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勝又武一君 そこで私は、健保組合と政管健保との
給付、特に付加
給付ですね。付加
給付、これについての一覧表全部つくってみたんですよ。いろいろ担当のところにお聞きしたんですけれ
ども、なかなか全部こういう資料ありませんね。あっちこっちから集めまして、
厚生省や調査室や国会図書館からいろいろ資料集めてつくってみたんです。もちろん不十分ですよ、時間も短いし、それからわからないところがありますから。聞きましたら
大臣、政管健保、国保でやっているところがあるんですね。国民健康保険でやっているところもあるんですよ、この
農協団体、漁業団体が。そうしますと、時間がありませんから、このつくった一覧表について
一つずつ具体的には挙げませんけれ
ども、まさに政管健保なり国保よりは健保組合、いろいろな付加
給付をつくる、こういうことが有利だからですね、メリットがあるからつくっているわけですよ。
局長は常識的とおっしゃったけれ
ども、具体的な一覧表をつくって見ると明らかです。
一つずつ挙げるのはやめましょう、時間がありませんから。出産手当から埋葬料から家族医療費の補助から、全部ですよ。
そうしますと、私がここでお聞きしたいのは
農林共済の設立の精神というか、設立の趣旨ですね、これは何だったんでしょうか。すぐ隣に
小学校があり、中学校があるから、すぐ隣に市町村、町役場があるから、村役場があるから、そしてまた私学の小さな学校もあるから、私学
共済なり市町村
共済なり公立学校
共済なりとの
バランスを
農協団体の職員についてもとろうじゃないか、これが発足でしょう。そして、そこの私学
共済も市町村
共済もそれから公立学校
共済も全部短期
給付で医療をやっている、付加
給付をつけている。そういうもののない国民健康保険とかあるいは政管健保でやっているところの
農協団体と比べたら、隣の学校と、隣の町役場と、隣の私学と大きな格差があるのは事実ですよ。これをなくすというのが
農林共済本来の使命ではなかったんですか。
昭和三十三年の
会議録は
局長の
答弁は短期をつくってもメリットがないからやらないんだというように答えておいて二十五年間たってきた。二十五年間の経過を調べてみると明らかにメリットもありますよ。しかも健保の中を調べてみました、私も。
農林共済の中の健保組合ですよ。これはまた千差万別ですよ。ずいぶん有利なところもあるし、つくっているけれど異常に有利なところと比べて劣っている健保組合の付加
給付もあります。一覧表で明らかです。そこのところは、私学
共済や市町村
共済や公共学校
共済に比べれば健保組合でもまだ劣っていますよ。
だから、私はぜひお
考えをお聞きしたいのは、一体こういう設立の精神からいっても趣旨からいっても、私学
共済、公立学校
共済、市町村
共済並みに全国の
農林共済ですね、全国の
農協団体の職員のいわゆる医療
制度、短期
給付というものを
引き上げるべきじゃないか、こう思いますけれ
ども、この点はいかがですか。