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対馬孝且君 私は、いま言った再
質問できるとか時間の制限とか、これはやっぱりあなた直すと、こう言っているんだが、対話というのは一応代表
質問のようにしゃべった、回答しましたということじゃないでしょう。あなた安全、安全と言うけれ
ども、安全とは一体何ぞやというものも問題なんだよ。これも私五十一年にやっていますよ。安全とは――少なくとも当時の長官なりにいつもお答え願っていることは、安全とは少なくともやっぱり建物に対する
安全性、それから地盤に対する
安全性、あるいは環境に対する
安全性、そのほかに全体のものがあるでしょうと、こういうものを全体を含めてやっぱり安全が得られるというものが安全であって、何かあなたに言わせると、基本計画のような計画性のものだけが安全であって、あとは後でやるんだというような
意味に聞こえたんだけれ
ども、そういうものではないと思うのだな。安全とはいま私が言ったことだ、やっぱり。そういうものが解明されなきゃならないわけでしょう。
その
意味で私が言いたいことは、再
質問をする、まあそれ結構でしょう、そういうことをやるというのだから。それから時間帯だって十分とか頭から決めるべきじゃないということ、私が言っているのは。それから陳述人だってね、これはあったら原則的に受けていいんじゃないですか、これ。さっき言った、仮に百歩譲って四十三人、二日間やってまるまる全部聞いたって、それは二日間で全部できるじゃないですか。そういう原則的なものに、ぼくは一日に限定することないと思うんだな。そういう物のとらえ方するから、結局何か危なっかしいところにさわらせたくないというような、言うならばこれは印象にとられると思うのだよ、そういうことでなしに、やっぱり通産自身が積極的に、
公開ヒヤリング主催者側がそういう原点に立つなら、わざわざ何もこれ拒否をしたり、ピケを張って阻止をする何物もないでしょう、実際には、全部やれやれと、解明できるというのだったら。そういうことないからこれピケ張ったり参加しなかったり、最後にあなた方警察官を過剰介入させるということになるのであって、私は、そこら
あたりがいまやる方もそれから参加する方も含めて、これは批判をされているわけですから、まずその受け入れ側の方がやっぱり受け入れる条件をつくる必要がある。それにはあなたが言った再
質問は結構でしょう。それから時間的に十分のものは十五分にしようと、それはいいでしょう、私は。それが納得いくまでやっぱりできるということに再
質問はしないと、
国会答弁みたいに一回やって本
会議で終わりというようなそんなことでやったって、これ何も、それこそ再
質問にならぬのであってね。対話だから、対話とは何ぞやということだ。これは私も有澤さんにお会いしたことあるのだけれ
ども、発議したときのこれは有澤さんの会長、まあ私もエネルギー、
石炭もやっておったから、有澤さんと長いつき合いしておりますけれ
ども、この前もちょっと有澤さんとその話したことがある。それは当時
発想したのはあくまでも対話なんだと。だから、どうもやっぱり官僚ペースではなくて、
民間公聴会のように、北ガスでやったように、納得いくまでやっぱり応酬を交わしていくと、現に北ガスの場合そういうことをやったわけだ、あの
事故を起こして以来。それがやっぱり円満に解決したわけだ、決着をしたわけだ。だから私はそういうものだと思うのだな。ところが、それがどうも対話とおっしゃるならば、あなたが言う対話というのは対話ではなくて、ただ
公開ヒヤリングは既定の手続に従ってやりましたということでしょう。もう一歩突っ込んで聞くならば、たとえば地
質問題に対してわれわれ
住民が疑問を持ったにしても、これは
専門家でなければわからないよ、正直申し上げて。
〔副
主査退席、
主査着席〕
あるいはまた
環境アセスメントの問題だって、たとえば寒水に住む魚、それから温水に住む魚のプランクトンが違うというわけだ。これは私も、当時北大の安倍三史教授にお会いしていますから、四十五年私自身が、当時のこの主催さした主催者側のこれシンポジウムやった私は責任者だったから、全部聞いておりましたけれ
どもね、このときだってこれ言っているんですよ。そういう問題になれば、これはわれわれ素人がわかるわけないんだよ、はっきり申し上げて。やっぱり
専門家が、地質学者だとか、海洋の実際の魚の権威者とか、水産の権威者だとか、こういう方々が
住民にやっぱり委託を受けて、その代表を出して解明すると、それじゃ大丈夫かと、大丈夫ならいいじゃないかと、こういうことだって解明できるわけでしょう。このことは拒否されるわけだ。そういうことだって私は問題じゃないかと思うのだ、これはっきり申し上げて。だから地質学者の権威者を、いや私としてはこの
先生に聞いてもらいたいのだ。
対馬としては反対なんだが、この
先生に聞いてもらいたいと、あるいは安倍
先生に聞いてもらいたいと、このスケソウダラのプランクトンが実際に影響はないのか、温排水が出た場合にどうなるのだと、放射線を含んだ場合どうなるのだと、聞いてもらいたいのだ。それで安倍三史さんに、ひとつ私の代弁者として
公開ヒヤリングで聞いてくれないかと、こういったときにどうするんです。これはいまだめだと、こういうわけだ。ところがこれでは私は解明にならぬと思うのだ。やっぱり問題は、どうしたら
住民が持っていることを解明して――何ら言わない漁協の連中だって反対したわけじゃないんだよ。いま断固反対していますよ、いまは。それはやっぱりそういうことが解明されないから反対しているのだよ。ぼくはこの間も行ってきたんだ、一月の十七、十八日に。現に漁民と会っていますよ。そういうことを言うと、さっぱりこれは受け入れてくれない。だから
対馬さん、ぜひこれを
国会の場でひとつそういうやり方について直してくれないかと。私も柏崎傍聴に行ってきました、この漁民は、こう言っているのですよ。玄海灘へも行ってきましたよ、この漁民は。私もおととしの二月に玄海灘へ行ってきましたよ、私も。ところがそういう問題について、やっぱり本当に解明しようというのは、生きたものを生かしていくと、生の声をどういうふうに生かすかと、生の声を生かすのならば、地質学の権威者であるならば、地質学者に私の委託として代表で聞いてくれと、あるいは漁業問題でやるならば、至急その漁業問題の水産の権威者に聞いてもらいたい。これいいじゃないですか。そういうことで解明されて、
原発について
コンセンサスが得られることは結構なことだと思うのだよ、これどうなんですか。このことについて。