○
仲川幸男君 努力をしてください。
文部省と地教委の問題についてその権限
関係についてお尋ねいたしたいと思います。
私は、どうも
文部省と都道府県の
教育委員会、都道府県と市町村の
教育委員会との問題がいまの法律やいろいろなルールではうまくいかないのではないか。これは私も適当な機関にお願いをしてひとつこの問題を御
研究願いたいと思うのですが、早い話が、酒を飲んで交通違反を起こした
先生を、処分権は
県教委が持っているんでしょう。——後ろはうなずいているから、そういうふうに受け取っておきますが、それで持っておるところへまで上がってなかったということなんですよね、まず。まず上がってなかったということなんです。
これ
大臣に御
答弁いただく分でございますので。先般東京都がストをやった。どの
学校でどれだけやったかすぐ把握してくださいと
文部省へ言ったでしょう。何ぼたってもできなかったでしょう。最後の
お話が、それはなかなか都教委がありましてできにくいのです、
学校も報告をせぬのです、こういう
お話。中央をとっても大体それに似た話でございます。ここに私が言う酒飲んだ話、いろいろいま申し上げたような話を今後円滑な文部
行政をやっていこうとするなれば、この関所を崩しておかないと、私は本当の文部
行政が行われない、そしてアンバランスが起こる、こう思うのですが、その点についてどうするかと言っても大変むずかしい問題でございましょうが、そのことを痛切に感じておるのが私は
文部省だと思うんです。ある県は大変厳しいものになったり、ある県は申告もしないままに脱法行為がなされたり——それではならないと思いますので、ひとつそういう問題について今後
文部省がどういうふうに取り組んでいかれるのか。また、きょうこの文教をあずかる
委員会においても、本当に真摯な気持ちでいろいろな党派とかあらゆるものを超越してこの問題を一回洗い直さなければ、今度あたりでもこれが東大阪と大阪府の
教育委員会の密着したものがあったら、このことは未然に防げたんじゃないか。もう
一つ、それが
文部省へつながっておったら、せめていろいろな脱法行為については報告ぐらいは十分できるようにしなかったら、やりっ放し式ではないんですか、いま。やりっ放し式というのは、私が東京都のことを
調査をしてくださいと言ったそのことでも十分御承知がいただけると思うんです。ひとつ組織、法律、そういうものを含めて
考えなければ私は今後の文部
行政が空回りをするのではないか、
文部省で空回りをしておるんではないか、こう思います。
りっぱな
先生方も実はいっぱいおられるんですから、力強い信賞必罰を
教育の一本の柱に立てないと、そしていまの生徒
たちが、知育は別として、徳育というものは
先生方の後ろ姿で私は体に吸収をしておると思うんですよ。第二の小阪
中学の問題が起こりませんように、また
学校でその後ろ姿を学んでおる生徒
たちが、
校内暴力が起こる原因がこの事件になしとしないと思います。
最後に
大臣にこの
決意をお伺いをして質問を終わりたいと思うんですが、いまはやはり父母の願いというのは、国を愛して、家を愛して、そして家族も愛して、友人も愛して、そしてここで謙虚で勇気のある賢い
子供をつくりたい、これが親の願いの全部であります。特に最近、謙虚であってほしい謙虚であってほしい、こう言っておるわけです。謙虚というのは、やはり私は反省が起こってくるから謙虚であってほしいと言うのだと思うのです。一連の中で大きな傷でございますけれ
ども、大きな教訓としなければならないと思います。
先ほどから申しましたように、地教委との連絡も不十分で、きょう私が御質問申し上げたものも私が大方現地でとってきたものでございます。私は、やはり
文部省もこれだけの問題が起こってれば、大阪、東大阪と連絡をとって、現地へいまの状態では出ていけないというのが
文部省の苦しみであろうと思うんですよ。これがすぐに対応ができるような機構をつくってもらわなければならないと思います。恐らく
文部省も大阪から呼んで聞いたことであろうと思います。いま
文部省が現地に乗り込んでやったらいろいろな
批判が起こるのでしょう。
教育のいまの状態はそんなことではない。こういうことがこう大きなそれこそ歴史にないとおっしゃったそういう中で起きたのですが、これよりもっと小さいわからない山が、これに類するものがたくさん起こっておるとするなれば、その後ろ姿を見ながら
教育を受けておる
子供たちが、
校内暴力などは当然起こりますよ。ひとつ心して当たっていただきたいとお願いをいたしまして、
大臣の
答弁をいただいて私の質問を終わりたいと思います。