○
坂口小
委員 きょうは、
沢田先生に全部お任せしましてお聞きをしておるつもりでおりましたけれ
ども、名
質問を聞かせてもらっておりますうちに
一つだけ聞かせていただきたい気持ちになりましたので、聞かせていただきたいと思います。
金融の自由化という問題が
一つございまして、そして金融業界は急速に変革を遂げつつあるわけであります。したがいまして、
銀行関係で働く皆さんの方のお仕事の内容もだんだん変わってくる。例えば、今生命保険がおやりになっておみえになるようなお仕事も、これは
金融機関、
銀行の皆さんがおやりになることもあるだろうし、それからまた逆に、今おやりになっている仕事のほかに、
銀行がおやりになっていることを生命保険の方がおやりになることもあるだろうし、証券との間のことだとか、いろいろミックスしてくるのじゃないだろうか。そのときに、土曜、日曜でないと相手の人がいない。例えば、生命保険のようなお仕事ですと、普通の日には、何時に行きましても奥さん方が全部働いておみえになってどこの家もかぎがかかっている、土曜、日曜に行かないと仕事にならないということだってこれは起こり得るだろうと思うわけです。そういう金融業界全体の変動が起こっているということが
一つ。
それから、もう
一つは
機械化の問題でございまして、企業と
銀行との間のそうした問題が現在
進行しておりますが、やがてホームバンキングの時代が来ると言われております。そういうふうに変わってきましたときに一体どんな変化が来るのかということも考えておかなければならないだろう。それから、もう
一つの方は
産業構造の変化の問題でございまして、最近とみに観光
産業でございますとか娯楽
産業でございますとか、あるいはそれにまつわります健康
産業でございますとか、そういったところが非常な勢いで前進している。この観光だとか、娯楽だとか、健康にまつわるようなところは、ややもいたしますと
休みのときに集中して行われる可能性もあるわけでございまして、そういたしますと、そうした社会の動きに対してどうするかという問題もあるのではないかと私は考える一人でございます。
したがって、一生懸命土休共闘の皆さん方が活躍しておみえになりますし、我々もぜひ労働時間の短縮をということで叫んでいるわけです。土休共闘の皆さん方のその名前になっておりますように、土曜日を
休みにするということを象徴して、
沢田先生のお話も第二土曜日、第三土曜日というような形で御議論があったわけでありまして、弁も、うまくいくことならば土曜、日曜というふうに続いて
休みになる方がすっきりいたしておりますし、またお
休みいただく方も十分にお
休みもいただけるし、ベターだとは思うのですが、今申しましたような金融の自由化や
機械化や
産業構造の変化というようなことを考えますと、利用者の側からすれば、一律に全部休まれることに対する不便さもまた生じてくることは事実だと思うわけです。
農林水産省の方はもう帰られたんだね、逃げ足が速いですね。先ほど
農協のことでいろいろなことを言っておみえになりましたが、
農協は
農協としてのいろいろなお
立場も確かにあると思うのです。大体八割から九割が兼業
農家、それも第二矯兼業
農家になってしまいまして、土曜日の午後から日曜日にかけて
農業をする方が非常にふえているわけであります。そういうこともございますので、
休みにする日を何が何でも一律にしなければならないかどうかということは、皆さん方でよくお
話し合いをする必要があるのではないか。一カ月間あるいは一週間の労働時間をどれだけ短縮するかということについては早急に合意をして、どこでそれを縮めるかということについては、できれば一致しておくにこしたことはございませんが、利用者の問題もこれあり、あるいは
農協とかその他の
金融機関それぞれの特徴もございますので、それを一律にというふうに余り固執し過ぎるとこの問題が進みにくいのではないだろうか、実は私はそういう気持ちがいたしております。そのことに対する御
答弁を、もう全部さっさと帰ってしまったので大蔵省にお願いするわけでございます。
そうして、
金融機関に
足並みをそろえていただくということと、それからもう
一つは、大蔵省の方としても、全体の企業習慣と申しますか商習慣と申しますか、土曜、日曜ならば、土曜、日曜にもう出し入れはしないのだというような
方向での指導もあわせて必要じゃないか。休む方だけ勝手に
休みますよ、あとは知りませんよというのではちょっと不親切に過ぎるのではないか。そうした行政上の問題もあわせてやっていただく必要があるのではないだろうかな、こんなふうに感想として思いついたわけでございますが、御
答弁をいただいて私の方の
質問は終わりたいと思います。