○日笠
委員 確かに大変難しい宿題でございまして、私も言わんとすることはよく理解できるわけでありますが、岡山の吉備高原
地域テクノポリスはほかの地区とはちょっと過去のいきさつが違うということは、当然
局長も御存じだと思います。すなわち、
昭和五十年代から、いわゆる五十五年の八〇年代における通商政策
ビジョン、産構審が出しました答申の中にありますテクノポリス
構想より、すでに吉備高原
都市ということで、岡山県の中央部に位置する吉備高原を、二十一世紀への福祉
都市といいましょうか、そういうことで
開発をすでに進めておったわけであります。
そこへ五十五年の
ビジョンが出てきて、五十六年の
構想が発表になったということで、岡山県とすれば、吉備高原
都市の一角に、またその一部にテクノポリスを取り入れるといいましょうか、上乗せをしてさらに吉備高原
都市構想というものを充実していこう、実はこういう過去のいきさつがあるわけでございます。ですから、早く言えば、
通産省のいわゆるテクノポリス
構想の先取りをして進んでおったわけであります。うがった見方をすると、何かその辺の
計画をうまくとらえたのじゃないか、ということはございませんけれども、すでに走っておったということでございます。
そういう過去のいきさつというものをよく御理解をいただきまして、確かに道路整備といいましても、これは県単独ではなかなか厳しいものがあります。私も分科会で
質問いたしましたが、確かに建設省におきましても、とにかく
関連道路、これが今なのだということで、吉備新線という県道につきましても、傾斜配分とは言いませんけれども、特段の
配慮ということで分科会でもお願いをしたところでございます。そういういきさつ、
経過があるということをひとつよく御
承知の上、今後対処していただきたい。そして、余りキャッチボールが長く続きますと、いよいよマウンドに上がったときに力が出てこないということにもなりますので、キャッチボールはなるたけ早く切り上げて、本格的に第二次指定ということでスタートをさせてやっていただきたいと思うわけでございます。
と同時に、第一次指定九地区がすでにスタートいたしました。これは、先日もお聞きしたら、第二次指定であろうと、第三次指定といいましょうか、後発の指定でも別に問題ない、積極的にどんどん進めればいい、こういうふうにおっしゃるわけでありますけれども、私も昨年十二月の岡山県議会の知事さんの定例会の
答弁を議事録から見ましたけれども、やはり担当の知事さんも、第一次指定を受けるということは、今後の企業誘導、導入のことですね、また
地域づくりを進める上で有利にもなるしメリットもある、そういう無形なものがある、このようにおっしゃっておるわけでございます。
そういう意味で私は、この第二次以降の指定、承認というものを急いでやっていただきたい。
地元の自助努力というのが最大の問題でありますけれども、一生懸命進めておるわけでございますので、ひとつ早くお願いしたいと思うのです。
もう一度お聞きしますが、どうでしょうか、
あと一年も二年もかかるというようなこともあるのでしょうか、それともことし中くらいには何とか決着をつけたいという、また、六月ぐらいには何とか決着をつけたいという
局長の腹づもり、決意ですね、もちろん
地元の対応にもよりますけれども、いかがでしょうか。