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小林(進)
分科員 そういう君たちの三百代言的な主張を聞くのはもう飽きたのだ、おれは。だから、君なんか
答弁するなと言っている。その薬事法がこういうような
国民の要望そのものを阻止するなら、改正すればいい。それが君たちの仕事だ。そうして、その薬事
審議会の
審議ができないならば、その
審議委員のメンバーもかえればいいじゃないか。大体、そのメンバーをかえたろう、去年、おととし。林さん、知っていますか、桜井何がしから
審議委員のメンバーが、いかに企業と癒着しているか。速記録をみんな調べてくださいよ、私は何もデマを飛ばすのじゃない。いかに癒着をしているか、いかに系列に並んでいるか。そういうことをこの国会の中でずいぶん議論して、そのために、
審議委員とか小
委員とかいうものがやめていった。一部の
審議委員のメンバーがかえられたこともあるのです。ややそういう改革が行われたけれども、まだ完全じゃない。もっと率直に言えば、製薬会社、企業とそれから関係の医師との癒着なんというものはどろどろして、まことに見るにたえないのだ。そこへ
厚生省の官僚が一足入っているからどうにもならない。もし、あなたは
厚生大臣として
天下に名をなすならば、ここへメスを入れて少しきれいにしなさい。もし、私の言うことがデマだと言うのなら、いつでも資料をもってお見せしてもよろしい。どろどろしているんですよ、どろどろ。
そういう意味で、ともかく村山君に出したその
審議会の答申も、何ですか、資料が足りないという。その資料が足りないという資料は何だ。マウスだという。白ネズミに対する動物実験が少し足りないというのです。いまなお、約五万人に近い人たちが毎日毎日これの注射を受けているのです。五万人、日本全国にいるんですよ。受けて、だれ一人、被害が出たの、悪くなりましたという声はないのです。おかげさまでという声だけなんです。うそだと思ったらあなた方、実際のテストをやっている資料もあるところを見てきてくださいよと私は言っている。それを言っているにもかかわらず、五万人がいま現実にこの注射を受けている、過去において十八万人の人たちが全部この
治療を受けているという、そのデータは全部そろっている、一部残らずそろっている、こうして
人間がいわゆる実験台に入って、これほど効果があるというものを、しかも一万人の医者が全部、効力がありますからこれを打ってもらいなさい、私は打ちますと言っているものを、マウスと言うんだよ、そこにはネズミのデータが足りないからこれが
許可できないと言う。ネズミ様々ですか、
厚生省は、
審議会というのは、ネズミが神様で
人間は、これはネズミ以下だということだ。
しかし実際に苦しんでいるものはネズミじゃなくて
人間なんだ。しかもいま、命旦夕に迫って、あすかあさってかというような人たちまでがこの
丸山ワクチンに飛びついているわけです。しかも患者だけじゃありませんよ。ここにも言いましたように、こういうりっぱな木本哲夫、川崎医科大学。「”
丸山ワクチンは
有効性なし”と判定された。」、これは
審議会です。「しかし、皮肉なことに、川崎医大・木本教授の手で
丸山ワクチンに、新事実が発見された。
丸山ワクチンによって間質がガン細胞を包囲し封じ込めている姿が、映像にはっきりととらえられたのだ。」、こういうふうに映像の形まで全部写真入りで
説明しております。しかもこれは国際的な学会にまで皆発表せられて、そしていま世界的にこの
丸山ワクチンを要望する声が出ているじゃないですか。それをなぜ一体
許可できないのかというのが私はわからない。
しかし、新たな村山君に対する答申も「動物実験の不備な点を充足し、また、ヒトへの至適用量を設定する」、こういうようなあいまいもこたる答申をしているんだ。「
医薬品としての恒常性を
確保する規格及び試験方法を確立すること」、この方法を、たとえて言えば、
