○田中(昭)
委員 それじゃ、この問題はまた時期を見ましてお尋ねすることにしますが、
現状の中では、
夕張が再建されて、そして地元もそれを大変希望しておりますし、そういう
方向での
政府の援助をお願いをしておきます。
そこで、時間も余りございませんので、いろいろ申し上げたいことがございましたけれ
ども、最後にしたいと思いますが、残りました問題は、一つは
鉱害対策の問題等でございます。これをひとつ、私も産炭地におりますが、先ほどの
中西委員のお話もありましたように、現実はいろいろな
対策といいますか、補償といいますか、そういうものが遅々としてなかなか進まないという面もあるわけでございます。また、
鉱害そのものが、私たちの認識では、国が歴史の中で富国強兵といいますか、とにかく
産業第一でやってきたその当時の
産業廃棄物ではないか。ボタ山にしろ、惨めな姿でいま産炭地に残っておりますのを見ましても、そういう
産業廃棄物であれば当然、そのほか
鉱害等につきましても、
政府が責任を持ってこれはやらなければならない問題である、こういうふうに言わざるを得ないわけでございます。
それで、
石炭政策の中では事務局の方も大変一生懸命やっていただいておるのはわかるわけですけれ
ども、
わが国の資源のない中でのエネルギーということを考えますと、
石炭政策はひとつ要求するものはきちっと要求する、やれることはやるという確固たる信念を持たなければいけない。ですから、そういう意味から言えば、
石炭政策は本音でやってもらいたい。この問題については、いろいろな
鉱害またエネルギー問題については、与野党一致して超党派でこの
委員会等でも意見開陳また御意見等を聞いているわけでございますから、ぜひひとつそういう形で
政策を進めませんと、いいかげんなことではせっかくやったことが一〇〇%実らない、私はこういう感じを先日の参考人の話を聞いておりましても受けたわけでございます。本当に、最初に申し上げましたように、どんなりっぱな
政策でも実行できないようなものを掲げておって、そしてそれで適当にやればいいんだというようなことでは
石炭政策は失敗をする。参考人の意見の中にもありましたように、今度の第七次では、そういうことがあってはならない、いままでは生かさず殺さずで来たというようなことまで出ることも、残念ながらうかがえるような気持ちがするわけです。いままでも一生懸命やっていただいたと思いますけれ
ども、今後の
政策の進展についてはぜひひとつ確固たる信念を持って、こういう
生産についてはもう正味必ずやっていくということの御
所見を、そういうことに対する御
所見をお聞きして終わりたいと思います。よろしくお願いします。