運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
1984-04-27 第101回国会 参議院 本会議 第13号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
五十九年四月二十七日(金曜日) 午前十時二分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第十三号
昭和
五十九年四月二十七日 午前十時
開議
第一 千九百八十三年の
国際熱帯木材協定
の締 結について
承認
を求めるの件(
衆議院送付
) 第二
出版物
の
国際交換
に関する
条約
の
締結
に ついて
承認
を求めるの件(
衆議院送付
) 第三
国家
間における公の
出版物
及び
政府
の文 書の
交換
に関する
条約
の
締結
について
承認
を 求めるの件(
衆議院送付
) 第四
中小企業等協同組合法
及び
中小企業団体
の
組織
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第五
身体障害者福祉法
の一部を改正する
法律
案(
内閣提出
) 第六
水俣病
の
認定業務
の
促進
に関する
臨時措
置法の一部を改正する
法律案
(
衆議院提出
) 第七
運輸省設置法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第八
保安林整備臨時措置法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第九
国有林野法
の一部を改正する
法律案
(内 閣
提出
、
衆議院送付
) 第一〇
国有林野事業改善特別措置法
の一部を 改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第一一
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補
助の
暫定措置
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
請暇
の件 一、
中央選挙管理会委員
及び同
予備委員
の
指名
以下
議事日程
のとおり
—————
・
—————
木村睦男
1
○
議長
(
木村睦男
君) これより
会議
を開きます。 この際、お諮りいたします。
大鷹淑子
君から
海外旅行
のため十日間、
小西博行
君から
海外旅行
のため十二日間、それぞれ
請暇
の申し出がございました。 いずれも許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
木村睦男
2
○
議長
(
木村睦男
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、いずれも許可することに決しました。
—————
・
—————
木村睦男
3
○
議長
(
木村睦男
君) この際、欠員中の
中央選挙管理会委員
及び同
予備委員
各一名の
指名
を行います。
名尾良孝
4
○
名尾良孝
君
中央選挙管理会委員
及び同
予備委員
の
指名
は、いずれも
議長
に一任することの
動議
を
提出
いたします。
鶴岡洋
5
○
鶴岡洋
君 私は、ただいまの
名尾
君の
動議
に
賛成
いたします。
木村睦男
6
○
議長
(
木村睦男
君)
名尾
君の
動議
に御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
木村睦男
7
○
議長
(
木村睦男
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
議長
は、
中央選挙管理会委員
に
中尾辰義
君を、 同
予備委員
に
大谷操
君を、それぞれ
指名
いたします。
—————
・
—————
木村睦男
8
○
議長
(
木村睦男
君)
日程
第一 千九百八十三年の
国際熱帯木材協定
の
締結
について
承認
を求めるの件
日程
第二
出版物
の
国際交換
に関する
条約
の
締結
について
承認
を求めるの件
日程
第三
国家
間における公の
出版物
及び
政府
の
文書
の
交換
に関する
条約
の
締結
について
承認
を求めるの件 (いずれも
衆議院送付
) 以上三件を一括して
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
外務委員長後藤正夫
君。
━━━━━━━━━━━━━
〔
後藤正夫
君
登壇
、
拍手
〕
後藤正夫
9
○
後藤正夫
君 ただいま
議題
となりました
条約
三件につきまして、
外務委員会
における
審議
の
経過
と結果を御
報告
いたします。 まず、千九百八十三年の
国際熱帯木材協定
は、
研究開発等
の
事業
の実施を通じて
熱帯木材生産国
の
輸出収入
の安定を図ることを
目的
とするものでありまして、
国際熱帯木材機関
の設立、
事業活動
を実施するための
手続等
について定めております。 次に、
出版物
の
