○安恒良一君 それじゃ私、女子パートについてはいろいろお聞きしたいということを通告しておりましたが、必ずしもまだ徹底してないようですから、この
労働白書をつくられたときのもとの数字があるはずですから。きょうは一応傾向としていま
局長の
答弁でわかりましたから、後からで結構ですからね。というのは、女子パート問題というのはきょう主要ではありませんし、これからずっと追及していかなきゃならぬと思っておりますから、この三十五時間から四十七時間未満が三三%、四十八時間以上が一一%にも達しているということの
中身について、どの業種にどれだけの人がいるのか、この実態を、この白書をつくられたときの基礎数字があるはずですから、後から
資料としていただきたい。
以上、
大臣お聞きくださったように、
労働省自体が週三十五時間未満はパートとは認めてないと、こう言うわけですよ。認めてないと言いながら、現実には四四%も実はそういう人がいるわけですからね。あなたたちはパートと認めてないと言うのにパートがおるということは、もうこれは大変なことだと思う。婦人少年
局長は、パートの定義は三十五時間未満ですと、こう言ってるんです。ところが、実際は四四%もおるわけですから。しかもそれが、私がこの前開いたように、卸・小売業、サービス業、それから金融・保険業、それから私
どもでは製造業、どうもこんなところにおるんじゃないかというふうに私は思うわけです。これはまだ分析してもらわなきゃいけません。そしてその反面、そういうところが高齢者の
雇用が低いんですよ。この前職安
局長は、いや、女子パートがふえても高齢者
雇用は高くなってますと言うけど、いまこうして突き合わしていくと、職安
局長が言ったことに現実はなってないんだ、こういうふうに
中身を詳細に分析しますとね。
ですから、私は
労働大臣にまず、女子パート問題はまたいずれ時間をゆっくりとってやりますが、ひとつあなたたち自身が認めでないような女子パートをパートと言うのも問題だ。少なくとも名ばかりで、もう普通の
労働者なんですよ。いわゆる週三十五時間以上働いているのは、普通の
労働者としてこれはきちっとしなければいけないと思うんです、きちっとして。そして
目黒さんが言われたように、いろいろ社会保険の適用も全部受けなきゃならぬですね。週三十五時間以上も働いておって、この人たちは社会保険の適用を一切受けてないわけですから、そういう人が四四%もおるという実情を
労働省が見過ごしておくというのは、
労働行政としては私は非常にこれは怠慢だと思う。ですから、
関係局ですね、婦人少年局、基準局、労政等々、職安も
関係すると思いますが、この次この
委員会で議論するときには、
労働行政として、こういう週三十五時間以上も働いているパート問題をどうするのか、ひとつ
関係局でよく御相談をした上で出向いてきてもらいたい。私は、なお細かくそのことについてはいろいろ議論を展開したい、きょうは中高年でありますから。
そういう意味で、まず私は、中高年の
雇用問題について、特にこういういま言った女子パートが多いところが非常に悪いということについて、これは
労働省はどういうふうにこれからするのかということについて、この前は必ずしもそうでないとおっしゃいましたが、現実はそうなんですから、まずそこをちょっとお聞かせください。非常に長時間パートの多いところにそういうのが多いわけですから。