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1983-10-11 第100回国会 衆議院 文教委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十八年十月十一日(火曜日)     午前十一時三十四分開議 出席委員   委員長 葉梨 信行君    理事 石橋 一弥君 理事 狩野 明男君    理事 中村  靖君 理事 船田  元君    理事 佐藤  誼君 理事 馬場  昇君    理事 三浦  隆君       青木 正久君    臼井日出男君       浦野 烋興君    奥田 敬和君       高村 正彦君    坂本三十次君       西岡 武夫君    三塚  博君       渡辺 栄一君    湯山  勇君       有島 重武君    栗田  翠君       山原健二郎君    田島  衞君  出席国務大臣         文 部 大 臣 瀬戸山三男君  出席政府委員         文部大臣官房長 西崎 清久君         文化庁長官   鈴木  勲君         文化庁次長   加戸 守行君  委員外出席者         議    員  石橋 一弥君         文教委員会調査         室長      中嶋 米夫君     ――――――――――――― 委員の異動 十月十一日  辞任         補欠選任   伊藤 公介君     田島  衞君 同日  辞任         補欠選任   田島  衞君     伊藤 公介君     ――――――――――――― 十月七日  私学助成増額に関する請願外四件(横山利秋  君紹介)(第一七二号)  同(後藤茂紹介)(第一八三号)  同外二件(堀昌雄紹介)(第一八四号)  同(海部俊樹紹介)(第二〇五号)  同外四件(横山利秋紹介)(第二二七号)  同外二件(石田幸四郎紹介)(第二五二号  )  同外一件(草川昭三紹介)(第二五三号)  同外二件(柴田弘紹介)(第二五四号)  同(楯兼次郎君紹介)(第二五五号)  同(安藤巖紹介)(第二七七号)  同(浦井洋紹介)(第二七八号)  同(栗田翠紹介)(第二七九号)  同(林百郎君紹介)(第二八〇号)  同(山原健二郎紹介)(第二八一号)  中学校英語授業時数上限週三時間の強制反対  に関する請願馬場昇紹介)(第一八二号)  公立学校女子事務職員育児休業制度適用に関  する請願鍛冶清紹介)(第一八五号)  同(臼井日出男紹介)(第二〇六号)  同(有島重武君紹介)(第二五七号)  私学に対する公費助成大幅増額等に関する請  願(竹内勝彦紹介)(第二五六号) は本委員会に付記された。     ――――――――――――― 十月六日  人口急増過密都市における義務教育施設整備等  に関する陳情書(  第三八号)  社会教育推進等に関する陳情書  (第三九号)  公立義務教育学校の四十人学級完全実施の早期  実現に関する陳情書  (第四〇号)  幼稚園教育充実に関する陳情書  (第四一号)  私学助成の拡充に関する陳情書  (第四二号)  義務教育施設等整備促進に関する陳情書外二  件  (第四三号)  体育・スポーツ施設整備充実に関する陳情書  外二件  (第四四号)  義務教育における教科書無償制度の存続に関す  る陳情書(第四五  号)  教科書検定強化反対に関する陳情書外一件  (第四  六号)  日本学術会議法改正に関する陳情書外三十一  件  (第四七号)  日本学術会議法改正案反対に関する陳情書外  十八件  (第四八号) は本委員会に参考送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  商業用レコード公衆への貸与に関する著作者  等の権利に関する法律案石橋一弥君外三名提  出、第九十六回国会衆法第三七号)      ――――◇―――――
  2. 葉梨信行

    葉梨委員長 これより会議を開きます。  第九十六回国会石橋一弥君外三名提出商業用レコード公衆への貸与に関する著作者等権利に関する法律案議題といたします。  本案につきましては、第九十八回国会においてすでに趣旨説明を聴取いたしておりますので、これを省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 葉梨信行

    葉梨委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。     —————————————  商業用レコード公衆への貸与に関する著作者   等の権利に関する法律案     〔本号末尾掲載〕     —————————————
  4. 葉梨信行

