○山中(末)
委員 ありがとうございました。今申されたような趣旨で、今後も積極的に御検討を賜りたい、このように存じます。
なお、土地のことでございまして、これはまともにやっていましてもいろいろなうわさ等が世間には出てこぬとも限りません。したがいまして、国有地の御処分、御処分先、目的等につきましては、適当な方法で
国民に周知する方法もおとりいただきたいと思いますが、これは後の
質問時間が少し足らなくなるように思いますので、御要望申し上げておきます。よろしくお願い申し上げたいと思います。
次に、最近私どもがお聞かせいただきました中で、中央自動車道の西宮線のうちで京都のいわゆる南インターから吹田インターまで改築をされるという
お話があるわけでございます。その目的は、予想を上回る
交通量の増加に加えまして、車両の大型化により区間及び時間帯によっては
交通渋滞が多発をいたしまして、高速
道路本来の機能である高速性、定時性等を確保することが困難になっているからだ、このように聞いております。この
事業は、
交通停滞の解消を図り、高速
道路本来の機能を回復し、あわせて沿線の環境改善を図るため、特に
交通渋滞等の著しい京都南インターチェンジから吹田インターチェンジまでの間の改築を行うと聞いておるわけでございます。
お伺いいたしたいのでございますが、この四年線の高速
道路が
改修をされる予定の中で、最も通行車両の多い箇所で一日八万五千台の通行量だ、このように聞き及んでおります。改築の箇所の中でその次に多い箇所が一日七万四千台の
交通量がある、このように聞いております。これは後で見ましたら、
道路公団の大阪
建設局の資料でもその数字が書かれておりますので間違いのないところだと思います。この高速
道路が改築をされますと、後
交通がスムーズになると私は
考えておるのですが、専門家の方に聞きましても、これは
建設省の方でありますが、そのようにおっしゃっています。そうすると、京都の南インターそれから吹田のインターへ来る車が多くなってくるのではないか。いわゆる名神高速の通行がうまく流れるようになればもっとインターに入ってくる車がふえてくるのではないか、このように
考えるわけであります。この京都の南インターへのアプローチが、これが御存じのように、京都−大阪間の大動脈であります国道一級一号線でありますが、これが今も南インターへ通じていますが、
改修をされた後も、この一級一号国道が南インターへのアプローチ
道路として活用されていく、そしてなおかつ京都−大阪の
交通量も非常に多い。これは今資料によりますと一日六万六千台の通行量があります。そうすると、先ほど申し上げたように、四車線の名神高速
道路で一日八万五千台ないしは七万四千台の通行量で、非常に停滞を来して、もう一車線ずつ二車線をふやさなければならないという
工事を着手されようとしている。そこへ行くうち一級一号国道の
交通量が一日六万六千台であって、そしてその
改修に伴って通行量も減ることはないだろう、ふえてくるだろう、このように予測をするわけですが、この部分がまだ全面
改修されておりません。二車線のところもあるわけです。そうしますと、平日はうんと込んでいますけれども、京都競馬場の開設になりますと、ここは今でも大変なんです。そうなりますと、この名神高速
道路の
改修をされるのはいいのですけれども、そこへ入っていくまでの
道路である一級一号国道、これを何とか手をつけなければならないと思わざるを得ないわけであります。この一級一号国道の未
改修部分等の
改修、これはどうしても名神高速の京都から吹田までの
改修に合わせて手をつけられるべきではないか。あるいはまた現状から
考えますと、
予算は別ですから、それよりも早く手をつけていかなければならない国道の部分ではなかろうか、このように存じますので、
建設省のお
考え方、これをお聞かせいただきたいのがまず第一点であります。
それからもう
一つ。これは御
承知のように、一級一号国道は大阪の部分の淀川の堤の上あるいは近く等を走っておるところは比較的人家もそうないのですけれども、大阪へ行き、またそれより京都へ行きしますと、人家が櫛比いたしております。これの大
改修ということになりますと、今の二車線を四車線に
改修をすることもなかなかできにくい、
進捗しにくい場所だと思いますが、これの
一つの解消方法として、主要地方道の京都守口線、そこから桂川がありますが、桂川に
架橋して国道の一七一——一七一は今通行量が一日三万四千台ありますが、そこに連絡することも可能ではないか、私はこのように
考えまして少し
地域を調べてまいりました。
淀川の右岸側に会社がありますが、その会社の立地されている真ん中に適当な
道路幅員ほどの土地が手をつけずに残されていまして、その両サイドにフェンスがつくられております用地元へ行って聞きますと、随分昔から主要地方道の守口京都線のいわゆる桂川の左岸から右岸に向かって何とか
架橋をしていただきたいということで、地元の市町村がその工場が立地されるときに話をして、今その道になる部分をよけている、保存をされているということを聞かしてもらいました。これなら先ほど申し上げましたように、名神高速の大
改修、もう二車線ふやされますが、その開始と合わせてひとつ
建設省の方へ御提案を申し上げてもいいんじゃないか、このように存じまして、改めてそういうネックを解消するという問題もございますということをここで提案を申し上げておきたい、このように存じているわけであります。
これらの問題二点につきまして御研究を賜っていると存じますが、ひとつ御見解をお聞かせいただきたい、このように存ずる次第でございます。