国際交換
に関する
条約
並びに
国家
間における公の
出版物
及び
政府
の
文書
の
交換
に関する
条約
は、いずれも
昭和
三十三年の第十回
ユネスコ総会
で採択されたものでありまして、前者は、
政府機関
及び非営利的な非
政府団体
の間の
出版物
の
国際交換
を奨励し、かつ容易にすることを
目的
とし、後者は、
国家
間における公の
出版物
及び
政府
の
文書
の
交換
を
促進
することを
目的
として、それぞれ
対象
とする
出版物
の
範囲
、国の
交換当局
の任務、
運送費
の
負担
、関税上の
便益等
について定めております。
委員会
におきましては、
森林
の
保護
とこれに対する
我が国
の協力の問題、
出版物
の
国際交換
の今後の
進め方等
につき熱心な
質疑
が行われましたが、詳細は
会議録
によって御承知を願います。 昨二十六日
質疑
を終え、別に
討論
もなく、
採決
の結果、三件はいずれも
全会一致
をもって
承認
すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
いたします。(
拍手
) ———
—————
—————
木村睦男
10
○
議長
(
木村睦男
君) これより三件を一括して
採決
いたします。 三件を
承認
することに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
11
○
議長
(
木村睦男
君)
総員起立
と認めます。 よって、三件は
全会一致
をもって
承認
することに決しました。
—————
・
—————
木村睦男
12
○
議長
(
木村睦男
君)
日程
第四
中小企業等協同組合法
及び
中小企業団体
の
組織
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
商工委員長斎藤栄三郎
君。
━━━━━━━━━━━━━
〔
斎藤栄三郎
君
登壇
、
拍手
〕
斎藤栄三郎
13
○
斎藤栄三郎
君 ただいま
議題
となりました
中小企業等協同組合法
及び
中小企業団体
の
組織
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
、これについて
商工委員会
で
審査
をいたしましたその
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
事業協同組合
、
商工組合等
の
債務保証事業
の
範囲
を拡大し、
組合員
の
出資口数
の
限度
に特例を設けるなど、
組合機能
の
強化
を図ろうとするものでございます。
委員会
においては、
保証拡大
の前提となる
組合
の
担保能力
の
充実
、
出資口数限度
の緩和による
弊害防止
などについて
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
に譲ります。
質疑
を終わり、
討論
なく、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ———
—————
—————
木村睦男
14
○
議長
(
木村睦男
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
15
○
議長
(
木村睦男
君)
総員起立
と認めます。 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。
—————
・
—————
木村睦男
16
○
議長
(
木村睦男
君)
日程
第五
身体障害者福祉法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
社会労働委員長石本茂
君。
━━━━━━━━━━━━━
〔
石本茂
君
登壇
、
拍手
〕
石本茂
17
○
石本茂
君 ただいま
議題
となりました
身体障害者福祉法
の一部を改正する
法律案
につきまして、
社会労働委員会
における
審査
の
経過
並びに結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
の主なる
内容
は、「
完全参加
と平等」という
国際障害者年
の
理念
を
法律
上明確にすること、
身体障害者
の
範囲
を、従来法で定めているもののほか、新たに政令で定めることができるようにすること、
身体障害者福祉ホーム
の
創設等身体障害者更生援護施設
に関する
規定
を
整備
するとともに、
身体障害者更生援護施設
への
入所者
についての
費用徴収
に関する
規定
を設けること等であります。
委員会
におきましては、法の
理念
、
目的
、
身体障害者
の
範囲
、
更生援護施設費用徴収
の
あり方
、今後の
身体障害者対策
の
取り組み姿勢等
の諸問題について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終了し、
討論
はなく、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって
原案