    葉梨委員長 この際、商業用レコード公衆への貸与に関する著作者等権利に関する法律案審査小委員長から、小委員会における審査経過及び結果について報告いたしたいとの申し出がありますので、これを許します。小委員長青木正久君。
  5. 青木正久

    青木委員 小委員会における審査経過及び結果について御報告申し上げます。  本小委員会は、商業用レコード公衆への貸与に関する著作者等権利に関する法律案審査のため、第九十八回国会に設置され、以来、今国会に至るまで引き続き設置され、審査を行ってまいりました。  まず、本案趣旨とするところを申し上げますと、最近のいわゆる貸しレコード業の急速な増加が、著作者実演家及びレコード製作者収入等に影響を与えており、このような事態を放置すれば、音楽文化創造のリサイクルを乱し、ひいては、わが国の音楽文化活動の妨げになる懸念が生じております。このような事態にかんがみ、本法によって、商業用レコード公衆に有償で貸与する行為に関し、著作者実演家及びレコード製作者に新たに許諾権利を設定し、これらの者の複製権または録音権の保護に資することとしようとするものであります。  本小委員会は、第九十八回国会の五月十一日に、提出者石橋一弥君から本案提出に至るまでの経緯及び問題点等について説明を聴取し、次いで佐野文化庁長官から、いわゆる貸しレコード業の概況並びに文化庁で進めている著作権法改正作業状況等についての説明を聴取し、引き続き種々協議懇談いたしました。  去る十月七日の小委員会におきまして、本案について種々検討を行い、その取り扱いについて協議いたしました結果、本案に定めるような措置を早急に講ずることとするとともに、許諾権の行使に当たっては、公正な使用料によって許諾することとし、関係者の間の円満な秩序の形成を図るべきであるとのことについて合意を見たところであります。一方、文化庁において、貸しレコード問題を含め、著作権法改正作業が進められておりますので、その進捗状況その他諸般の事情を勘案し、次のような点について、本法案修正しようということに相なった次第であります。  修正の要点は、次の二項目であります。  第一は、著作権法改正作業との関係を考慮して、本案を、改正著作権法制定までの暫定措置法に改め、法案の題名及び第一条の目的中にその旨を明らかにすることであります。  第二は、いわゆる貸しレコード業者が、著作者等から許諾を得なければならない期間は、原案では「一年」となっておりますが、関係者意見を尊重し、これを「政令で定める期間」と改めることであります。  以上、御報告申し上げます。
  6. 葉梨信行

    葉梨委員長 以上で小委員長からの報告は終わりました。     —————————————
  7. 葉梨信行

    葉梨委員長 本案に対し、小委員長青木正久君より修正案提出されております。  提出者より趣旨説明を求めます。青木正久君。     —————————————  商業用レコード公衆への貸与に関する著作者   等の権利に関する法律案に対する修正案     〔本号末尾掲載〕     —————————————
  8. 青木正久

    青木委員 ただいま議題となりました修正案につきまして、趣旨説明を申し上げます。  本修正案は、先ほど御報告申し上げましたとおり、小委員会における審査の結果、意見の一致を見たものであり、その趣旨につきましては、お手元に配付の修正案及び先刻の小委員長報告によって御了承を願いたいと存じます。  委員各位の御賛成をお願い申し上げます。
  9. 葉梨信行

    葉梨委員長 これにて趣旨説明は終わりました。     —————————————
  10. 葉梨信行

    葉梨委員長 特に発言の申し出がありませんので、原案及びこれに対する修正案を一括して討論に入ります。  討論申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。  商業用レコード公衆への貸与に関する著作者等権利に関する法律案について採決いたします。  まず、青木正久提出修正案について採決いたします。  本修正案賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  11. 葉梨信行

    葉梨委員長 起立総員。よって、青木正久提出修正案は可決いたしました。  次に、ただいま可決いたしました修正部分を除いて、原案について採決いたします。  これに賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  12. 葉梨信行

    葉梨委員長 起立総員。よって、本案修正議決すべきものと決しました。  なお、ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 葉梨信行

    葉梨委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。     —————————————     〔報告書は附録に掲載〕     —————————————
  14. 葉梨信行

    葉梨委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時三十九分散会      ————◇—————