○
安恒良一君 これは意見の違いで、私はなるほど所掌
事務の
大半は
厚生大臣であることを認めるわけです。しかし、いまも答弁が何回もありましたように、これはやっぱり
自治大臣と
相談をしてという事項がかなり出てくるわけです。それから、きょう私は環境汚染をやってませんけれども、環境汚染をやれば環境庁と、ものすごく出てくるんですよ、これを遂行するに当たっては。ですから、そのことをやっぱり私は、いまあなたたちは法律出しておって、なわ張りが二つだから、またほかのなわ張りが入ってきたらかなわぬという気もわかりますけれども、私は縦割り
行政の悪さよりも、やはり関係
大臣が何人かお寄りになって横に連携とってやられた方がいいと思います。そうでなくても日本の官僚というのは縦割り
行政ですから。ぜひ、これは意見として申し上げておきます。御検討願いたいと思います。その方が、私ども
実態を
調査すればするほどいいように思います。
そこで、前段の
地方自治体の協議は十分やるということ、これは
大阪にも参りました。それから知事と市長に会ったら、どこも率直なこと言って捨て場に困っていることは事実なんですよ。だから、捨て場つくられることはいいと。いいが、本来
地方自治体固有の義務であったところに国がしゃしゃり出てきて、何かえらい権限持つんじゃないだろうか。権限だけ持ってお金は出さぬのじゃないだろうか、これが一番心配なんですよ、ざっくばらんなこと言って。権限は取られるわ、お金はよけい出さされる、これならおれたちだけでやった方がいいよというのが知事さんであり市長さんの考えなんですよ。おれたちだけでやった方がいいと。何も国にしゃしゃり出てもらわなくてもいいというのが、私は口が悪いからわかりやすく言いますと。知事や市長はそんな下品なお言葉は使われませんよ、なかなかりっぱな御表現されますけれども、わかりやすく翻訳しますとそういうことなんですから、その
意味から言いますと、私はぜひともそういうことにならぬようにしてもらいたいと思うんですね。しゃしゃり出て権限だけ持って、金はおまえたちで出せということにならぬように。
そこで、その点についてちょっとお聞きしますが、第一点は、このセンターの行う
事務費が膨大になりまして、これは港湾管理者、地方公共個体が適切な負担をするということになってます。それからまた、ごみを搬入するところに持ってもらうと、こうなっているんですが、そして先行きは土地を整備するとか、そして土地の整備費用その他は土地の売却によってうまくやると、収支とんとんにやると、こういうお考えのようですね、これは。ところが、将来私は、そんな
計画どおりうまく土地の整備費用が浮いたり土地を売却することによってとんとんになるだろうかという心配があるわけです。埋め立ての
やり方いかんによれば使いものに十分ならない土地ができ上がる場合もある。というのは、何も埋め立て
方法が悪いと言っているんじゃない。中に捨てられるものによってはこれは違ってくるわけですから。そういう場合に、実は土地をつくったがなかなか土地はうまく売れないとか、もしくは自分たちが思っていたとおり売れがたいというときになったら、今度はまたそのしわ寄せが
地方自治体にいったんじゃかなわぬわけですが、そのことはありませんでしょうね。そういうことはしないと、きちっとそういう場合には国がしかるべき処置をするというお考えをお持ちなのかどうか、このことをまず一点聞きます。
それからその次には、
大臣がおっしゃいましたように、私もこの法律を勉強さしてもらいますと、かなり
政令、省令事項がセンター法の中に入っているんですよね。これは私は悪い癖だと思うんですが、法律だけうまく立てて組織法通しておいて、後は自分たちだけで、まあそれは
地方自治体の意見を聞いて決められるんでしょうが、やってしまうという
やり方は私はよくないと思います。
そこで、きょうは無理だと思いますから、この
法案審議中に、センター法の中で省令、
政令事項について具体的なお考えをお持ちだと思います。それをひとつ各
委員に出してもらいたい。その中で私たちは検討して、これはやっぱりなるほどおっしゃるとおりにこれは省令の方がいいじゃないか、これは
政令の方がいいじゃないかと、しかしこれは法律事項に入れてほしいと、この法律をまとめるに当たってこういう意見を申し上げなきゃなりません。ですから、そのことをぜひ、きょうは無理だと思いますが、
大臣ひとつその
考え方を各
委員にお示しを、ぜひ
法案審議中にお願いをしたい、こう思います。
以上二つの点についてひとつお答えをお願いをしたいと思うんです。