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小笠原貞子君 結局先ほど御
報告をいただきました。実際は道庁からの調査だということなんですけれども、いかにずさんかと。具体的な問題、こういうのに調べがいってないと。大成は一切
関係してないと。全くうそだということが明らかになりました。それから堀株農園についても今お金の動きで具体的に指摘いたしました。そしてさらに言えば確約書の調印の日に、代表取締役を清野氏から室井氏に変更して、確約書どおり譲渡権を移譲しているんです。清野になぜ多額の金がこんなに——これも一部なんですけれども、入ったのかと、北電に売った金、一億八千万円以上のお金がこれも北電と堀株が売買契約をする一年も前に動いていると。つまり確約書どおりすべてが実行されているということでございます。このことを指摘して、御調査いただきたいと思います。
次に、北電についてお伺いしたいんですけれども、先ほどの
報告では、北電は五十六年末は
関係はないと、全然
関係はありませんと、こういうふうにおっしゃいましたね。私の方でいろいろレクをして聞いたら、竹中が来て断ったとか、仲介人依頼はない。そして、先ほどの仮処分に対する裁判で、その当の竹中氏はどう言っているかと。竹中氏なんて知らないよということを言うわけなんですけれども、竹中氏が裁判で証言をまたやっているわけでございます。この竹中氏が裁判で言っておりますことは、弁論陳述九月二十日という中ですけれども、債権者——債権者というのは竹中になるんですけれども、債権者は
昭和五十六年十月ごろ、某科学技術庁
審議官(原子力担当)の橋渡しにより北海道電力の橋本公一立地環境
部長、瀬山幸二
部長代理及び南幸衛等々と面談したと。こういうふうに言っているわけなんです。その面談した際に、竹中と会ったときに大成は
用地買収に関する
資金を調達する、債権者は本件土地の評価額、同土地に関する債権、
債務等を調査整理するとの合意もここで成立したと、こういうふうに言っているわけでございます。こういうふうにして見ますと、北電も
関係ないよということには全くならないわけなんですね。竹中氏自身がこう言ってちゃんと会ったよということを言っているわけです。
だから、例えば整理して申しますと、一回、二回、三回と竹中氏は会っているわけなんです。第一回のときは五十六年十月ごろですね、先ほど言いました。北電の橋本公一立地環境
部長と同
部長代理、そして東京支社勤務の南さんという人と会った。そして、今言ったように土地買収について話をしかけたら、これは北電にとっては願ってもないことだと。ぜひ
協力してほしいということを言われたと。それから、第二回目に会っているのは、これは安念という、これも北電の立地環境
部長ですけれども、これも東京で会っております。
この後また三回目会っております。その三回目会ったときには、戸田原発推進本
部長が
用地買収の話に大成建設も加えてほしいと北電が言ってるんですね。大成建設も加えてほしいと。これもこの証言の中で出てくるわけですね。そして、竹中の法廷証言、十一月一日のところに、これも法廷証言です、「北電側と会ったのは、
昭和五十六年十一月から十二月にかけて」「第一回は」——さっき言ったように、「橋本ほか四名で、場所は北電東京支社と北電が指定した通産省横のレストランでした。」と。「第二回目」——これ繰り返しですよ、さっきの。「第二回目は安念以下四人」と会いました。「第三回目は、東京支社で戸田以下四人」と会いましたと。そして、そのとき、
用地買収の当事者の北電との間に大成建設を入れてもらいたいということが戸田から提案された。そして、「私は同意しました。」と。そして、「大成とは十二月初めに、三回目に北電と会ってから四、五日か一週間もたたないころ、札幌の小池支店長が突然電話してきました。」と。そして、「東京本社で会いましたか?」と弁護士が聞いたら、「はい、会いました。十八階の応接間です。」、そして、「北電から話があって、あなたを窓口にして話をすれ、ということだったんですか?」「はいそうです」と。「自分のところが窓口になって
用地買収をこれから進めていくということを、小池支店長から話があったわけです。」と。そして、「
用地買収に必要な
資金は出す、出したいということを小松
部長から話があった。」「小松
部長が自分とこの名前を現在出すことは得策じゃないから、名前を隠してもらいたい、ということを大成側の要求で、」云々という言葉がまたここでも出てくるわけでございます。
ここのところで先ほどの
報告、簡単におっしゃったけれども、大成も、それから北電も具体的にかんでいるということがはっきりわかったと思うんですね。あなた方の調査というのは当事者から聞いたと。私は当事者から聞いても、それだけじゃ足りない。私がいろいろ出しましたのは裁判所の記録ですよね、その仮処分出して裁判やられたんだから。その裁判の中で出されて、宣誓して話している、本人が話している、竹中などと、それから北電や大成の人たちも話している、これもしっかりやっぱり調査すべきであると。そして、この裁判があったということは事実なんだし、裁判の弁護士さんにも会って事情を聞いてみるべきだと、そう思うんです。それで、ここに出てくる戸田だとか、それから橋本だとか安念だとか環境
部長だとかという、北電のそういう人たちにも直接聞いてないんでしょう。だから、直接聞いてほしい。そして、先ほど言われたように、大臣に再度いろいろな具体的な問題今出しましたので、再度先ほどおっしゃったように御調査をお願いしたいと、そう思います。先ほどもお答えいただきましたから、再度御調査ということで躍りたいと思います。
それから、科学技術庁来ていらっしゃるでしょうか。