○黒柳明君 私
ども、今の話を聞いていても一長一短ということで、どっちの
主張が正しいのかどうか軍配を上げるわけにまいりません。いずれにせよ
サケ・
マスの漁民の方、
船団の方からいろいろ聞き
ますとどうしても今の
水域じゃだめだと、こういうことを断定的に九〇%の方がおっしゃる。今次長が、足がかりができたと、こういうようなことであるいは本年じゅうにと、こんな話も出たわけであり
ますので、こういう外交あるいは
話し合いというのは、やっぱりただ単に我が方の
主張だけを通すというのはこれは難しいんであって、何か向こうにも与えてそして損して得とると、こんなこともあるかと思うんですが、
資源の
科学者同士の
話し合い、話が進行する中において当然この
水域というものはどうしても大きな問題になろうかと思い
ますが、これについては今次長がおっしゃったように足がかりだけじゃなくて、やっぱり結果が出るようにぜひともひとつやっていただきたいと、こう私
要望いたし
ます。
時間がありませんので、最後に
外務大臣、今
外交日程が非常に込んで、また来週はお出かけと、こういうことらしいんですが、
ブッシュ副
大統領と
お話しして、この
お話はまた夕刊で出るかと思い
ますので活字の方で読まさしていただき
ますが、同じく副
大統領がそういう話をしたかどうかあれですけれ
ども、
市場開放せよと副
大統領がそういうことを言ったとは思うんですけれ
ども、自動車の問題が話に出たかどうかわかりません。ただ、けさ現在のあの様子ですと、ブロックさんとそれからリーガンさんとの話は食い違っておると。自主
規制せよと、とんでもないと、あれだけ自動車業界がもうかったのだから必要ないと、こんなことですが、私
どもも八〇年の三月、レーガン政権誕生、自動車問題でがたがたしているときに、いろいろブロックさんともリーガンさんとも会って話を聞きました。妥当な方向にある程度結論がついたと、そのときはそういう
感じがしたんですが、
外務大臣、通産省がまたこれで一苦労するかと思い
ますよ。やっぱり財務長官に言わせると、決してこれは譲歩すべき問題じゃないと強気の姿勢ですけれ
ども、ブロックさんもブロックさんの考え方があると思うんですが、
日本政府としてはオレンジとビーフで非常にやっぱり譲歩してあれだけの結論が出たわけであり
ますので、さらにこの自動車の自主
規制の問題について向こうが伝家の宝刀だなんというようなことは許せないと、こうは思うんですが、
外務大臣、副
大統領の話に出たんでしょうか。あるいはこのブロックさんとリーガン財務長官との
意見の違い、余りにも露骨に
マスコミでは伝えられており
ますが、
外務大臣、どのようにお
感じでしようか。