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1985-06-14 第102回国会 衆議院 議院運営委員会 第37号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
六十年六月十四日(金曜日) 午後零時一分
開議
出席委員
委員長
小沢
一郎君
理事
水平 豊彦君
理事
北川
石松君
理事
吹田 愰君
理事
古賀 誠君
理事
広瀬 秀吉君
理事
渡辺 三郎君
理事
平石磨作太郎
君
理事
西田 八郎君 甘利
明君
加藤 卓二君
北川
正恭君 桜井 新君 長野 祐也君 松田 九郎君 田並
胤明君
山花
貞夫
君
横江
金夫
君 沼川 洋一君 日笠 勝之君 中井 洽君
東中
光雄
君
委員外
の
出席者
議 長 坂田
道太
君 副 議 長
勝間田清一
君 事 務 総 長
弥富啓之助
君 ――
―――――――――――
委員
の異動 六月十四日
辞任
補欠選任
清水
勇君
山花貞夫
君 同日
辞任
補欠選任
山花
貞夫
君
清水
勇君 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した案件
議員請暇
の件
国家公務員任命
につき
同意
を求めるの件
国会法
の一部を
改正
する
法律案起草
の件 本日の本
会議
の
議事等
に関する件 ――――◇―――――
小沢一郎
1
○
小沢委員長
これより
会議
を開きます。 まず、
議員請暇
の件についてでありますが、
横江金夫
君より、六月十七日から二十五日まで九日間、
海外旅行
のため、
請暇
の申し出があります。
本件
は、本日の本
会議
において
議題
とするに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小沢一郎
2
○
小沢委員長
御
異議
なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ――
―――――――――――
小沢一郎
3
○
小沢委員長
次に、
国家公務員任命
につき
同意
を求めるの件についてでありますが、
科学技術会議議員
、
宇宙開発委員会委員
、
公正取引委員会委員
、
公害等調整委員会委員
、
運輸審議会委員
、
電波監理審議会委員
に、お
手元
の印刷物にあります
諸君
を任命するについて、
内閣
から本院の
同意
を求めてまいっております。 ――
―――――――――――
一、
国家公務員任命
につき
同意
を求めるの件
科学技術会議議員
米澤 滋君 六〇、六、二一
任期満了
につき
再任
宇宙開発委員会委員
吉山 博吉君
吉識雅夫
君六〇、六、二一
任期満了
につきその後任
公正取引委員会委員
海原
公輝
君
大森誠一
君
辞任予定
につきその後任 宮代 力君
平田胤明君
六〇、八、一一
任期満了
につきその後任
公害等調整委員会委員
小熊 鐵雄君
三ツ木正次
君 六〇、六、三〇
任期満了
につき
再任
運輸審議会委員
横田不二夫
君
小林正典
君六〇、七、五
任期満了
につきその後任
電波監理審議会委員
芦部 信喜君 六〇、八、二三
任期満了
につき
再任
――
―――――――――――
小沢一郎
4
○
小沢委員長
本件
は、本日の本
会議
において
議題
とするに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小沢一郎
5
○
小沢委員長
御
異議
なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ――
―――――――――――
小沢一郎
6
○
小沢委員長
次に、
国会法
の一部
改正
の件についてでありますが、
国会法改正等
に関する小
委員会
の小
委員長
であります私から御
報告
いたしたいと存じます。 昨年二月六日、本
委員会
において設置を決定いたしました
政治倫理協議会
は、
政治倫理確立
のための
具体策
について精力的に
協議
を続け、「
政治倫理綱領
」、「
行為規範
」、「
国会法
の一部を
改正
する
法律案
」及び「
衆議院政治倫理審査会規程案
」を取りまとめてまいりました。 また、昨十三日、「
国会法
の一部を
改正
する
法律案
」、「
政治倫理審査会規程案
」、「
政治倫理綱領
」、「
行為規範
」につきまして、
政治倫理協議会
から
議長
に対し答申が行われ、
議長
から本