どおり可決すべきものと決しました。 なお、本
法律案
に対し、
身体障害者
の「
完全参加
と平等」の実現に努めること等を
内容
とする
附帯決議
が
全会一致
をもって付されております。 以上、御
報告
いたします。(
拍手
) ———
—————
—————
木村睦男
18
○
議長
(
木村睦男
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
19
○
議長
(
木村睦男
君)
総員起立
と認めます。 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。
—————
・
—————
木村睦男
20
○
議長
(
木村睦男
君)
日程
第六
水俣病
の
認定業務
の
促進
に関する
臨時措置法
の一部を改正する
法律案
(
衆議院提出
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
環境特別委員長穐山篤
君。
━━━━━━━━━━━━━
〔
穐山篤
君
登壇
、
拍手
〕
穐山篤
21
○
穐山篤
君 ただいま
議題
となりました
水俣病
の
認定業務
の
促進
に関する
臨時措置法
の一部を改正する
法律案
につきまして、
環境特別委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は
衆議院提出
によるもので、その
内容
は、旧公害に係る
健康被害
の
救済
に関する
特別措置法
による
水俣病
に係る
認定
の
申請者
で
認定
に関する処分を受けていない者が
環境庁長官
に対して
認定
を申請することができる期限を、
昭和
六十二年九月三十日まで延長しようとするものであります。
委員会
においては、
臨時措置法
の
存在意義
、
認定業務
の
あり方
及び
患者
との
信頼
の
回復策
、チッソの
経営
問題、
水俣病
問題に対する国の責任、
水俣湾ヘドロ
及び
汚染魚対策等
について
質疑
がありましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終え、
討論
に入りましたところ、
日本共産党近藤委員
より
反対
の
討論
が行われました。 次いで、
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、
認定業務
に関し、不
作為違法状態
を速やかに解消するとともに、法の
救済
の精神を尊重して、
患者
との
信頼回復
に努めることを
内容
とする
附帯決議
を
全会一致
で付することに決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ———
—————
—————
木村睦男
22
○
議長
(
木村睦男
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
23
○
議長
(
木村睦男
君)
過半数
と認めます。 よって、
本案
は可決されました。
—————
・
—————
木村睦男
24
○
議長
(
木村睦男
君)
日程
第七
運輸省設置法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
内閣委員長高平公友
君。
━━━━━━━━━━━━━
〔
高平公友
君
登壇
、
拍手
〕
高平公友
25
○
高平公友
君 ただいま
議題
となりました
運輸省設置法
の一部を改正する
法律案
につきまして、
内閣委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 今回、
臨時行政調査会
の
答申
の趣旨にのっとり、かつ
国際関係
に配慮した
運輸政策
の
推進
、
利用者
のニーズに対応した
地域交通
の確保、総合的な
貨物流通体系
の
形成等
の諸要請に対応するため、
運輸省本省
の
組織
を従来の
輸送機関別
の
縦割り
から
国際運輸
、
地域交通
、
貨物流通等分野ごと
の
横割り
に改め、
運輸政策
を総合的かつ効率的に
推進
し得るよう
内部組織
を再編することといたしております。 本
法律案
は、これに伴い、
地方出先機関
においても
地域交通
、
貨物流通等
の
運輸行政
を総合的に
推進
するため、
海運局
と
陸運局
を統合し、
地方運輸行政
の
中核
となる
地方運輸局
を新設し、その
所掌事務
を
規定
するとともに、所要の
規定
の
整備
を図ろうとするものであります。
委員会
におきましては、
運輸交通政策
の
あり方
と今回の
機構改革
との
関連
、
海運局
と
陸運局
の統合によるメリット、許認可の整理に対する今後の方針、
総合交通体系
の
あり方
のほか、
国鉄再建
、地方交通線問題、
青函トンネル
、関西国際空港の建設、
貨物輸送秩序
の確立、
交通弱者対策等
の諸問題について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願いたいと存じます。
質疑
を終わり、
討論
なく、
