○黒柳明君 私
どもは公明党ですから、社会党さんと比べると非常に力がない政党ですから、それは何も大自民党、野党第一党の大社会党、その間に入る必要はないんですけれ
ども、やっぱり中曽根
内閣としては、あるいは中曽根総理としてはと言った方がいいんでしようか、政策協議あるいは対話なんというもの、
教育問題についても行革についても進めておりますが、
安倍外務大臣としては、中国に行ってもどこへ行ってもやっぱり中曽根さんの陰に隠れちゃって、失礼ですけれ
ども、テレビヘ出てこないかなと待っているんですけれ
ども、半分眼鏡だけ見えて、あ、いなくなっちゃったなんというようなことで、ああこれは寂しいなという、私、安倍ファンとしてこういう心境を持っているわけでございますけれ
ども、何も野党、与党問わずいいことはこれはやること、これは
安倍外務大臣の本来の基本姿勢だと、こう思いますので、非常に難しい点もありますけれ
ども、しかもいろいろな
各国が絡んでいる問題ですけれ
ども、やっぱり政策協議だなんということよりも、こういう具体的な
国際問題というものは何らかのちょっとしたところで話がぐっと好転する可能性が幾らもあるんです。私がこんなくだらない知恵を振り回す必要はないんですが、またそのちょっとしたものが必要なのが
国際問題なんです。
国内問題というのは根回しをしながら、じっくり話しながらと、こういう過程が必要なんですよ。
国際問題というのは、ひょっとしたものが思わぬものに発展するという可能性があるわけですよ。この南北朝鮮問題で
政府と野党第一党の社会党との対話を公明党の黒柳が仲介の労をとったと、こんなことになったらこれは大変なことになりますんですけれ
ども、こういうことをやっぱり真剣に
考えることも含めて、私はこの朝鮮半島問題について
政府・自民党が、やっぱりもっと抽象的でなくて具体的、それから引っ込み思案じゃなくて積極的、こういう姿勢をとっていくのが今までの
政府の朝鮮半島に対する関心じゃなかったのかと。それがどうも関心があるにつけ発言や態度が消極的だと。ひとつ
安倍外務大臣外交を積極的にやっぱり推進してもらいたい。済みません、変なことを言って。
それで、昨日のアメリカの国防総省、ワインバーガーが発表しました、レーガン政権で三回目ですけれ
ども、ソ連の軍備
状況というのは、けさのある社説を見ますと何で今どきソ連は軍備拡張なのかという、こういう社説なんかも出ておりましたけれ
ども、どうですか
外務大臣。アメリカの発表が一方的じゃないんですよ。やっぱり間違った発表はしてないという感触が強うございますので、非常にソ連の軍備拡張というものが、アメリカの国防総省を通じてですけれ
ども、量的にも質的にも拡大化されるという感じがしますが、
大臣、ごらんいただいてどういう感触をお持ちでしようか。