委員会
に対し「
国会法
の一部
改正
の件」について諮問がありました。
本件
につきましては、本日の
国会法改正等
に関する小
委員会
におきまして、お
手元
に配付いたしてあります「
国会法
の一部を
改正
する
法律案
」を小
委員会
の案として決定いたした次第であります。 次に、
改正
の内容について御説明いたしますと、
国会法
に新たに「
政治倫理
」の章を設け、 一、
議員
は、各
議院
の
議決
により定める
政治倫理綱領
及びこれにのっとり各
議院
の
議決
により定める
行為規範
を遵守しなければならないこと、 二、
政治倫理
の
確立
のため、各
議院
に
政治倫理審査会
を設けること、 三、
政治倫理審査会
に関する事項は、各
議院
の
議決
によりこれを定めることを
規定
したものであります。 なお、本
改正案
は、次の常会の
召集日
から施行することといたしております。 以上、御
報告
申し上げます。 ――
―――――――――――
国会法
の一部を
改正
する
法律案
〔
本号末尾
に掲載〕 ――
―――――――――――
小沢一郎
7
○
小沢委員長
この際、
東中光雄
君から発言を求められておりますので、これを許します。
東中光雄
君。
東中光雄
8
○
東中委員
私は、
日本共産党
・
革新共同
を代表して、ただいま
委員長
から
報告
のありました
国会法
の一部を
改正
して「
政治倫理
」の章を新設し、
政治倫理綱領
と
行為規範
の
遵守義務
を決め、
政治倫理審査会
を設置するという、いわゆる
政治倫理審査会構想
に対しまして
反対
する立場から意見を表明したいと思います。 もともと
国会
は、一九七六年二月のロッキード問題に関する
衆参両院
の
決議
と、同年四月の
衆参両院議長裁定
によって、
真相
の
徹底的解明
と
本件
にかかわる
政治的道義的責任
の有無を明らかにすることを決めたのであります。 昨年二
月本院
に設置された
政治倫理協議会
の任務は、
ロッキード事件
。田中問題に関して
政治倫理確立
のための
具体策
をつくることにありました。したがって、
政倫協
は、ロッキード問題についての
真相解明
のための
調査
、
証人喚問
や
田中議員辞職勧告決議
を行うための
具体的措置
をとることこそが求められていたのであります。 ところが、ロッキード問題の処理及びこれにかかわる
田中角榮議員
への
辞職勧告決議
といった
政治的道義的責任
を明確にする
具体的措置
は何らとられないままで今回の
国会法
一部
改正
の
措置
がとられるというのは、結局この
政治倫理
に関する現在最大の問題を棚上げしようとするものでありまして、これはさきに述べた
国会決議
などの
趣旨
にも背き、国民の期待にも到底こたえ得るものではありません。したがって、我が党は、この
国会法改正案
に
反対
するものであります。 なお、
政治倫理綱領
及び
行為規範
について言えば、その
規定
が抽象的、一般的であり、
政治腐敗行為
の
再発防止策
としては
具体的有効性
を到底持ち得ないものであり、
議員
の
兼職禁止
、資産、収入の
公開制度
の
観点
から見ても極めて不十分であります。特に、その不十分な
規定
さえ換骨奪胎されるような動きが伝えられているのであります。我が党は、これに到底
賛成
することはできません。
政治倫理審査会
については、
国政調査権
に基づく
証人喚問
が否定され、極端な
秘密審査主義
がとられ、著しく
行為規範
に違反した
議員
に対しても
辞職勧告措置
さえ不可能とするものであり、
ロッキード事件
・田中問題には適用されないものであって、解決に何の役割をも持たないことが明らかであります。 以上の
観点
から、この
国会法
の
改正
に
反対
するものであります。
小沢一郎
9
○
小沢委員長
それでは、ただいま御
報告
いたしました
国会法
の一部
改正
の件につきましては、お
手元
に配付の案を
委員会
の成案と決定し、これを
委員会提出
の
法律案
とするに
賛成
の
諸君
の
挙手
を求めます。 〔
賛成者挙手
〕
小沢一郎
10
○
小沢委員長
挙手
多数。よって、さよう決定いたしました。 ――
―――――――――――
小沢一郎
11
○
小沢委員長
次に、ただいま本
委員会提出
とするに決定いたしました
国会法
の一部を
改正
する
法律案
は、本日の本
会議
において
緊急上程
するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小沢一郎
12
○
小沢委員長
御
異議
なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ――
―――――――――――
小沢一郎
13
○
小沢委員長
次に、本日の本
会議
の
議事
の順序について、
事務総長
の説明を求めます。
弥富啓之助
14
○
弥富事務総長
まず最初に、
横江金夫
さんの
議員請暇
についてお諮りをいたします。 次に、
国家公務員任命
につき
同意
を求めるの件についてお諮りをいたします。
採決
は二回になります。まず
科学技術会議議員
、
宇宙開発委員会委員
、
公正取引委員会委員
、
公害等調整委員会委員
及び
運輸審議会委員
につき
採決
をいたします。これは
共産党
が
反対
でございます。ただし、
公正取引委員会委員
のうちの
海原公輝
君及び
公害等調整委員会委員
のうちの
三ツ木正次
君につきましては、
共産党
は
賛成
とのことでございます。次いで
電波監理審議会委員
につき
採決
をいたします。これは
全会一致
であります。 次に、
日程
第一でございますが、これは
委員長提出
の
議案
でございますので、
議長発議
で、
委員会
の
審査省略
をお諮りをいたします。次いで
保岡建設委員長
の
趣旨弁明
がございます。これは
共産党
が
反対
でございます。 次に、
日程
第二及び第三を一括して、
越智大蔵委員長
の
報告
がございます。
採決
は二回になります。
日程
第二は
社会党
、
共産党
が
反対
、
日程
第三は
共産党
が
反対
でございます。 次に、
日程
第四ないし第六でありますが、
日程
第五及び第六につきましては、これも
委員長提出
の
議案
でございますので、
議長発議
で、
委員会
の
審査
を省略して、
日程
第四とともに三案を一括して
議題
とすることをお諮りをいたします。次いで
戸井田社会労働委員長
の
報告
及び
趣旨弁明
がございます。
採決
は二回に分けて行います。まず
日程
第四につき
採決
いたします。修正で、
社会党
、公明党、民社党、
共産党
、社民連が
反対
でございます。次に
日程
第五及び第六を一括して
採決
いたします。いずれも
全会一致
であります。 次に、
日程
第七につきまして、
高鳥地方行政委員長
の
報告
がございます。
社会党
、
共産党
が
反対
でございます。 次に、動議によりまして、ただいま決定をしていただきました
国会法
の一部
改正
を
緊急上程
をいたしまして、
小沢委員長
の
趣旨弁明
がございます。
共産党
が
反対
でございます。 本月の
議事
は、以上でございます。 ――
―――――――――――
議事日程
第三十一号
昭和
六十年六月十四日 午後一時
開議
第一
日本道路公団法等
の一部を
改正
する
法律案
(
建設委員長提出
) 第二
国際金融公社
への加盟に伴う
措置
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
参議院送付
) 第三
証券取引法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
参議院送付
) 第四
児童手当法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
) 第五
優生保護法
の一部を
改正
する
法律案
(社全
労働委員長提出
) 第六
栄養士法
及び
栄養改善法
の一部を
改正
する
法律案
(
社会労働委員長提出
) 第七
地方公務員災害補償法等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
参議院送付
) ――
―――――――――――
小沢一郎
15
○
小沢委員長
それでは、本日の本
会議
は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。 ――
―――――――――――
小沢一郎
16
○
小沢委員長
次に、次回の本
会議
の件についてでありますが、次回の本
会議
は、来る十八日火曜日正午から開会することといたします。 また、同日午前十一時
理事会
、午前十一時三十分から
委員会
を開会いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時十分散会