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大森昭君 具体的な話がないからこれ以上話は進められないんだけれ
ども、問題は、国会でこんな
議論しているだけで済むのならいいんです、国会で
議論しているだけで済むのなら。問題は、さっき冒頭、
貯金局長が言ったように働いているんです、毎日毎日。
郵便局の
外務員の諸君だとか
郵便局の窓口の
貯金の担当者とかというのは毎日働いている。そうすると、
募集手当は要らない、
外務員なんて減らした方がいい、
貯金なんか
伸びていてと、そうでしょう、あなたのさっきの言い分は。順調に
伸びているんだから
伸びなくたっていいんだと言ったらやらないですよ。私は、特に大変なことというのは、この
外務員の方々がやる気がなくなるというときに、もう一回とにかくふんどしを締め直して働いてくれと言ったってそうは人間いかないんです。機械ならある程度部品を取りかえれば加速度が高まったりなんかしますけれ
ども、人間の
士気というのはそういうものなんです。
だから、もっと
大蔵省の言い分なら言い分を明確にしてもらえばそれは対応のしようがあるわけです。あなたがさっき言うように、毎年毎年少し
増加しているんだから
増加しなくていいというのならそういう対応をすればいいんだよ。ところが、あなたの言っているのはそれだけじゃないようなことを言う。しかも
郵便局に働いている人——
銀行だって見てごらんなさい。きのう衆議院の
委員会で
銀行法が通ったでしょう。これは後でちょっと
質問しますが、土曜閉店がどういうかっこうで進んでいくかわかりませんが、大体
銀行というのは週休二日ができているんです、差し繰りの中で。わが
郵便局に働く
職員なんていうのは週休二日もヘチマもあったものじゃないんです。
だから、そういう働いている基盤も何も全部抜きにして——売る商品の
金利というのが高いか低いかでもって商品の価格が決まるんでしょう。
郵便局へ持っていけば
金利が少しよくなる、だから来るのでしょう。同じにしたら選択は自由だ、
預金者はどこへ行ったって。だから、働いている
内容、それからやっている業務の
内容の基盤が違っているにもかかわらず
金利だけを
一元化しようというなら、よほどの決意がなければ
大蔵省は言えないはずなんだ。たとえば
銀行に対して、
郵便局の人たちは週休二日もまだ実現していない、君たちは週休二日をやっている、もっと働かなければいかぬじゃないか、窓口だって
郵便局は四時までやっている、君たちは四時までやらなければいけない。逆に言えば、
郵便局の窓口を三時でやめればいいので、四時までやっていることないんだよ。だから、そういう
指摘をしながら、
問題点をやりながら、そこで
金利を——
金利の
一元化というのは売る物の商品を同一のものにするということでしょう。違うんですか。間違っていますか、私の言っているのは。