と言っちゃったと言っているんですね。
それから、今
局長のお話ですと、六割支給と言いましたね。六割支給して残額を返させたんですね。いいですね、今そうおっしゃったね。六割といいますと、七十五万の六割は四十五万ですよ。なぜ三十万返させないんですか。六十万のときに十五万返させて、七十五万五千円のときも十五万返させた。その算定の根拠を私は第二点で問うていたんです。
第一点は、これは内部告発で、女性の事務職員が、本人もいる、全教室員のいる前で内部告発をしたわけですよ。助教授は出勤簿の取り扱い責任者である、全く関係ないのに、自分たちを入れろと言ったので断ったら、それならやめさせるぞと言った。それで、仕方がないから書いた。そして、
昭和五十九年度は月一回、それ以前の三年間は月四、五回と言っているんです。女性の言っていることですよ。月四、五回と言っているのが七十五回になるわけないですよ、計算してごらんなさいよ。大体倍になりますね、百四十回ぐらいになります。そういうでたらめなこと言ってもらっちゃ困るんですよね。ですから、そういうことを僕は再
調査を要求したんです。今のは再
調査の返事になっておりません、全部。全部最初のことだけであって、ですから私は、
宿直の名簿を拾って出してもらいたいと言ったんです。ですから、ここの間が、計算をしますと、全く愚かなんですよね。
昭和五十九年度は月一回になってます。それ以前が月二回にすると七十五回なんだ。余りにも機械的に計算してますよね。私は、そういうことはあり得ないと思っていますけれ
ども。ですから、月二回が四回になったら一年間で二十四回、二年間で四十八回となるんです。ですから、五十回以上違っているんだ、もうこれで。そんな、だから七十五回じゃないんです。百回を超えるんですよ。ですから、そういうことで、そのままうのみにしているようでは困ると僕は思うんです。事務
局長というのは、僕は支離滅裂だというのはそこですよ。うそだと言われれば仕方がない。そのほかに新聞記者会見にもそう出ておりますし、「財界ふくしま」にも載っています。何を聞いても、都合の悪いことは全部ノーコメントで押し通している、事務
局長ですけれ
どもね。そういうことをそのまま通してもらっちゃ困るんだな。私は、女性の二人の職員が全教室員、本人いる前で月四、五回やったと言うのは本当だと僕は
思いますので、大きな県側のうその
報告があるのではないかと私は疑っています。ですから、そのことについて私は
調査を求めたわけであります。ですから、三点をもう一度調べていただきたい。 三点目は、超過
勤務というのは助教授、講師には支払われているはずだというんです。だから、払われているかどうか、それを調べてもらいたい。 それを言ってあるのに、この三点については私は本日までちゃんとした答弁は受け取っていないということを今申し上げておきたいと
思います。
それで、福島医大をよく知っている某医科大学の学長が、割に最近ですが、二週間ぐらい前かな、私に言ってましたよ。福島教授をやめさせるなんという
理由は全くありません。 ただ気に入らないだけなんですよ。いじめの構造ですねと言ってました。きのう法務
大臣は全国何とか会議でいじめについての訓辞をなさったそうでありますが、私はいじめが教授会にまで上陸してきたのかなと、今度大学の教授会に対して法務
大臣の訓辞をもらった方がいいんじゃないか、僕はそんなふうに
思いますね。
ここで「財界ふくしま」の四月号をちょっと引用させていただきます。「財界ふくしま」は、初めは、二月号くらいでは大学側の発表をそのままやっぱり載せておったようですが、三月号から次第に福島教授擁護の方に変わっていったんですね。四月号が劇的ですよ。これは魔女裁判であると書いてあります。いけにえをつくって魔女裁判にかけて火あぶりをした、これだと言ってます。そして、その記者の書いているのは、余りひどいのに、感情の高ぶりを抑えるのに涙したと。その記者が私にちゃんと署名で手紙をくれております。そのとおりのようなことを書いてきました。
先生しっかりやってくださいと頼んできてます。私はやっぱり本当だと思うんです。見れば見るほど、聞けば聞くほど余りにひどいと、こういうことを書いています。そして、この「財界ふくしま」の指摘によりますと、三月号ですが、四件の業者との癒着が指摘されているんです。その四件はいずれも名前を伏せているだけで、調べればだれだかわかるようなものです。その一件に例の阿部教授が入っていると
思います。なぜかというと、逮捕されたその
状況が新聞報道を見ますと、載っているのと同じなんだ、一件は。だから僕はそうだと思う。私は本当にそうだと
思いますよ。これは四月号ではX教授と書いてあります、学長一派の有力メンバーである。それは福島教授を追放するのに加担をしていた一人である。そして、四月号によりますと、一昨年と昨年二人の医局員を自殺に追いやったと書いてあります。事務局によれば失恋だと言っていますよ。ここですね。同じ大学の同じ教室の医者が失恋で自殺をするのが連続続くというのは、高桑確率論でお話をしたとおり、あり得ないと思う。そういうことをしているX教授というのはどういう人だろうかという問題、その人のことが——四月号というのは三月に書いているんですよ。逮捕されたのは五月ですから。私は阿部教授だと
思います。
内容を見るとそうだと
思います。そういうことをしている大学であるということをやっぱりここで指摘しなければいけないんじゃないかと私は
思います。
そこで、次の医の
教育モラルのことを触れさせていただきますが、県のマスコミへの発表、これまた不思議なんですよね。変な話だけれ
ども、何ということのない教室の一教授がやめると、一身上の都合でやめると、何にも、これ裁判にも逮捕にも何にもなっていない、
行政監察が入ってもシロだったという人がやめるというのに、一々マスコミを呼んで記者会見をして、告知などというものを出してやっているということ自体がもう極めて異例なんですね。そういう
状況で、二月の告知にもそうだし、四月十六日の県の
報告にも載っておりますけれ
ども、助教授と講師は二人とも不正取得をしたことは明らかだということを認めています。それが今日まで
教職におります。学長がこれを認めたのは昨年の十二月なんですね。文書がありますから、学長発の文書がありますから、これははっきりしている。今日まで既に半年以上、現在も
教職についております。ある
法律学者の御意見
伺いましたが、この助教授は、つまり
宿直簿の取扱主任であって、部下に命じて偽造をさせて、これは公文書偽造教唆罪または共同正犯に当たるのではないかと言っております。
大臣はこの前の私の
質問のときに、それがもし事実だとすれば
教職にあることははなはだ不適切であるということを言っておられました。しかも、県側の処置というのは、新聞ですかな、何かによりますと、後任教授が決まったら助教授と講師はその時点でやめさせると言っているんです。不正してなきゃやめさせることはないんだな。なぜやめさせようとしているのか。やめさせるとすれば、それまでの間なぜ置いておくのか、このことについて私は
大臣の御意見を承りたいと思う。