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野口委員 時間のむだですから、こんなこといつまでも言いませんが、これは幾ら内部でそういう指導をしていても、外にある広告が「十五日から二十日まで」と書いてあったら、
国民の目から見れば威圧的にこの期間が
取り扱い期間でございますということを言っているのとちっとも変わらないのですよ。幾ら内部指導でそういうことをやっておっても、
郵便局が姿勢を変えて
サービスをしているよということにはならないじゃありませんか。むしろ
取り扱い時間を長くしまして皆さん方の
サービスに供しますという姿勢に変わったのなら、ああ変わったとお思いになるかもわからないけれ
ども、短くして、そして「十五日から二十日まで」ということを看板に出しておいて、内面的に私
どもは謙虚に、しかもお客様になるべくと考えていますなんて言ったって、それは通じませんよ。それは考え直していただかなければならぬと思います。ぜひともこれは御協議をいただきたい。あえて申し上げておきます。時間がありませんから繰り返しません。
そこで、二つ目の問題を申し上げます。
二つ目の問題は、新年の
配達の問題ですが、これは実はきょう、時間があれば少しく
議論をしたいと思いましたが、やめます。そして、一日に完全
配達をするというふうに御努力なされているその残りの
郵便物、その後到着した年賀はがきを一体どう取り扱うかということについて、私
どもも少し考えを持っておるわけで、いずれの機会にかこの問題について御協議をしたいと思っておりますが、それはまた後に譲りたいと思います。もちろん今年度は間に合いませんからやりません。
そこで、時間がございませんが、別の問題をもう一点だけ申し上げます。
一つは、
郵政省と組合との
関係、先ほ
どもちょっと同僚議員の阿部
先生がおっしゃいましたが、非常に
関係がよくなりまして、最近の省の労務管理姿勢の問題についても御努力いただいていることについて、私はその労を多といたします。ただ私は、長年労使
関係が険悪な
関係でありましたがために、その間におけるところの慣行だとかいろいろな施策が、私
どもの目から見ますとずいぶん停滞をしている、そういうような気がしてなりません。そこで、こういった好転を機会に省の方も改められて、人の管理といいますか、労務管理という問題の視点をいささか変えて、そして血の通った、思いやりのある労務管理といいますか、人事管理に改めていただきたい、こういうことを強く要望するものであります。
そこで、具体的な例を
一つ二つ申し上げましてお考え直しをいただきたいと思うのであります。
一つは、ことしの正月ですが、非常に豪雪がございまして、私
どもも豪雪地域でございます。そこで各局に見舞いに参りました。ところが、国鉄の方に参りましたときには、運輸
大臣並びに当該の管理
局長から、例年にない雪害で職員の皆さん御苦労さん、大変遅くまで仕事をしていただいてありがとう、鉄道を守るためにがんばってくれ、こういう掲示がなされておったわけでございます。ところが、
郵政省の職場に参りましたら、これは
大臣はおろか
郵政局長もお出しになっておらない、そういうような問題がございます。いままで
大臣とか
郵政局長の訓示というものは、ストライキをするなとか、職場集会なんかやめろとか、そんなことしか出ません。職員をほめるとかあるいはまた奨励をする、そういうような
大臣の通達とか訓示というようなものは余り職場に張り出されていない、こういう例もございます。だから、こういう問題については今後もあることだと思いますから、御
答弁は要りませんが、ぜひとも改めてやっていただきたいな、こういうことを申し上げておきます。
三つ目には、これは私がさる結婚式場で見聞をいたしました事実でございますが、結婚をいたしました三百七例、そのうち
郵政関係の職員が結婚をいたしましたのが十八例、
電電関係が二十一例、その他が二百六十八例でございました。それで、それらの
関係で上司の
方々、それぞれの職員の上司の
方々が結婚式に出席しておられる度合いを勘定いたしました。そうしますと、
郵政関係十八件中三件、
電電関係二十一件中十七件、その他の
関係二百六十八件中二百四十件、それが全部上司の方が結婚式に参列でございます。なぜ
郵政省の上司の方が結婚式に出ていないのか、いろいろなことを私
どもも考えてみました。そこで見ますと、小さな局ならいざ知らず、大きな局になったら
局長が、まずは一番初めに金の問題ですね、お祝いを出せないというわけです。そんなもの一人一人出していたらたまったものじゃない、おれのポケットマネーは全くパンクしてしまう、それで結婚式なんかとても呼んでもらえる
立場にないというような問題点がございました。
いろいろ考えてみますと、今日、血の通った労務管理といいますか、冠婚葬祭に対する管理者のこのごろの姿勢あるいはまたそのあり方というのは具体的にそういう事例が示しているとおりで、非常に冷たいものがございます。たまたま私の県でありましたことですから、これは地方によって違うかもわかりませんし、あるいはまた、たまたま私の
調査をした期間がこうだったのかもわかりませんけれ
ども、余りにも差があり過ぎるということでございます。
そこで、そういうようなことを見ておりましたら、たまたまこの間私の同僚である者が死亡いたしました。これは関東
電気通信局の
関係でございますが、
電電公社の職員で同僚でございまして、葬式に行きましたら、
郵政関係の職員の皆さん方でなくて
電電公社の
方々が多数御参列でございました。
郵政省の職員がたまたまそれと前後いたしまして死にましたので、同じく葬式に参りましたら、これまた冷たい仕打ちでございました。
そういうことに対するよそのところの
関係がどうなっているかということをお調べになっておられるかどうかわかりませんけれ
ども、少なくとも今日、私
どもが見る限りにおいてはそういう問題については非常に冷ややかであるということを言わざるを得ないと思います。この点についてもぜひともお改めをいただきたいということを――これは御
答弁は要りません。絶対やりますということにならなければうそですから、絶対やっていただきたいと思うので、考え直していただきたいと思います。
最後に
一つだけ申し上げますが、逓信記念日の問題でございます。
逓信記念日というのを創設されましてずいぶん長くなるわけでありまするけれ
ども、前島密
先生がいわゆる
郵便事業を始められてということで始まりまするわが愛する
郵政事業に対して、職員が
事業の創始
関係あるいは今日までの歴史
関係に思いをいたし、そして
事業に邁進しようという非常にいい試みだろうと思うのでありまして、こういうのを育てることについて決して私はやぶさかではないと思います。そしてまた、それをやらなければならぬと思っておりますが、いかなこと、やっておられることがみみっちいのであります。式典費と申しまして配算されておりますが、一人二十円、それから記念品として四十円、
大臣、この二十円と四十円をどのようにお使いになりますか。お答えいただきます。