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ———
—————
—————
木村睦男
26
○
議長
(
木村睦男
君) これより
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
27
○
議長
(
木村睦男
君)
過半数
と認めます。 よって、
本案
は可決されました。
—————
・
—————
木村睦男
28
○
議長
(
木村睦男
君)
日程
第八
保安林整備臨時措置法
の一部を改正する
法律案
日程
第九
国有林野法
の一部を改正する
法律案
日程
第一〇
国有林野事業改善特別措置法
の一部を改正する
法律案
日程
第一一
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助
の
暫定措置
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(いずれも
内閣提出
、
衆議院送付
) 以上四案を一括して
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
農林水産委員長谷川寛
三君。
━━━━━━━━━━━━━
〔
谷川寛
三君
登壇
、
拍手
〕
谷川寛三
29
○
谷川寛
三君 ただいま
議題
となりました四
法律案
について、
委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
いたします。 まず、
林野関係
三案の主な
内容
について申し上げます。
保安林整備臨時措置法改正案
は、最近における
山地災害
の
発生状況等保安林
に係る諸
情勢
の
変化
にかんがみ、
保安林整備臨時措置法
の
有効期間
を十年間延長するとともに、
機能
が低下している
保安林
について所期の
機能
の
回復
を図るための
措置
を講じようとするものであります。
国有林野法改正案
は、最近における
森林
をめぐる諸
情勢
の
変化
及び
国有林野事業
の
状況
にかんがみ、
国民
の
参加
による
国有林野
の
整備
の
促進
を図るため、
国有林野
に分
収育林制度
を導入しようとするものであります。
国有林野事業改善特別措置法改正案
は、
国有林野事業
の
経営
の
状況
にかんがみ、その
改善
を
推進
するため、
昭和
五十九年度以降十年間を新たな
改善期間
とし、改めて
改善計画
を策定するとともに、職員の
退職手当
の財源の
借り入れ等
の
措置
を定めようとするものであります。
委員会
におきましては、三案を一括して
議題
とし、
参考人
の出席を求めて
審査
を行いました。
質疑
の主な
内容
は、
改善計画変更
の
理由
、
改善目標達成
の見通し、
国有林野事業
に対する
財政措置
の
あり方
、
組織機構
の
簡素化
と
地域サービス
との
関係
、
森林資源
の現況と
整備
の
目標
、要
整備森林
の性格、
特定保安林指定
の
基準内容
、分
収育林制度導入
の
理由
、
森林施業計画
の
認定状況
、
費用負担者
の
保護等
についてでありますが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終わりましたところ、
日本社会党村沢理事
より、
国有林野事業改善特別措置法改正案
に対して
修正案
が
提案
されました。 続いて、
討論
に入り、
日本社会党上野委員
から、
修正案
に
賛成
、
原案
に
反対
、
保安林整備臨時措置法改正案
及び
国有林野法改正案
に
賛成
、自由民主党・
自由国民会議川原理事
から、
修正案
に
反対
、三
法律案
に
賛成
、
日本共産党下田委員
から、
国有林野法改正案
及び
国有林野事業改善特別措置法改正案
に
反対
の
討論
がなされました。
討論
を終わり、順次
採決
の結果、
修正案
は
賛成少数
をもって否決され、
保安林整備臨時措置法改正案
は
全会一致
をもって、
国有林野法改正案
及び
国有林野事業改善特別措置法改正案
は多数をもって、それぞれ
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、三
法律案
に対し、各
会派共同提案
による
附帯決議
を
全会一致
をもって行いました。 次に、
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助暫定措置法改正案
の主な
内容
について申し上げます。 本
法律案
は、最近における
農林水産業
の動向、
本法制定
以来の物価の
上昇等
にかんがみ、国が
災害復旧事業費
の一部を補助する
農林水産業施設
として
沿岸漁場整備開発施設
を追加するとともに、
災害復旧事業費補助
の
対象
とする一カ所の工事の
費用
の
最低額
を引き上げる等の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
における
質疑
の主な
内容
は、
採択限度額
の引き上げに伴う非
補助災害復旧事業対策
、
沿岸漁場整備開発施設
を
