○平戸
説明員 それでは続きまして、通産省におきまして講じておる
施策につきまして御報告申し上げます。
いろいろ書いてございますが、重立ったものといたしまして、十五ページをおあけいただきたいと思います。
目次で申しますと、第六の
交通安全活動の
推進、その一環といたしまして十五ページの上の方、(2)とございますが、財団法人
自転車産業振興協会がやっておるわけでございますが、
自転車乗用
安全指導の一環としまして、日本
自転車軽
自動車商協同組合連合会の組合員の皆さん方の
協力を得て、無料
点検を行っております。五十八年度までに合計十一万九千会場において、延べでございますが、二千七百六十万台の
点検を行ってまいっておりまして、五十八年度におきましては一万三千会場、二百八十万台の無料
点検を行い、五十九年度においてもほぼ同様の
規模で事業の
推進を図っていくことといたしております。
それから次に、十七ページをおあけいただきたいと思いますが、目次の第七の
自転車利用者に対する
啓蒙等という事業の一環といたしまして、(1)でございますが、
自転車月間推進協議会というのを主催しておりまして、これにつきましては、先ほど
警察庁の方からもお話ございました
関係各省からいろいろ御
協力をいただいているわけでございますが、
自転車の
安全利用の
促進及び
自転車駐車場の
整備に関する
法律の施行を契機にいたしまして設けた
自転車月間ということでございますが、目的としては、
自転車の持つ社会的責任を自覚しつつ、
自転車利用の可能性といろいろな問題の解決方策を探っていくということで、民間の
関係団体合計三十九
団体で構成しておりますが、この五月を
自転車月間と定めて
各種の活動を行っております。
一つは、去る五月六日に
実施しましたが、
自転車月間中央大会ということで浅草で
実施いたしまして、主催者の集計では、大体五万人くらいの観客といいますか、お集まりをいただいたと聞いております。
それから、国際
自転車ロードレースというのを
実施いたしております。これは去る五月十三日、東京大会を行い、来る五月二十日に大阪大会を行いますが、こういうふうな
自転車ロードレースというようなことを通じて、また
自転車をいろいろ認識していただくということで考えております。
そのほか、ファミリーサイクリング大会とかいろいろやってございまして、その一環でございますが、その下の(3)にございます財団法人
自転車産業振興協会がやっている事業でございますが、クリーンサイクル運動と称しまして、
自転車利用者に対しまして
自転車の
駐車マナーの向上等を呼びかけております。五十九年度においては、東京、埼玉、京都各十カ所で、合計三十カ所でこういう運動をすることとしております。
それから次に参りまして、十八ペ−ジでございますが、目次では
自転車の
安全性の
確保ということでございまして、品質の
基準の
整備の一環として、いわゆるJISでございますが、その
制定、
普及ということでございます。
自転車につきましては、
昭和三十四年以来、JISの規格化及びその
普及に努めてまいっております。現在、JISの規格は三十四品目について定めておりますが、こういう規格については年々随時見直しを行ってきておりますし、その一層の
普及を図ってまいりたいと考えております。
それから十九ページの中ごろにございます(3)でございますが、
自転車のSGマーク
制度の
推進というのがございます。このSGマーク
制度は、消費生活用製品安全法に基づきまして
推進していることでございますが、その
法律に基づいて特別認可法人の製品安全協会というのが、通産大臣の承認を受けて認定
基準というのを定めましたその
基準に適合している製品についてSGマークを貼付しまして、その
安全性を保証するとともに、その製品の欠陥によって人身
事故が発生した場合には、その
被害者に対して賠償金の支払い等の救済
措置を行うということにしておるわけでございます。
この
対象として
自転車は、
昭和五十六年四月八日に通産大臣が承認いたしまして、その
制度の
実施、
普及を図っております。現在、このマークを貼付している累計では、枚数で約八十六万五千枚ということになっております。
それから、次に二十二ページに参ります。
目次といたしましては、
自転車の
安全性の
確保の一環でございますが、
自転車の製造業者及び小売業者に対する
指導等ということで、(4)でございますが、
自転車の組立
整備士
制度というのを設定しておりまして、
自転車の構造上の
安全性を
確保するというふうなことでやってきておりますが、現在、この
自転車の組立
整備士は約四万九千人ということになっております。今後とも、こういう
自転車組立
整備士に対する
講習会等を充実していきまして、その技能向上を図って、安全に役立てていきたいというふうに考えております。
それから
最後になりますが、二十三ページに、国の
助成措置等の一環としまして、2の(1)でございますが、財団法人日本
自転車普及協会という
団体が、日本
自転車振興会から補助金を受けて
自転車駐車場の
整備を行っております。四十七年度から始めておりまして、五十八年度までに二百三カ所で合計六万三千台の
駐車場施設を
整備しております。五十八年度は十三カ所で六千五百台ということでございます。五十九年度においては、十二カ所で約六千台ということで考えておるわけでございます。
それから
最後のページ、二十四ページに参ります。
(3)のところに、日本
自転車振興会という
項目になっておりますが、同じように
自転車駐車場を
整備するということですが、日本商工会議所がそういう事業をやりたいということで、これに対する補助を五十九年度から始めるということにいたしております。
以上、概要を御
説明いたしました。
今後ともよろしく御
指導いただきたいと思います。