ケミファのように紙だけ整えておけば、これはよろしゅうございますか、紙だけ、ペーパーだけスタイルを整えておけば
厚生省は
許可するとおっしゃるのか。実質的な内容は問うところにあらず、届け出の書類だけ出ていっていればそれでいいとおっしゃる。そういう口調じゃないですか。
この
審議会の
委員長の津田何がしという者に対しても、こんな人の個人的な問題まで私はここで言わぬけれども、そこほどまで
厚生省が頑迷にこれをとらえるならば、私は何でも言いますよ。私は
丸山ワクチンに対してこれだけ論じたって一銭も利害関係ないですよ、何もない、ただ
国民の要望にこたえよう、われわれ立法府としては。民の声は天の声です。この
国民ががんに苦しみ抜いている、これを最後のよりどころにしているものを、そういう一片の
審議会の資料など、薬事法がどうでございますという、そういうへっぽこ的な論述で
国民を無視し、天を無視し、世論を無視し、また
専門家の医師一万二千名の要望も全部土足でける。なおかつ、これは木本教授だけではありません。東海大学あるいは名古屋大学、それから東北大学、それぞれの大学でも全部資料を集めて
有効性ありという答申をしているのです。これはもう去年もおととしもこの
委員会で論じ尽くしたからいまは繰り返しませんけれども、そのときに
審議会は何と言ったか。やれ名古屋大学の資料にはやや資料の収集に欠点がある、あるいは東北大学の資料に対し少し瑕疵がある、そういうけちをつけて、両方の資料とも全部採用しようとしないんです。
これは各医科大学、みんな権威があるんです。
厚生大臣、暇があったらそれも見てください。なお開業医に至っては、上は北海道から下は鹿児島に至るまで、みんなこの
丸山ワクチンを実際に経験し、開業医は開業医なりにデータを取り、資料を集め、そして効果を見ながら、実際に効果ありと主張している。そういう声がいま天に満ち満ちている。それをなぜ
許可できないのですか。それは何でもない、その薬事
審議会の、その資料がまだ少し整わないから資料を整えなさいという答申があるから、
国民が何と言おうと、
専門医が何と言おうと、開業医が何と言おうとこれを通すわけにはいかぬと言ってがんばっているだけです。それが一体正しい方法ですか。みんな死んでいくんですよ。毎日毎日この
丸山ワクチンにあこがれを持ちながら、人の命があすを待たないで死んでいくんですよ。だからこれをやってくれと言うのだ。あなた、この前おっしゃったじゃないですか。もう時間もないから言うけれども、あなた篠原先生と同窓生だか同級生だか何だか知らぬけれども、親しいとおっしゃった。あの先生なんかいま夢中になってやっていられますよ。いかに
厚生官僚というものが頑迷であるか。
なおかつ、裏において云々、云々ということですよ、云々ということを声を大にして言っておられますよ。しかも、それはこの前も申し上げましたように、自分だけじゃない、やはり自分の仲間や友人にも与えてやる人が、東大の教授、職員の中にも
丸山ワクチンを使用している人がたくさんいる。国会の中にもたくさんいるんですよ。それを
一つ勘案をしていただいて——いまの
厚生官僚から言わしむるならば、大学の教授であろうと法学部であろうと、
丸山ワクチンを採用している者はみんな、
審議会が鼻にもかけないような、鼻くそみたいなものをやっているやつだから、これは無能の連中だと。私も用いておりますけれどもそういうものを用いている者は無能の士だ、いわば低能児だ、世間の常識もないようなそういうやからと、彼らは口には言わぬけれども、実証しているわけです。
厚生官僚から言わせれば、
丸山ワクチンをいま使用している者はこれはみんな低能児です、薬学のイロハも知らぬ低能児だ、そういう結論を彼らは結果的に言っているじゃないですか。言っていることになるのです。ですから、そんなことを大きな声を出さなくたって、しかもこれがいささかでも被害があるとか、反対的な害毒があるというなら別ですよ、無害なんですからやらしていただきたい。いかがですか。大臣の決断を仰ぐのみです。