補助対象
としたことの
理由
その今後の取り扱い、
農林水産業
における
防災事業
の
推進方策
、
災害関連事業
の
拡充策等
についてでありますが、その詳細は
会議録
によって御承知願いたいと存じます。
質疑
を終わりましたところ、
日本共産党下田委員
から
修正案
が
提出
されました。 続いて、
討論
に入り、
下田委員
から
原案
に
反対
の
討論
がなされました。
討論
を終わり、順次
採決
の結果、
修正案
は
賛成少数
をもって否決され、本
法律案
は多数をもって
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本
法律案
に対し、各
会派共同提案
による
附帯決議
を
全会一致
をもって行いました。 以上、御
報告
いたします。(
拍手
) ———
—————
—————
木村睦男
30
○
議長
(
木村睦男
君)
国有林野事業改善特別措置法
の一部を改正する
法律案
に対し、
討論
の通告がございます。発言を許します。
上野雄文
君。 〔
上野雄文
君
登壇
、
拍手
〕
上野雄文
31
○
上野雄文
君 私は、
日本社会党
を代表して、
国有林野事業改善特別措置法
の一部を改正する
法律案
について
反対
の
討論
をいたしたいと存じます。 さて、
我が国
の
林業
を含む
農林水産業
は、
輸入政策
によって手痛い打撃を受けております。最近全農が出しましたこの「
あぐりフォーカス
」でありますが、
毎日日本人
が食べている
食品
の国籍、ごらんのとおり
日本
の国の日の丸はお米だけ、こう報じております。これは、
輸入
の問題は
食品
だけではありません。養蚕も、そして
木材
も、それにつながる
森林
の
経営
も同じように深刻な影響を受けております。
我が国
の
林業
は、戦後、とりわけ
高度成長時代
に大増伐が行われ、その結果として、
昭和
四十年代には
自給力
七一%でありましたのが、
昭和
五十七年にはそれが逆転して、
輸入
が六五%、
自給力
三五%という
状態
になりました。最近では七〇%が外材によって占められるに至っているのであります。加えて、長い不景気、したがって
住宅建築
の落ち込みなどによりまして
木材需要
の減退が重なり、
材価
の低迷を招いています。その結果として
我が国
の
林業
はかつてない
不況
に追い込まれておりますし、
林業
が産業としての価値が失われようとしているのであります。そのことは、かつて五十万人を数えた
林業労働者
が今や十八万人と激減したことを示す
政府統計
でも明らかであります。 これは山を守る
農山
村の
過疎化
に一層の拍車をかける結果となってあらわれているのであります。昨日公表された
過疎白書
は、その
地域
では六十五歳以上が一五%弱を占め、一世帯の
収入
は三 百七十二万円、
全国平均
で二二%も下回っております。
医療施設
は
全国平均
の六分の一、大学、短大への
進学率
は一〇%も減っているというのであります。
林業人口
は実に五分の一になっていると
報告
していることが報ぜられているのでありまして、このような
状況
が私どもが愛する
日本
に出てきてしまったことは、
政府
が
経済合理主義一辺倒
の農業過
保護論
に基づく大手の
企業
、とりわけ
総合商社
の言いなりになった
政策
の結果にほかならないと思うのであります。 ところで、
森林
が果たしております公益的な
機能
について考えたことがおありだと思います。毎日、いや今でも何の抵抗もなく吸っている空気、けさも飲んだおいしいお茶、そのもとになっている水、これは山が、
森林
が我々に贈り続けているものであることは申すまでもありません。
森林
が持っている公益的な
機能
をお金に換算すると、年間二十五兆四千三百億円に達するという計算も
林野庁自身
が公表しているのであります。つまり
水源涵養
で三兆六千八百億、
土砂流出防止
で五兆四千五百億、
保健休養
で三兆八千四百億、そして
酸素供給
と
大気浄化
では十一兆四千四百億というように大きな数字を示しているのであります。そしてこれらが、大きな声も出さずに、
政府
・自民党の
林業
に冷たい
政策
が行われているそのことをなじりもしないで黙々と一億一千万人の
国民大衆
に奉仕を続けている、こういうことなのであります。こんなにありがたいことはないではありませんか。 そこで、ただいま提起されている
国有林事業
の
再建
について申し上げたいと存じます。
国有林
は
国土
の二〇%、そして
全林野面積
の三〇%を占めているのでありまして、
我が国
の
森林
、
林業
の
中核
をなしております。したがって、
国有林
が果たしている公益的な
機能
は、先ほど申し上げました二十五兆四千三百億円のうち、単年度で七兆六千二百九十億円に達するのだと言うことができると思います。しかも、
民有林
に比較して山の奥の奥、
脊梁地帯
を含む三百八十八万ヘクタールに及ぶ
保安林
という全
国有林面積
の半分に近いものを受け持っているのであります。いかに
国有林
が、都市の
過密化
に伴う
生活様式
の
変化
、それによる
生活用水
の
水需要
