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国務大臣(
渡辺美智雄君) いま主計
局長からも話したように、膨大な
予算でありますから、確かに
予算書そのものはよくわからないという御
指摘を受けます。したがって私などは、飛行機の機数や何かの説明資料、あれは三年師といまと比べてもらえば、並べてもらえばわかりますが、へたで書いてあったやつは余りに不親切しやないかということで、項目的に分けて実は書かせるように直しているのです。
そこで問題は、この
F4の問題については、いま言ったように業務計画の中で書いてありますが、それについて単価とか数字等がわからぬという御
指摘がございました。これらについては、もっとわかりやすく書くということも一つの方法だと思いますが、そういうような問題を国会の
審議等で御質疑をいただき、詳しくできるだけ説明をする。そういうところでこういう
委員会で説明をしておるわけであります。
しかし、いま言ったように、これは非常に重大な変更であるかどうかと、そういうところに私は問題があったんだと思います。
政府の方としては、御
承知のとおり試しに、テスト的に一つだけまずとりあえずつくってみて、それがうまくいくかどうかわからぬけれ
ども、それがうまくいった場合にはまあ百機か幾らかはやると。そのときには当然に、かなり装術の変更になってくるから、これは当然に国防
会議にもかけてやる。ですが、問題はですよ。(「
予算書がわからない」と呼ぶ者あり)だから問題は、その今度のやつをうんと重視して見れば、もっときちっと書くべきであったと私は思うのですよ、それはね。そこのところの違いが少し私はあったんじゃないかと。ですから、今後とも御
指摘のように、竹田
委員からも前に
お話があるように、一機百億円もするならば大変な問題じゃないかと。だからそういうものは単価や何かもわかるようにしろ。これは野党の御主張としては当然のことだと私は思う。本当にそう思いますよ、
立場を変えれば。したがって、今後ともこの防衛庁の事業の内容というものが
予算との
関連でできるだけわかるように今後努力をしてまいりたいと
考えております。
なお、二十八条参考書による国庫債務負担行為調書の事業内容については、主要なものを例示する場合に、御
指摘のような問題を踏まえてさらに工夫の余地はないかということでございますが、所管庁たる防衛庁と一緒に努力を重ねていきたいと、そう思います。所管庁である防衛庁と、よくわかるように、何かもう少し工夫をして、もう少し親切にするようにしていく必要がある。
問題は、大蔵省の場合は防衛
予算だけ。ではなく、
予算というのは各省庁にいっぱいあるわけですから、それらのやつを全部明細をつけるということになったら、いまでさえもこんなに厚くてなかなか読んでくれないものを、こんなになっちまうわけですから、そこらにも問題点が実はあるのです。したがって、それは各省庁において必要に応じて御説明を親切に申し上げるということは当然のことであろうと、そう思っております。