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浦野委員 最後の
質問とさせていただきますけれ
ども、こうした極めて目まぐるしく変貌していこうとする今日の
社会であります。戦後四十年、
役割を果たしてきた幾多の行政機構、今日もなおそれぞれの責任を持って
活動していただいておるわけでございますけれ
ども、ただいま申し上げておりますように、いろいろ変貌するといいますか、ふくそうする
分野というものがどうもたくさん出てきておる。したがって、私は時に、一時的な
機関と言ってもいいと思うのですけれ
ども、例えば
情報社会に限って言えばこうした
情報網、いわゆる制度の
体制をつくるまでの間、どういう名前でもいいのですけれ
ども、一時的に
情報産業省というような機構というもの、もちろんこれは政府が肥大化するというようなことであってはならぬけれ
ども、こうしたことも考えていいのではないかという気もするのです。これは
大臣がおられれば
お尋ねしたかったのですが、次官もおられます。政治家
与謝野代議士として、個人的なお考えかもしれませんがお答えできれば、こう思っております。
あわせて、私は、今回の
改正そのものはそれなりに評価しております。さっき陰の
部分と申し上げたわけでありますが、極めて健全な
情報化社会を目指すわけでございますが、そこには幾多の課題、解決していかなければならぬ問題点があるわけであります。
その陰の
部分、私なりに考えると、こうしたボタン
一つでぽんと何でもかんでも画面に出てきてわかってしまう、答えが出てしまう。例えば子供
たちは考えるというようなことをしなくても済むという世の中になってしまう。果たしてこれがいいのであろうか。
産業構造
自身も大きな
変化を示すわけでございますね。現在の状態が全くさま変わりする。それから小売業の場合でもいわゆるボタン
一つでぽっと品物が届くというようなことになってまいりますと、今の販売形態というようなものもどのように急激に変わる
社会に
対応していくか、こうした大きな問題が陰の
部分と言っていいでしょうか、あらわれてくると思うのですね。そうした面を十分配慮しながら進めていっていただきたいと思うわけでございますが、さっき申し上げた、その時期時期の重要課題に
対応するものがセットできないか、さらに陰の
部分に対して十分やっていくんだ、こうした点につきまして、改めて決意をひとつ表明していただきたいと思います。
大臣来られましたから、ぜひ。