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坂倉藤吾君 予定区域には入っているようですが、その辺はきわめて問題があるというふうに私は言わざるを得ません。一部はかかっています。ところが、外へはみ出している
部分が多い、こういう話になれば、当然これは、権限外のことを
計画をし、
調査をし、そしてこれ
センター法でやろうとしている、こういう話、仮にそこになればという話になりますので、これはきわめて問題だというふうに
指摘をせざるを得ません。
私の持ち時間が来まして、あとこれ予定の半分も行ってないのです、実は、通告をしました大きな柱の。したがって、これでは私はこの
センター法案自体の評価がなかなかできません、正直申し上げまして。できることならば、御協議をいただいてお時間をちょうだいをいたしたいと思いますし、それから、後もらえないとこれ大変なんで物を言っておきますが、ともあれ、この
センター法が
提出をされまして、
審議経過の中で、先ほ
ども確認できましたけれ
ども、
減量化、リサイクル化、資源を有効に使おうという
立場のものはきわめて基本である、これはもう第一の認識で、私は彼我意見の不一致はない、こういうふうに思うんですね。
それから二つ目の問題は、私きょう触れませんでしたけれ
ども、少なくとも
廃棄物、特に産業
廃棄物等、あるいは重金属だとか有害物質等を含む可能性のあるもの、これは下水汚泥も入ります。これらのものを一カ所に大きく集中するということについてはきわめて問題ありと。むしろこれは分散をしまして、あるいは産業
廃棄物等については、この法律で、いままでも原則的に決められておりますように、まずみずからがきちっと
処理をするということを徹底をしていく、こういうことがなければならぬだろう。そういうことを
前提にしていきますと、せっかく大変な金額を使って
調査をされてまいりましたけれ
ども、大きな修正をせざるを得ないだろう、
データの修正を、こういうふうに思うんです。
したがって、これから、先ほど
提起をしましたような
国民運動を展開していこうとすれば、その運動の効果というのがいつごろからあらわれてくるのか、あるいは、あらわれてきたときにどれほどの
減量化というのがいけるのか。これは先回の
運輸委員会で田先生も
指摘をされておりましたように、それぞれでやっぱり真剣に
試算をされている、こういうことからいえば、
廃棄物を出してくる量、基本的にはその量自体が修正をされていかなきゃならぬだろう。そうなってまいりますと、いま
センター法で附属的に出されておりますような大きな、八百あるいは千二百というような
埋立地が果たして必要なのかどうなのか。港湾施設として必要なら必要でいいんですよ、そのことを私は否定しているんじゃない。しかし、
廃棄物処理としてそれだけのものが必要なのかどうかというものは、
運輸省にしても
厚生省にしても
データ修正を明確にしなきゃならぬ、これが私は、この
審議を通じての結論であろうというふうに思うんですよ。
したがって、そういう意味から言えば、あえてこの期間中に私は
センター法を、強行してというと語弊があるんですが、それぞれの
審議割り振った
部分だけ消化したからこれでよろしいじゃないかというものじゃなくって、むしろこれは、次の国会に送ってでも私は
国民に
減量化に対するやっぱりキャンペーンを張る、そして、それらの総合的なものができて修正をされて初めて
センター法も納得をしていけるという筋合いのものになるんじゃないんだろうかというふうに実は
考えておるわけでありまして、その辺はぜひ
大臣、政治的な配慮というものをこの
センター法案に絡んでぜひしていただきたいと思うんです。
きょう予定しておりましたあと五つの問題というのは、たとえば
埋め立て量が、
東京や
大阪で現に
計画をされている、
計画をされているけれ
ども、料金の安い方へ流れていったり、やみの方が安いからやみの方へ行ったりして、特に産業
廃棄物等は
計画量だけ、それの二分の一も三分の一も、もっと低いんですね、私
データ持っておりますが。
計画量どおり絶対入ってこないんです。
これは料金の問題もあります。
輸送コストの問題もあります。しかも極端な話をいたしますと、
大阪なんかではあらわれておりますように、ある
廃棄物を出す工場から
輸送業者が持ってくるのは、いわゆるトン三千円、それから
埋め立て処分場へ持っていってこれ渡すのがトン三千円。そうしますと、
輸送業者というのは一体どこで飯食っているんだろう。いわゆる
輸送をする車を持って、そうして出す方はトン三千円でもらってきて受けとめておる。トン三千円の手数料というのは、
埋立地で
処分をしてもらうのに、投棄をしてもらうのに払わなきゃならぬ。そうすると、油をたいて車を持って人を使って、一体どこで生活をしているんだろう、こういう不思議なことが現実に起こっているんです。
そういう問題を私全部きょうやろうと思ったんです。ところが時間がありません。大変基本的な問題なんです、これは。そういうような問題を残しておりますので、ぜひひとつ御協議をいただかなけりゃなりませんし、
法案の取り扱いについてもぜひひとつ慎重にしていただきますようにお願いをして、時間が来ていますから、私は一応終わらしてもらいたいと思います。