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小笠原貞子君 細かい数字になりましたからやりとりがきちっとわからない点が出てくると
思いますけれ
ども、私はやっぱりこの辺のところに物すごいマジックがかかっているという問題意識があるわけ。あなた首振っているんだったら何できちっとしたものを出さないんですか。私がこういうことを質問したいといったって、初めの質問は各社別は出していませんとかいろいろ言って、最終的におたくの考えがわかったのはきょうですよ。
この前の
委員会のときにも
亀井委員長に
委員長から特別の
発言がありましたけれ
ども、大体監理
委員会の資料というものも本当に我々のところに持ってこなかったでしょう。マスコミ
関係なんかには先に出して十分レクをしておいて担当の
運輸委員会の我々のところに持ってこない。だからみんなあのとき
委員会で我々が憤慨いたしまして、それでそういうことは何事だ、だから当然出してくるべきだということであの
発言になったわけですよね。そして出してきたのを見て、私の方は、これはなかなか複雑だ、だからこれについてレクを
伺いたいと言ったら、見ればわかるなんというまことに大変な態度ですよ、監理
委員会さんというのは。もう本当にひどいものだと
思いました。きょうの私の質問でも、これ出てきて
分析していろいろと聞いたけれ
ども、きのう聞いたのは違いました、けさ訂正してそしてやっと少しわかってきたというところですよね。
私今
問題点は出しました。私の方もきちっと
計算しましたから、だから後でもっときちっと
計算しましょう。おたくの方の言い分を私はもっと聞かせてもらいたい。そういうふうに本当に隠さないできちっと出してください。出さないからマジックみたいな手が使われていると言わざるを得ないんですからね。
だからそういう意味で、きょうは
亀井委員長いらしているのに
一つも
発言なかったけれ
ども、やっぱり本当にきちっとした土俵にのって私はもっと詰めていきたいと
思いますので、今後、この間は
委員長の
発言を留意いたしますなんてそれで済みましたけれ
ども、留意いたしますなんてそんなひどいものじゃないですよ。やっぱり今までの監理
委員会の態度についてはきちっとした私は反省もしてもらいたいということを要望いたします。
それで、時間がなくなりましたけれ
ども、最後に航空問題について今度
伺いますけれ
ども、先ほどから聞いて、そしてまたいろいろと新聞なんかにも出ていましたけれ
ども、あの七年前のしりもち
事故の後、
ボーイング社が修理をした、その修理について
日本の方はうのみにして、
日本として独自に
点検もしていたいわけですよね。そして耐空証明を出されているわけですね。向こうの言い分だけ聞いて大丈夫だよと証明を出したということ、私はそこにやっぱり運輸行政としての
責任をしっかり考えてもらわなければならないと思うんです。自動車なんかだったら車検のいろいろ
会社が持ってきた資料を見て、はいと言うことができるかもしれないけれ
ども、飛行機ですからね。
今度の大量のこういう
事故も起こっている中で、向こうがやってきた、それでこっちは見ないでよろしいよという簡単な耐空証明書を出すというような点はやっぱり私は
責任持って今後変えていかなければならないということ。それから
整備基準などの甘さというのもいろいう言われているわけですからね。だから今度のたくさんの方の命のあかないの上に立って、これを教訓として生かして抜本的な体制をとっていただきたい。それから耐空証明についても、見ないでうのみにして出すなんというようなことについての運輸行政としての
責任を
大臣はどう考えていらっしゃるかという点について御所見を
伺いたいと
思います。
大臣、それ答えてください。
次の問題は、本当に
事故を解明しようとしますと、今隔壁のところに問題がずっといっちゃっているけれ
ども、私はそれだけに絞ったら大変なことになると思うんです、あの尾翼の問題がありますからね。だからこれは海底からの収集を急がたきゃならない。塩がついちゃってさびたりしたらきちっとできないだろう。だからそれをきちっと収集すること、海底からの収集と陸上にあるものの収集もきちっと東京なら東京に運んで万全を期して
原因究明をしていただくということについてお約束をいただきたい。
それから資料の問題です。この前の当
委員会で特別にお願いいたしましたね、各党一致で。それは資料の公開ということを具体的に出しました。資料も少し公開されております。ボイスレコーダー、フライトレコーダーが
発表になっておりますけれ
ども、ボイスレコーダーで言えば、すべてでないんですね、出されていないものがたくさんあります。例えば警報音というのが記録されているはずなんだけれ
ども。これはやっぱり生の音をみんなに聞いて、みんなにというのは、専門的に
関係ある人だとか聞きたいという人には生の警報音を公表する、公開するということが必要だと
思います。それから飛行機と
日航の
会社と連絡をしているのがありますね、これも出ていないんです、公表されていないんです。それはきっとプライバシーの問題があるとかどうかというようなことをおっしゃると思うんだけれ
ども、やっぱり
事故の再発を防止するということであれば、プライバシーの問題については御家族の意向を伺うというような手だてをつけて、そして本当の資料というものを公開していただきたいということを私は重ねてお願いしたいので、それをお
伺いして終わりたいと
思います。