○和田
教美君 基地問題というのはこのところ余り大問題になっていないわけですけれども、とにかくこういうものをうまく処理しないと、またそれが非常に大問題になるという可能性をはらんでおるわけで、慎重の上にも慎重に
対処していただきたいと思います。
そこで、時間もなくなりましたので外務大臣に最後に
一つお伺いしたいんですけれども、レーガン米大統領が中国訪問に出発いたしまして既にホノルルに到着しているわけですけれども、我々の
関心から見ると、今度のレーガン訪中というもので、朝鮮半島の緊張緩和、南北対話の問題について米中間で一体どういう話し合いができるかというふうなことが
一つの
関心事だと思います。ところが外務大臣は、これは毎日新聞の四月二十一日ですけれども、韓国と北朝鮮との意思の疎通を増進させるために、日中両国が橋渡し役となる間接対話の構想をお持ちだというふうなことがインタビュー記事として出ております。これは要するに、北の真意を中国から
日本そして韓国と、逆のルートで韓国の真意は
日本から中国そして北朝鮮と、こういう間接対話のルートを
考えるというふうなお
考えのようですけれども、米中間でも、つまり間接対話というか、要するに側面から緊張緩和を
援助するというような構想が今度も恐らく話し合われるんだろうと思うんですが、安倍外務大臣は中曽根総理と一緒にこの前北京に行かれまして、中国首脳ともそういう問題について十分話し合ってこられたと思うんですが、こういう
考え方は中国首脳との間で一応いろんな話し合いがあった上での
一つの提言なのかどうか、その辺をお聞かせ願いたいと思います。