○立木洋君 今までいろいろお尋ねしてきた同僚議員の内容と大して基本的に変わるわけじゃありませんけれども、
早期の
出漁の問題ですね、
交渉上においてはこれは
一つの重要な問題ですし、さらに
漁獲量の確保、これもゆるがせにできない問題だし、さらには漁場の転換、交換ですね、これも極めて重視されなければならないという御答弁でした。
問題は、これらのすべてをあらゆる面でこちらが有利な形で確保できるということは、これはもう最上ですけれども、しかし問題は、
先ほども言われたように、
ソ連側としては大体一週間ぐらいの
実態交渉で何とか見通しをつけるようにしたい。しかし、その一週間の中身でいい中身になるかどうかというのが問題だという
お話ですね。ところが、一週間たってさらに漁場の交換などの問題で
努力をしてみたけれども、実際には漁場の交換もできなかった、そして
出漁の時期がやはり非常におくれた。すると、今の四十四度以南ではもう魚がほとんどいなくなるというふうなことになると、これは最悪の
事態になるんですね。だから一定の時期に、やはり
早期に
出漁する問題と、漁場の交換の問題や
漁獲量の確保の問題を、一定の時期で決断を出さなければならない時期があるだろうと思うんですね。
だから、水産庁としてはいろいろ、
外務省もそうですが、どの時期にその決断を大体出さなければならないのか。仮に漁場の交換ができて六月から
出漁が開始になっても、これは相当、四十八度以南ぐらいまで行ければある程度確保できますわね。だけど、そういうふうにならない最悪の
事態ということも考慮に入れながら、最終的に決断を出す時期というのも念頭に入れておかなければ私はならないだろう。そうしないと、全く最悪の
事態を避けて漁民や、あるいは
漁業関係者の生活を維持していくためにも、つまり安定的な
操業をしていくためにも、これは非常に重要だと思うんですが、そういうめどというか、見通しというか、どういうふうにお考えになっておられるのか、いかがですか。