○楢崎
委員 ぜひそうお願いしたいですね。
それで、二十一日の
質問を告発された方々と今日までいろいろと連絡なりコンタクトが続いておることは事実であります。私は二十一日の日も申し上げたのですけれども、私が
質問している趣旨がよくわかっていない感じがするのですね。その点も私は現実に非常に困ったことが起こっておるわけです。もう一遍、告発しておる人たちが訴えておることを明らかにしたいわけですが、その前に二十一日の
質問について私のミスがあったことを訂正を正直にいたしておきます。
「大隊長補佐」という
言葉を使いました。私は大隊長を補佐する者というふうで使ったつもりですけれども、大隊長補佐となっておるからいかにも官職のようにとられた向きがあると思います。それは私の使い方が悪かったことを明らかにいたしておきます。
それから、その後告発者からのこういう連絡もありました。私がこの前指摘した中で、練馬や入間を先生が省かれたのはどういう意味ですかというあれがあったのです。正直に申し上げて、私が最初連絡を受けた段階では、それは入っていませんでした。だから、それはそういうことで私が意識的に抜いたことではありません。私は当然入っておろうと思うのですね。思うけれども、私は正直に言われた点を明らかにしたにすぎないのであります。
ナパーム弾の件ですが、これは別個後ほど明らかにしたいと思います。
それから、くどいようですけれども、ここが重大だから私は趣旨をもう一度申し上げておきますけれども、二十一日の日に私はこういうことを言っておるのですよね。まず、現役の隊員の人たちにさまざまな不満や不信や憤激が渦巻いておる。それはどういう点に対してであるかというと、まず第一に政治に対する不信だ。これは政治倫理浄化問題で今
国会でも問題になっておるところですから、われわれもよくわかりますよ、われわれもそう思いますから。
それから教育に対する不信。これはたまたま休み等に新宿などに出かけると同じぐらいの年の人が、自分たちは一生懸命やっておるのに、連中は麻薬を吸ったり、校内暴力を起こしたり、一体どうなっておるんだ、こういう人たちが大きくなって日本の将来はどうなるのであるか、教育は一体どうなっておるんだ、こういうやはり憤激と申しますか不満があるわけであります。
それから三番目に、先ほど申し上げたとおり、どうも産軍癒着の問題がある、これであります。
それから四番目に、日米安保体制に対する不安。これはどういうことかというと、たとえば日米共同作戦をやったときに一体指揮官はどちらになるのか。これは後で聞きますけれども。だから自衛隊員の人たちは、これがアメリカが統一指揮官になったらたまらないという不安があるのですね。不満がある。アメリカのために自分たちは犠牲になりたくない。日本のためには死ぬ覚悟でおっても、それは困るんだという不安があることは事実なんです。
それからせんだって申し上げましたいわゆる認知の問題。これは非常にデリケートな問題で、私も
意見があります。これは憲法上にかかわる非常に重大な政治問題ですから。ただ、客観的な事実としては、憲法のもとに自衛隊法と防衛庁設置法がつくられて、そして自衛隊が存在するというこの客観的な事実もまた明らかであります。この辺は、憲法上の認知の問題はいろいろ議論がありますが、私が申し上げたいのは、何か自衛隊員そのものは、憲法違反とかなんとか、個々の自衛隊員には責任のないことですから、そういう意味で何らかの、たとえば嫁にやらないとか行かないとか、あるいは学校に行けないとか、そういった個人的な問題、そういうものは社会的に何とか解決する方法はないのか。これは
国民の
皆さんが過半数以上、自衛隊はあった方がいいと思っていらっしゃるならば、この問題を解決するのは
国民の義務でもあろうと思うのです。責任でもあろうと思う。そういう意味では、
国民の代表である
国会が避けては通れない問題ではなかろうか。これは、私の考えはありますけれども、議論をした方がいいのではないか、これを申し上げておる。
なお、こういうことを二十一日は申し上げたのですが、それ以降なおつけ加えられた点がありますから、これは重要ですから明らかにしておきたいと思うのであります。——もうちょっとですけれども、
官房長官、結構です。
それは、自分たちは護憲である。特に憲法第九条は遵守したい。二番目に、シビリアンコントロールは必要である。三番目に、軍は政治に関与してはならない。これは私たちの信念であるというあれがありました。それで銃口は絶対に
国民に向けない。ただ、私たちが欲しておるのは、自衛椎だけは認めてほしい。こういう要望でありました。これは私は正確に伝えておきたい。これは健全な考え方であろう、このように思うわけです。
なお、つけ加えるならば、自衛隊員の中にはサラリーマン化しておる者が確かにおる、こういうものは必要ないんだ、だから金もかかるし、むしろ少数精鋭にしてはどうかという考えがあります。これも正確にお伝えをしておきます。そこで内局の
意見と同様に、制服もいろいろ現実を知っておるし、上層部は
意見を
取り上げてもらいたい、こういう希望もあります。
実は、では一体何をねらっておったんだということが次に問題になろうと思うのです。この点は正直に申し上げて、実はこのクーデターの問題は、メーンの問題が訴えじゃなかった。もう一つメーンの非常に具体的な重要な問題がある。これを明らかにすれば、どうしてクーデター問題が出てきたか関連が明らかになると思うのです。これは、私は実はきょうやろうと思っておりましたけれども、ちょっと差し支えがあります。しかし、これは必ず機会があれば一週間以内にでもできると思います。これが明らかになれば、告発してきた人たちが何を願っておるのかというのがより明らかになる、このように私は確信をいたします。また、いろいろな点で、新聞、週刊誌等にいろいろひやかし記事が載っておりますが、一々これに反論してきております。これは非常に説得力のある反論ですが、時間がありませんから私は省きますけれども、いずれにしても、あってはならないことだけれども、これは真実である。
ただ、こういうことも言っております。クーデターというよりも実は自衛隊内部の改易の問題なんです。むずかしい
言葉ですね。改易というのは、改めるというのと易者の易の字で、革命という意味ですか、そういうことも言っております。いずれこの点は、先ほど申し上げたとおり、大体あと十日前後くらいで明らかになる、このように思うわけです。これはまだ残しておきたいと思います。——
官房長官、よろしゅうございます。
次に、こういう不満もあるのです。私も驚きました。中曽根
総理はできないことを言い過ぎる、ユニホームにそういう不満があるのですよ。これは私は驚きましたね。もう少し中曽根
総理を歓迎しているかと思いましたら、そうじゃないのです。無責任だと言うのです。その、どうしてできもしないことを中曽根さんが言っておるかというのは、私もいまから時間の許す限り明らかにしていきたい。これも私は共鳴をいたします。
順次やっていきますけれども、外務大臣にお伺いします。
先刻、大出
委員から出された問題とやや関連をいたします、あるいはダブる点もあるかもしれませんが、対米武器供与、お座敷に入った話の前に、玄関をあけたところが私はわからないのです。何月何日に中曽根
総理はどういう形でレーガンさんと会い、そのときに一緒におった者はだれで、どういう
言葉で供与を約束されたのか、日本語と英語でお願いしたい。