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山下(八)
委員 時間がなくなりましたので、簡潔にまとめて、
お尋ねしておきたいところだけ
質問させていただきたいと思います。
一つは、せっかく自治体がない財政で一生懸命
道路を拡幅しても、それが拡幅すればした分だけ駐車場、
違法駐車に変わってしまうという悩みを各
市町村長はたくさんお持ちになっているわけです。そういう意味も含めて、この駐車問題についてはもうちょっと真剣に
考えてもらいたいということが
一つあるわけです。
同時に、出先にないのを承知で乗っていくユーザーの方に問題があるのではないかと私は思うわけです。目的地へ行くためには、そこで一定の駐車場を
確保しながら行くというのが今日の
自動車の
状況を見れば当然あるべき姿ではないかと思うわけです。その努力義務をしない。
駐車違反でつかまれば運が悪かったということになれば、
警察自身がどんどん敵対されマイナスになると思いますので、ぜひお願いしておきたいと思います。
それから、冒頭ちょっと
予算の問題について触れたわけでございますが、私はスピード
違反について、これも簡潔にちょっと
お尋ねしておきたいと思います。
スピード
違反につきましては、定置式というのですか、通称ネズミ取りとよく言われているのがありますし、無人式というのですか、高速
違反自動監視装置、あのカメラのついたのとか、あるいは追尾式で白バイ、パトカー、それ以外に覆面パトというのがあるわけでございますが、私は、やはりスピード
違反にしましても、
道交法に
違反すれば検挙するということは、ある面では一面理解できるわけです。だけれ
ども一方では、やはり何でもかんでも検挙するというのではなくて、行政指導も大切だと思うわけです。そういう意味で、今時にスピード
違反等につきましては、検挙の立場で行っているのか、あるいは行政指導の立場で行っているのか、そのことを
お尋ねしたいと思います。
特に、白バイとかパトカーあるいは中央道の八王子付近によくついております速度
違反自動監視装置、ああいうものは公開されていますので、私は指導というふうに理解をしています。だが、現実に定置式で隠れて一生懸命、どういう装置になっているかわかりませんが、光になっているのか無線になっているかわかりませんが、隠れて検挙する、ドライバーに一番不評を買っています通称ネズミ取りと言われておりますあれにつきましては、私はどう見ても検挙が主であって、行政指導が主というふうには理解をしていないわけです。だからこそ私は、あのような、冒頭申し上げました膨大な検挙による
収入見込みが、七百五十六億九百万円もの
収入見込みも立てられるのではないかというふうに一方では
考える次第であります。
また同時にあわせて、例えば速度が四十キロの
一般道路でありましても、あるいは
自動車専用
道路の八十キロのようなところでございましても、二十キロ
違反は二十キロ
違反、行政処分も罰則も全く同じであるわけです。
一般道路は危険だから四十キロに抑えてある、
高速道路はそれだけ安全度が高いから八十キロまでいいですよということになっているのであれば、同じ二十キロだからという横並びの行政処分というのはいかがなものかというふうに私は思いますし、同時に、先ほど深夜の駐車の問題が一言出ましたけれ
ども、私は、深夜においては一定の
道路によっては速度を変更してもいい時期に来ているのではないか。速度を守っていない
自動車、トラックなんか八割以上あると思うわけです。やはりあれだけ出せるということは、ある
程度ドライバーもある面では安全性を確認しながら運転するでしょうし、そういうこともある
程度考える時期に来ているのではないかというふうに思うわけです。その辺につきまして
お尋ねしておきたいと思います。
もう一点だけ。今
自動車、特に乗用車は大変豪華になってきまして、車の中にカーステレオがついたり、あるいは
自動車電話がつきましたり、あるいは一番簡単なのはパーソナル無線というのですか、ハムは試験を受けないとなかなかつけられませんが、パーソナル無線というのですか、ああいうものをつけているわけです。運転業務以外の
自動車の中の操作が随分ふえてきていると思うわけです。特にパーソナル無線等あるいはまた電話につきましても、隣のコンソールボックスにつけて、そして運転をしながら、片手でしゃべりながら走行している、そういうところにもよく出会うわけです。
電話につきましては、ちゃんと駐車をしてというふうに
規定はされておりますが、現実にはそれはされていない。安全面の上で、これは
一つは運輸省の方に
お尋ねしておきたいのですが、せめて電話は運転席から届かないところに設置しないとならない、そのような安全基準に改めたらどうかと思います。
同時に、パーソナル無線なんかにつきましては、特に若い人がハンドマイクを持ってきょろきょろしながら、片手運転をしながら、本当に危険な
状況を私はよく現認をするわけです。あれにつきましても、禁止をしろとは言いませんけれ
ども、今いろいろなマイクがございます。運転席のところに固定式のようなものでつけて、ハンドルを放さなくても、あるいは前を向きながら運転ができる、そのような
状況にすべきではないかと思ったりもするわけでございます。これではやはり
事故につながる第一歩で、ハンドルを持てば、皆さんも指導なさっているのは、
シートベルトをかけて、そして安全に運転をしなさいということを常々言っている中で、一方では車の中で安全にそぐわないものがどんどんふえてきておるわけです。
その辺につきまして
お尋ねしまして、
シートベルトの問題をもっと
質問したかったわけですが、時間になりましたから
質問を終わらせていただきたいと思います。