○堀小
委員 ちょっともう一点あるのですが、実はこの
減税小委員会が
議長見解で設けられて、
各党それぞれ選任された者で
委員会が
運営されております。
そこで、いま時期とか額とかという話は、これは
検討の結果得なければならないものだ、こう思っておりますけれ
ども、この
減税小委員会が設けられた趣旨は、これはもう一遍ちょっと
議長見解を読みますと、
一、
所得税減税問題については、
国民の強い
要望を認識し、
諸般の
条件を整備して、今後できるだけ早い時期にこれを実現できるよう、
各党協調し、
誠意をもって、
最大限の
努力を払うこと。
一、このため五十七年度
予算成立をまって、直ちに
衆議院大蔵委員会に小
委員会を設置し、中長期的な
観点に立って、
所得税減税を行う場合における
税制の
改正並びに適切な
財源等について
検討を行うこと。
こういうことで設けられておりますので、これをこれから相当な時間にわたってみんなで真剣に、この中に盛られております中長期的な
観点で、
所得税減税を行う場合における
税制の
改正がいかにあるべきか、適切な
財源はあるか、いま
検討を私は
皆さんと御一緒に進めさせていただいておるのでありまして、ただ
検討を行ったらいいというのではなくて、前段の方で「
諸般の
条件を整備して、今後できるだけ早い時期にこれを実現できるよう、
各党協調し、
誠意をもって、
最大限の
努力を払う」、こうございますので、一応この小
委員会の目的というのは
減税を行うということ、時期と
内容は別ですが、
減税を行うということをもって主要な課題としておるという認識をお互いが一遍ここらで
確認をしていただかないと、延々とやったけれ
ども結局ゼロだったという話になりますと、これはどうも、私
どもも党を代表してこの場におりまして、大変むなしいことを長期にわたってやったということになりかねません。もちろん「
各党協調し」ですから、
財源についても協調できる範囲のことではありますけれ
ども。
ですから、いつ
減税をやるか、どういう
規模でやるか、あるいはどういう
内容でやるかという問題は、これから十分ひとつ協調して論議させていただきますが、
目標は少なくとも
各党協調して
減税が行えるようにするための
最大限の
努力を払うわけでございますので、そういう
確認ですね、
減税をやるという方向でみんなでひとつ
努力をするんだという
確認をお願いしておきたい、こんなふうに思いますが、いかがでしょうか。