の増加、
国土
の
高密度利用
によってもたらされた
山地被害
の
危険性
の増大などに多大の
貢献
をしているかがおわかりになると思うのであります。したがって、
緑資源
に対する
国民
の関心がようやく高まってまいりました。
中曽根総理
が音頭を取ったからそうなったのではありません。 しかるに、
国有林野事業
は今日重大な危機に立たされているのでありまして、その
原因
は、戦前からの
国有林
の
独占度
の高い
木材供給
と
農山
村の安い
余剰労働力
によって高収益がもたらされ、
国家財政
に多大の
貢献
をしてきた当時のその認識が変えられずに、
林業
をめぐる構造的な
原因
への適切な対応を怠った
政策
の結果と言わざるを得ません。そのことは、
昭和
五十三年
特別措置法
が制定され、わずかに六年を
経過
しただけで再び延長し、七十二年
収支均衡
を図るという今回の
提案
を見ても明らかであります。それは
国有林野特別会計
において
累積
一兆円を超える
赤字
が生じることによって証明されております。 本年一月、このような
状況
の中で
林政審
の
答申
が出されました。
林政審
は
国有林
の持つ使命の重大なことに言及しながらも、
国有林特別会計
の
累積赤字
を
理由
に新たな
改善期間
中の
前半期
に
自己収入
の
均衡達成
を求め、その
目標
は、
自助努力
の
改革
という要員と施策の
徹底合理化
を求めてきているのであります。
政府
はこの
答申
を受けて今次法案の
提出
をしたのでありますが、別に
林政審
が指摘をしている
公益的機能
の重視、
森林
、
林業
をめぐる構造的な
不況要因
の排除には目をつぶって、ごく一部の
退職金
に対する
利子補給
、そして
改善期間
の延長のみに絞った
改善対策
を
提案
してきたのであります。 私は、
委員会審議
の中で、十年はおろか、五年後のことについてまで数字的にその
妥当性
を明らかにすることができなかった
政府林野当局
に、残念なことではありますけれども、限りない憤りを覚えているものでありまして、我が党は、
森林
、
林業
の持つ公益的な
機能
の
充実強化
、その一点が
国民
的な世論にまで高まり、
森林
、
林業
の
国民生活
に及ぼす極めて重要な
役割
を根幹にし、その
中核
的な
役割
を担っている
国有林野事業
について、
国民
的な視野から
国家
百年の大計に立ったものといたしたいと念願してやまないものであります。
委員会
においては、残念なことでありますが、我が党の
修正案
は否決されました。しかし、その多くは
附帯決議
の中で生かされることになりましたが、我が党は、あくまでも生きた山を、森を、そして美しい林が人間とともに生き続けることができるよう、
政府原案
に対して
反対
であることを明らかにしたいと思うのであります。 最後に、
材木
は
輸入
することができても
森林
は
輸入
することができません。
材木
の
輸入
は遠からず地球上の人類の破滅につながるのだ、そういう言葉をしっかりかみしめてみようではありませんか。私の
反対
の
討論
を結びたいと思います。(
拍手
)
木村睦男
32
○
議長
(
木村睦男
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ———
—————
—————
木村睦男
33
○
議長
(
木村睦男
君) これより
採決
をいたします。 まず、
保安林整備臨時措置法
の一部を改正する
法律案
の
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
34
○
議長
(
木村睦男
君)
総員起立
と認めます。 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。 次に、
国有林野法
の一部を改正する
法律案
の
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
35
○
議長
(
木村睦男
君)
過半数
と認めます。 よって、
本案
は可決されました。 次に、
国有林野事業改善特別措置法
の一部を改正する
法律案
の
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
36
○
議長
(
木村睦男
君)
過半数
と認めます。 よって、
本案
は可決されました。 次に、
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助
の
暫定措置
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
の
採決
をいたします。
本案
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
木村睦男
37
○
議長
(
木村睦男
君)
過半数
と認めます。 よって、
本案
は可決されました。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十八分散会
—————
・
—————